Ep,1 死ねない少年
唐突ですが、あらすじの問いと同じ質問や、他の質問をしてみたいですね。
読者の皆様は、不老不死になりたいでしょうか?
不老不死なら、何を大切に生きて行きますか?
大切な人、物を失った時、不老不死ならどうしますか?
これじゃ、問いかけばかりですね。
では皆様、本編をどうぞ、
すべてを語ると、これを読む人が生まれる前より過去に遡るはずだ。
体に異変と恐怖を感じた。
始めに変だと感じたのはのはいつだったかな、もう何十年、いや、もっと前かな。
僕はその何年も前に、大型トラックに轢き逃げされた。
でも不思議なことに、致命傷を負ったはずなのに、死ななかった。
頭を強打したりだとか、かなり吹っ飛ばされたのに、僕は死ななかった。
それだけならまだ、奇跡ってだけですんだだろう。
その何年かした後、
僕は、苛められた。
殴打や蹴りといった暴力、陰口に悪口、挙げ句の果てには、学校の3階から突き落とされた。
でも死ななかった。
何故死なない?
僕は苛められて生きるのが嫌になった。
家にあった鋭い果物ナイフ
左手で握りしめて、震えながら、右手に力強く振り降ろした。
今まで見たこと無いくらい血が吹き出して、紅い水溜まりを作り出した。
でも
僕は死ねなかった
奇跡?
いや、
僕はきっと
不死かもしれないんだ
その時僕はそう思った。
僕は、その後も苛められた。
やっぱり、生きるのが辛い、怖い、もう、嫌なのに、僕は死ねない。
死なない。
死ねない。
死にたい。
何回思ったのかわからないほど、死にたいと願う。
何度も死のうとした。
でも死ねないんだ。
ある日僕は、また死のうとした。
こんどは放課後、暗い家庭科室で包丁を使った。
その鋭く刃の先端を首に向けた。
両手でしっかり握りしめ、考えた。
死にたい。
死にたい。
死にたい死にたい死にたい
手が震えた、そして最後になるであろう呼吸をしてその包丁を、持つ力を余すことなく使い、それを、首に突き刺そうとした。
あれ?
手に強く触れる暖かい感覚
ハアハアと聞こえてくる呼吸
自分の横に立つ人影
その人影が、首に向かう包丁を止めたのだ。
なんで?
なんで止めたの?
[君は……なんで死のうとしてるの……]
息を切らしながら、彼女はそういった。
どうでしたか?
個人的には書き足りないのですが
[日曜日新作投稿します]
と言ってしまった矢先、満足しないので今書いている作品のどれかが完結したら、リメイクとして、この作品に加筆、訂正等々したいですね。
では、私はこの辺で失礼させていただきます。