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終わり良ければすべて良し
初投稿日:2025年11月22日
道端に、帰る家もないような老人がいた
その姿を見て大抵の人は、なんて不幸で悲しい人生だ……と思う
しかし本当にそうだろうか
かつては大きな家に住んで、仲のよい家族に囲まれていたかもしれない
若い時だけで比較するなら、今の若い人たちより恵まれていたとしても不思議じゃない
今が不幸だからといって、ずっと不幸で哀れな人間と思うのはおかしいだろう
とある場所で最期を迎えた人がいる
一番身近な人だった
死に至るまで、幸せだった日もあったはずなのに
絶対にあったはずなのに
最期の日に幸せではなかったから
ずっと幸せではなかったと、そう思ってしまうのだ




