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番外編・勇者へインタビュー

 いつもお世話になっています。筆者のLUCAです。


 今回は番外編として、電源オフの間に勇者役のまさとしくんへインタビューを行っていこうと思います。


 なぜ冒険に行こうと思ったのか、幼馴染のゆかりちゃんをどう想っているかなど、ゲームの世界に関することからプライベートなことまで色々聞き出そうと思います。 


 いざ、ゆかん。


 LUCA(以下、ル)「本日は電源オフの間しかプライベートが許されない中インタビューを受けていただき、ありがとうございます」


 勇者まさとし(以下、ま)「貴重な時間なんですから、早めに終わらせるようお願いしますよ?」


 ル「まぁまぁ、そう言わずに。よろしくお願いしますね。ではまず、なぜ冒険に出ることになったのですか? ちなみに「あなたがこの作品を書き出したから仕方無く」とかはやめてくださいね」


 ま「……。勇者の家系だからです……。なんか、物心ついたときに母親から「お前は勇者の血を引く者だ」と呪文のように言い聞かせられてきました。寝る前に読んでくれる童話よりも多かった気がしますね」


 ル「すごいですね! 勇者の血を引くなんてカッコ良いです! あなたはいつ頃から自分は勇者なのだと自覚し始めたんですか?」


 ま「自覚もなにも、勇者なんて何すればいいか分からなかったし、とりあえず18くらいになったら冒険に出るんだなと漠然と思ってたくらいです。本当はスポーツ選手にでもなりたかったし。勝手に勇者にされて迷惑な話だよ」


 ル「口が悪いな君。あくまで冷静に答えてくださいね。では、あなたの得意武器はなんですか?」


 ま「……棍棒だよ。勇者が棍棒で。あなたがもっと良い武器を持たせるように書いてくれたら「剣」とか言えるのに、なんでダンジョンをクリアして次の村に行っても未だに棍棒なんだの。ださいわ」


 ル「うん、一回黙ろうか。こっちにはこっちの都合があるんだよ……。それともなにか? 武器無しでそこらへん歩かせてやろうか? お?」


 ま「あ? なんでてめー! やるか? お?」


 ル「……落ち着けよ。次行くぞ。あなたは幼馴染のゆかりちゃんのことをどう想っていますか?」


 ま「なんとも想ってねぇ、ただの幼馴染だよ。それ以上でも以下でもねぇよ」 


 ル「そう言ってる割にはあなた、第4話「ダンジョンにて」の最初の方で、ゆかりちゃんをめちゃくちゃ気遣ってるじゃない。何ちょっといい男ぶってんのさ!(笑)」


 ま「それはてめーがそう書いたからだろうが! なにちょっと半笑いでバカにしてんだ! やんのか? お?」


 ル「そんな態度でいいのかね? まさとしくん。私がその気になれば、君を全裸で冒険させることだってできるのだよ……?」


 ま「言わしておけば、てめーは! そもそもお前の発想の中に俺たちがいなけりゃこの作品書けなかったんだからな! 感謝しろよバカ!」


 ル「バカ? バカとはなんだ貴様! 貴様が持ってる棍棒を丸めた新聞紙に変えてもいいんだぞ!」


 ま「そんなもん、すぐぐにゃりってなって終わりじゃねーか! ふざけんな! お前んちのテレビの画面にダーツの矢投げつけるぞ!」


 ル「なんだと! やんのかこら!」


 ピロリーン


 ま「ちっ、ゲームが始まったか。覚えとけよ!」


 ル「作品だから仕方無くお前をいいように書くけど、この件は忘れねーからな!」


 ……。えー、大変お見苦しい所をお見せしてしまいましたね。インタビューいかがだったでしょうか? 今後も勇者まさとしくんをはじめ、ゲームの中のキャラクターが電源オフの世界でどんなお話をしているのか、お楽しみいただけると幸いでございます。ではまた。

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