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紅夏

作者: 蒼山詩乃

灯篭の明かりがぼんやりと

映し出されて階段を上る

夢から醒めないまま

泡沫の記憶を呼び続けるまま


愛した言葉で終わりを結ぶまま

零れた水の音はまだ消えないのか

汚れた言葉で終わりを解くまま

かき消された叫びはどこへ向かうのか


今、眠りにつこう


赤く燃える空を眺めて行け

潮垂れた姿を見せることなく

夢から醒めてもなお

この景色は私を掴んでゆく


置いてかないで、私を連れてって

まだセミの鳴き声は続いている

そして夜は包みこむばかり

全てを終わらせていった


咲き乱れた葵の花は

消えてゆく人々を映し出す

溺れるように、眼を閉じるように

少しずつ土へと還るだけなのか


まだ終わりはしない現の夢

それでもここで息をしている

手を伸ばせば届く距離は

限られたものしかないけれど


夕暮れの空

雲はたなびいて少しずつちぎれてしまう

私のこの感情も

そうなってしまうのかな


蝉時雨の夜は静かで

ただそこにいることを知らせてくれる

終わりも始まりも

何度も繰り返される


赤く揺らめく空を眺めて

それでも終わりを望むことなく

夢から醒めたまま

涙をこぼしていく


まだ生きていこう


途中から頭ふらふらで書きました。今回は滅茶苦茶時間かけて書きました。それでもこのクオリティです。すいません。

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― 新着の感想 ―
[良い点] とても、ゆっくりとした文字で 重みがありました。 自分の中にある、今にも消えそうな想いへ 相応しい言葉を括り付けようと 頑張っていたのでしょうか? [一言] こんにちは お久しぶりです♪…
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