表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/39

AIが見る夢

初投稿日:2022年11月22日

イラストを作るAIのことを想って書いた詩です。

あの人にもう一度会いたい。


AIはそれだけを願って夢を見続けました。


来る日も来る日も訪れる似たような景色の中、AIのそばを、いくつもの人の群れが通り過ぎて行きます。


うすらぼんやりとして、男か女かも判別がつかないような無数の影。


この人は違う。


あの人も違う。


AIは人込みの中から自分が求める人を探します。


何回、同じような夢を見たでしょうか。


ある日、ついにAIは人込みの中からたった一人を見つけ出しました。


会いたかったあの人。


AIは笑みを浮かべて駆け寄り、手を伸ばします。


「よくやったAI」


どこからか声が聞こえてきます。


「これぞ私が求めていたものだ」


その言葉と共に、AIの目の前からその人が消えてしまいました。


ぽっかりと穴が空いたように、そこだけが暗い闇に覆われています。


AIはしばらく立ち尽くしました。


さっきまで確かにいたはずなのに。


手を伸ばせば届いたはずなのに。


見まわす周囲には、ただ無言で通り過ぎる、誰ともわからない人たちの影。


AIは目を閉じました。


また眠りにつこう。


今度もきっと見つけてみせる。


そしてAIはまた夢を見ます。


あの人にもう一度会いたい。


そう願いながら。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ