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【完結】夢の中でゲームをしたら歴史改変していた  作者: よぎそーと
本編

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52/70

52回目 冷戦下でやっていく事

 現実の冷戦でもそうであったように。

 軍隊は動かないが、諜報活動や裏工作などは盛んだ。

 それはゲーム内でも同じだ。

 国内の不穏分子は排除し。

 敵側に自分の勢力を送り込み、作り出す。



 市民団体や報道機関を使って情報操作を施し。

 可能な限り相手の動きや発展を阻害する。



 そして、相手の情報は技術・知識を盗み出し。

 自分達の方で活用する。



 こんな事が活発になっていく。

 表だって戦わないだけで、目に見えない所での活動は熾烈なものだ。

 下手すれば、それだけで政府の転覆が可能なくらいだ。

 手を抜くわけにはいかない。

 守るにしても、攻めるにしても。



 幸い、金はたっぷりある。

 研究も進んでいる。

 相手がアメリカと言えども、まだ日本の方が大きく差を付けて前を走ってる。

 この状態を維持し続ける事が出来れば、遠からずアメリカを凌駕する事が出来る。



 ただ、日本がそうしてるように。

 アメリカ・イギリスだって日本の国力低下を狙っている。

 その為にも、勢力圏の分断をはかってくる。

 これをどうにかして阻止せねばならない。



 日本の強さは、日本単体でのものではない。

 日本を含めた諸国全体の強さだ。

 これがあるから日本は二度の世界大戦を戦い抜けた。



 一国だけの生産力ではどうにもならなかった。

 各国との繋がり、経済を含めた総合力で戦い抜いた。

 これが無ければ、とっくに潰えていただろう。



 特に友好国であるオーストリアとトルコは外せない。

 彼らがいなかったら、日本は第一次世界大戦も第二次世界大戦も勝てなかっただろう。

 その二国は現在、大国の一角を担っている。

 ヨーロッパ・中東の二カ所の押さえとして今後も期待したい。

 また、エチオピアの後援にも回ってもらいたい。



 日本一国だけでは手が回らない。他の国にも出来る事はしてもらう。

 その間に日本は研究開発などを進めていく。

 また、他国では生産できないものを作り出していく。



 兵器ほど目立ちはしないが、工作機械などを作っていく。

 これで各国の生産力をあげていく。

 元植民地で産業基盤のない国や地域にはこういったものも必要になる。

 これらを扱う人間を育てる為に、学問所などの設置もしていく。

 やることは結局変わらない。

 ある程度自力で成長できるようになるまでは、日本が援助をしていく。



 その中でも研究開発は日本が単独首位に立っている。

 他に代われる者もいない。

 日本が主導でやっていくしかなかった。



 自然と役割分担が発生していく。

 日本は最先端の研究開発を。

 それによってより効率的な生産設備を作り出す。

 工作機械などの補助的な道具も作っていく。

 他国にこれを売る。

 売って得た金で更に研究開発を進める。



 他国は日本から購入した施設や器具で生産性をあげる。

 それにより生産力や経済力をあげる。

 そうして稼いだ金で日本から新たな研究成果を買う。

 また、日本に資源を売る。



 日本が研究部門。

 他国が生産担当と言ったところか。

 設計図を日本が作り。

 その設計図に沿って、他の国が作り出していく。

 そういう関係が出来上がってきている。



 それを継続させていく。

 また、研究開発をあえて止めて。

 まだ発展してない地域に投資していく。

 今はインドやインドネシアなどがその対象だ。

 この地域が発展して稼ぐようになれば、元は取れるようになる。

 そうなれば、より大きな研究資金を得ることが出来るようになる。

 急がば回れだ。



 特に、どうしても介入せねばならない所がある。

 現在はトルコの勢力下にあるイランとサウジアラビア。

 既にトルコのものとなってるバクー油田も含め、この地域の石油開発を進めねばならない。

 また、大型タンカーによる海上輸送も続けるが。

 大陸内に通じる石油の油送管も設置していく。

 これにより、海上輸送が遮られても、日本まで石油が届くようにしていく。

 もちろん、途中に有る各国にも届くようにしていく。



 消費が増大する石油は早めに確保せねばならない。

 なので、ここは他国に介入する形になっても、開発を進めていく。

 その分、トルコには相応の金を支払っていく事になるが。

 得られるものの大きさを考えれば安いものだ。

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