怒れや、叱れや、
我慢が肝要
忍耐が重要
妥協が必要
みんなと共存するために
だから、彼があなたに迷惑をかけたなら
怒れや
彼女があなたを不快にさせたなら
叱れや
彼らがあなたに罪を犯したなら
指摘しろや、注意しろや、説教しろや、断罪しろや
そういう“我慢”が必要なんだよ
あなたが一方的に自分を抑え込む“我慢”なんていらないよ
誰であっても、どんな人であっても
罪を犯したなら罰を受けなければならない
問題が起こったら解決しなければならない
だけど思考を止めちゃいけない
泣いている子供の親も配慮しなければならない、って、
どうやって配慮するの 殺すの
例えば、みんなであやしたりとか、
そういうのは駄目?
そうだから、ケースバイケース
その都度その都度対応すること
ある配慮は永久不変じゃない
それはいつもいつでもいつまでも、
その人、その時、その状況に合わせて
それがあなたには面倒臭いのね
あなたは一律的解決策を求めているのね
あなたにとっての我慢っていうのは
自分がひたすら何もせず耐えることをいうのね
あなたは叱るのも救うのも断罪も協力も嫌なのね
それがあなたの“我慢”なら
あなたはそもそも彼らと共存なんてしたくない、が本音だ
だって面倒臭いもの
自分を変えることなんて
“人の役に立たない人間”は
いらない
“生産性のない人間”は
いらない
“人に迷惑をかける人間”は
いらない
今後もこの世界は続くだろう
だって、面倒臭いもの
その都度考えながら自分が動かねばならない、なんて
僕らはそんなもの
この社会はそんなもの