Ep,8限界
お久しぶりです……
だんだん体調を崩しつつゆっくりとかいています……
さて……早速本編をどうぞ
どれ程の時間がたったのだろうか。
なにがあったのか、よく覚えてない。
たしか…あいつに教われそうになって………
あれ?
そのあとどうなったんだっけ?
目を開ける。
目に写るのは見覚えのある部屋の天井。
見慣れた自室である。
[あ…れ…?]
襲われたのなら、こんなところにいるはずがない…
なんでここにいるんだろう? そんな疑問が頭に浮かぶ。
[うぅぅ………]
酷い頭痛と若干の眩暈がする。
ゆっくりと階段を下り、リビングに向かった。
足がとにかく重い。
[あら、起きたなら教えてよ!]
母だ。
こんな状況で教えられるなら教えてると思う。
母は水枕を用意していた。
ペニンシュラ型(アイランドキッチンと少し違う感じ)のキッチンだから、キッチンからリビングがよく見える。
[リクくんから聞いたわよ、熱中症でぐったりしてたのをリク君が頑張ってつれてきてくれたのよ?]
[え………]
[今水枕を用意してたのよ、起きれたならもう必要はないかしら?]
[あ…うん…]
[具合はどう?]
他にも水飲む?氷持ってくる?とか質問の雨霰だ。
母はとても心配そうに訊ねてくる。
[…うん…大丈夫だよ…]
大丈夫ではないが、大丈夫と答えるしかなかった。
[リクはどこに行ったのかな…]
私は椅子に座りながら聞いた。
[リクくん?そうねぇ…3時間くらい前にかしらねぇ…あなたを送り届けてから、すぐに帰っちゃったわよ?]
[そう…なんだ…]
せめて、なにかお礼を言いたかったな…
そうは思うけど、どんな顔でリクに会っていいのか私にはわからない。
[せめてなにか飲み物くらいあげたかったんだけどねぇ…大丈夫って言ってすぐに帰っちゃったわよ?]
母は小首を傾げていた。
[リク君もかなり汗をかいていたから…上がっていけばよかったのに…まるでなにかに追われてるかのように走って帰っていったわよ?]
せっかくならと母は独り言を言っていた。
もしかしてリクはまだ追われているのだろうか…
そんな思考が頭によぎる。
でもあいつが動けるのなら、私たちはとっくに捕まっているだろう。
そう考えることにした。
[そうだったんだ…]
[また会ったらありがとうって言うのよ?]
[うん…]
本当なら今すぐにでもリクの家に行って安否を確認すべきだろう。
だが体がどうにも動かない。
[きっつい…]
テーブルに突っ伏した。
そうすると急に強い睡魔に襲われる。
寝てはだめだとわかっている。
けど…体はもう限界だった。
いかがでしたでしょうか
明るいストーリーを書いてみたいものですけど……書けないから苦難していたりします。
今回はこれで失礼します……
では、また次回