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1回目 夢の中でまで見たゲーム

 読む前にこちらを。

 これに納得できてから読み進めていってくれ。


小説に科学や学説などを求めてどうすんの?

https://ncode.syosetu.com/n8855ez/


SFにしろ時代劇にしろ、考証などいらないだろ

https://ncode.syosetu.com/n8864ez/

「……これは?」

 広沢ススムは思わず声をもらした。

 目の前にあるものを見て。

 暗い空間にぽつんと置いてある机とパソコン。

 そこには見慣れた画面が開かれている。



『指導者の意思』

 歴史を扱った戦略ゲームだ。

 ススムが好んでやってるゲームである。

 歴史のある時期を取り扱い、その間に自分が担当する国を成長させていく。

 最終的には世界征服なり、連盟の盟主なり。

 そういった状態になれば勝利となる。



 それが暗闇の中のこんなところに置かれているのか。

 全く分からない。

 ただ、なんとなく思うのだ。

「夢の中でまでか……」

 自分が寝ているであろうことを。



 明晰夢というものがある。

 今の状態が夢を見てると分かっていて見る夢だという。

 今のススムはそういう状態にあるのだろう。

 つまり、

「夢の中でまでこのゲームをやろうとしてるとは」

という事になる。



 我ながら業が深いとススムも思う。

 しかし、好きなものは好きなんだからしょうがない。

 何度も遊び、遊び尽くしてなおまた遊ぶくらいに。

 もう遊べる国は全て遊び倒した。

 大国から弱小国まで。

 世界征服から連盟締結まで。

 出来る事は何でもした。



 そのせいなのだろうと思った。

 夢にまで見るというのは。

 しかし、そんな自分に呆れてもやることはやる。

「まあ、せっかくだ」

 散々遊び尽くしたが、これも一興と思い、パソコンの前に座る。

「さーて、がんばるぞ」

 気合いを入れてゲームを開始していく。

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