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魔王対何かの戦い

うどん人とラーメン人の戦い

作者: 蟹地獄

うどんの国とラーメンの国の国境。

睨み合う二人。

うどんの国の住民とラーメンの国の住民。

戦いが始まる。


うどん人「お前のスープは濃すぎて心がこもってないぜ!うどんの優しさを見せてやる!」


ラーメン人「何を言う、うどんなんてただの小麦の束だ!俺のスープは深い味わい、まさに芸術だ!」


両者一歩も譲らない。

ラウンドワンは引き分けた。


そしてうどん人は太いうどんを持ち上げた。

「このコシを見ろ!噛むたびに広がる旨味、これが本物の食べ物だ!」


ラーメン人もスープをかき混ぜた。

「このラーメンのスープの香りを嗅いでみろよ!チャーシュー、メンマ、ネギ、全てが調和している。これがラーメンの力だ!」


またしても引き分けた。


しかしそれにキレたうどん人がついにラーメン人に向かって手を上げる。

「もう言葉なんてどうでもいい!うどんの弾幕、受けてみろ!」

なんとうどんを投げつけた。

ラーメン人の顔にうどんが張り付く。。

「うっ!なんかうめぇな!」


しかしラーメン人も生来の負けず嫌いだ。

うどん人にラーメンをぶっかける。

「スープの波動、これでお前のコシを打ち砕いてやる!」

うどん人の顔にブワーッとラーメンのスープの香りが広がる。

「くそ~う。良い香りじゃねーか。」


3ラウンドめも引き分けた。


そしてとうとう両者の疲労が限界を越えた時、うどん人が呟いた。

「うどんが一番だが…ラーメンも悪くないな…」


ラーメン人も呟く。

「俺も認める。ラーメンにはラーメンの良さがある。しかしお前のうどんも確かに美味い。」


ついに両者は握手をし、お互いにハニかんだ。。。


うどん人が言う。

「どうだ、一緒に食べ比べしてみないか?」


ラーメン人ま言う。

「いい提案だ!そしてこれからは共にうどんとラーメンの美味しさを世界に広めようではないか!」


「エイエイオーッ!」


っていうことでこののち、うどんの国とラーメンの国にはうどんとラーメンが広がっていくのであった。

めでたしめでたし。


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