Ep,7痛み
待たせた人には本当にごめんなさい…
リアルの知り合いにも投稿すると言ってから二か三日経過しております…()
えー…誠に申し訳ない…
てことで本編をどうぞ…
あれは何年か前の春宵の頃だった。
[きゃっ!]
痛みを訴えるような少女の悲鳴。
路地裏の薄汚い壁に寄りかかって、泣いて狼狽している悲鳴の持ち主の少女の周囲には、少女と同じ年齢程度の男子が6人ほど、囲むように立っている。
どちらも小学生程度だろうか。
馬鹿だのアホだの、暴言を少女に浴びせ、殴ったり蹴ったり…
酷い様だ。
[痛い…やめて…]
悲痛な叫びを聞き入れる者はいない…が
[そこまでにしとけ、俺の分がなくなっちまうだろ?]
一人、今までの男子と比べると、背が高くて大柄な男子、見た目からすれば中学か高校生程度だろうか。
その男が出てくると、その子分らしき男子は手を出すのを止めた。
[お前らはもう帰っていい]
[でも兄ちゃん、俺らももっとやりたいよ]
[だめだ、こっから先は大人の楽しみだから子供はだめだぞ]
子分を戒めると、その男の表情はわからない程度だが、少しだけ広角が上がっていた。
[はーい…]
子分は舌打ちしたり、あーだこーだ言いながら帰っていった。
それを男が確認すると、少女に視線を向ける。
[今日もしてもらおうか~?]
[………嫌…だ…]
[…チッ…お前に拒否権はねえんだよ!]
逆上したんだろう。
男は少女を立たせ拳を構え、少女におもいっきり振り下ろした。
[いつっ…!]
その拳は、顳顬に直撃した。
衝撃で地面に突っ伏すように倒れ頭を強くぶつけた。
さっきの子分達が殴るより、体格もよく筋力もあるであろうこの男に殴られる方が、痛みがあるだろう。
[これ以上痛くして欲しくないなら、抵抗しない方がいいぞ]
男は手を掴み、少女が逃げられないようにする。
[嫌…離して……嫌…]
[離すわけがっ―――――!?]
男は少女の横にドサッと倒れた。
少女がその男を見れば後頭部から出血しているのがわかるだろう。
[…だ、誰…?]
その少女の手を握るものがあった。
少女の問に、彼は答えない。
ただ手を無理やり引かれて少女は走った。
空は赤く焼けている。
手を引くのは、少女と同じくらいの年齢の男の子だった。
思いっきり殴られのと頭をぶつけたことが原因なのだろうか。
意識がだんだん朦朧としてくる。
ふらふらとして、思うように歩けない。
[まっ…て…]
足が縺れて動けず、地面に倒れて動けなくなってしまった。
[ねえ…だい……ぶ…?]
声が途切れ途切れに聞こえる。
遠退く意識の中で見えたのは、助けてくれた彼の顔だ。
それは
紛れもない、リクの姿だった。
どうですか…?
そろそろまた総集編を出そうかと思って加筆修正をしてるのですが、最初から行き詰まっております…()
一応…私は小説に関して正式ではないけど師匠のように思ってる人はいるのですが…
あまり頼ると迷惑になってしまいますので、最近はあまり助け船を求めていません…
なので、頑張ってはいるのですが…まあ、総集編はかなり先のことになるでしょう。
最近は時間がないのも事実ではあるのですが、そろそろ作品を書けない期間が出てきそうです…
そのときはまた連絡いたしますが、ご理解はよろしくお願いいたします。
では、今回はここまでとします。
ありがとうございました