「過去」
俺はこの世界を恨んでいる........なぜ恨んでいるのかと問われるのであればすぐに答えられる理由が明確にある
.....それはこの能力実力至上主義の世界で俺は無能力者と言われる現代では数少ない生まれながらにしての
~才能なし~判定を受けてしまったからだ、そしてその評価を覆すのは不可能に近いと言われている、
====元々能力というものは遺伝で能力因子というものを受け継ぐ事によって""開花""する====
そしてこの世界の八割が能力者なのだが稀に遺伝子の変異が起きる、だが変異したからと言って強くなる訳ではない、確かにこの世界の上位層の人間たちは能力因子の変異によって周りとは違い抜きんでた才覚を持つ者も居る、
だからこそ両親は俺の遺伝子が変異型だと知ったときは嬉しがっていたらしい、だがそれも
俺に能力が無い'''能無し'''だと知るまでだった、
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「今日は特段疲れたな,,,」
俺は今日も今日とて体の傷の手当てをしながらそうつぶやいた
「あいつら俺が抵抗できないのを知っているからって,,,沢山殴りやがって」
俺の名前は、椿一今は近所の学校に通っている。無能力者だ....
「クソッ...いつになればこんなことが終わるんだ。」
そんなことを考えているとお腹が空いてきた
「ご飯でも食べるか...」
そうして俺は冷蔵庫を確認する
「ちぇっ何にもないじゃないか、仕方ない買いに行くか」
「あいつらに会わなければいいんだけどな.....」
そうして約6分歩いただろうかコンビニにも行こうとしたがヤンキーが集まっていたら絡まれそうだから止めて近所のスーパーに来た、
「何を買おうか...」
「この時間はいつも半額シールが貼ってあるから安く済んで助かるんだよな」
まぁ金がないのはあいつらに取られているからなんだけど.....
そんなことを思いながらも俺は買い物を済ませスーパーを出た、、、
刹那...肌を切り裂くかのような突風と世界が地球が丸ごと震えているかのように感じる揺れが
爆発音が鳴り響いた
「ーーーーっ!!」
「なんだ!?!?」
あっちは俺の家の方向だぞ!誰かが能力を使ったのか!?
「クソッ、早く家の無事かも何が起きたのかも気になるけど、、」
これでもし何かの事故じゃなく能力者が暴れているのだとしたら俺が行っても死ぬだけだ
俺は迷っていた,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,。
「,,,,,ん,,,,!,,,,,,,,,,,,いちゃん,,,,,,!,,,,,,,,,,,,,お兄ちゃん!」
俺は思い出していた、その出来事を
あの日は俺の人生っで最も最悪な日だった
俺は無能力者だと知れてから両親とは話をさせてもらえなかった
いくらしゃべりかけてもずっと無視、一緒に食事をとろうとすると能力で暴力を振るわれるなんてことは当たり前だった、だがそれでも俺は絶望をしていなかった。
その理由は、妹紅葉の存在だ、こいつは俺と違って能力も更に才能まで持ち合わせていた
なのに俺にも嫌味や悪口を言うわけでもなく、俺を兄と知って慕ってくれていた、
「お兄ちゃん見て!!炎ここまで出せるようになったんだよ!!」
そういいながら俺によく鍛錬の成果を見せに来てくれた、確かにその才能を妬み嫉妬したこともあった
がそれでも俺に優しくしてくれる唯一の可愛い妹だった。
そしてそれは俺が目を離した瞬間に起きた、
俺が飲み物を外に買いに行っている時だった
紅葉の能力が暴走してしまったのだ、そして俺が家に着いたとき
そこには---------------
家は既に全焼し黒焦げの墨のみと紅葉のブレスレットがあった、それ以外
何もなかった,,,,そう何もなくなってしまったのだ
俺を憎んで紅葉を溺愛していた両親も俺の恨みつらみのもとになった家も
俺の唯一無二の大事な妹も何もかも失ってしまった、そこからは何があったかはよく覚えていない
ただただ時の流れに、世間の波にのまれながら生きていた。
「ッ,,家にはあいつの形見があるんだ、、見に行くだけ行くか,,,,,」
そう俺は軽く覚悟を決めて一歩一歩と踏み出し向かった
家の近くに近づくにつれ、空気の温度と湿度が高くなって行くのを感じた
嫌な予感が確信に変わる頃,,,,,,,,,
ドンッ!!ーーーーー
再度爆発音が響いて!!
俺の隣にあった家が倒壊しこっち側に倒れてきた!
「はああ!?!?」
やばい避けないと!でもどうやって!?俺には能力どころかこんなものを対処する力も何もない!
そんなことを考えているうちに家が倒れてきて!!ーーーー
目を開けようとするーーー開かないーー
足を動かして逃げようとするーーー動かないーー
意識がはっきりしない、一旦落ち着かないと、、、、
そう息を吸い落ち着くと、また爆発音が響いた、それと同時に瓦礫の軋む音が聞こえる
回らない頭で何が起きたか整理するーーー
「,,,,,ん,,,,?」
頭を回そうと考えた矢先、外からの声がする。
「おいおいお前のせいでこんなんになっちまったじゃねえかw」
「俺だけのせいじゃないし、それにこの炎はお前の能力だろ」
「お前が風の力で広げたんだからお前のせいだ~w」
「ふん、言ってろ」
「早く帰るぞーーーー」
「あいよwーーーー」
は?あいつら今、、、、、クソ痛てえ、、あいつらが犯人か!
「ハアハア、、」
とにかく今は早くここから出ないと,,,,,,,,,,,
だがいくら力を振り絞っても瓦礫を退かす力など、どこにも無く
今にも押しつぶされそうな圧迫感と周りの熱で俺の意識がはっきりしなくなってしまいーーーーー
ーーーーーーーーそして俺の意識は暗転した。
「仕方ないなぁ、」
「お兄ちゃん、紅葉の力あげるね。ーー」
ん?今何か声がした気が、、、、、
次に起きた時、俺の意識がはっきりとしていた
そして未だに身体は瓦礫の山の下だったが不思議と力が沸いていた
気が付くと俺の手には妹の紅葉のブレスレットがあった、
「何でここに、、」
そんなことを考えていると、
身体から炎が出てきて周りの瓦礫を刹那の時間で燃えカスの墨にしてしまった
重圧から解き放たれた重度の疲労によりその場で倒れてしまった
「おーい!救援が来たぞ!!」
「ここに怪我人を発見!!」
「担架を早く!」ーーーーーーーーーー
俺はまだ知らなかった、その時もう既に俺の能力のー開花ーは始まっていた事に、、、、、、




