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An Endowment  作者: アタマオカシイ
第10章 ユーティリティプレイヤー
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96蹴 到着、カナダ

直行便でよかったのだが、急ぐ旅でもないので暫く観光することにした。たまには一人でゆっくりする時間も必要だ。


ワシントン.D.Cからオタワへ向かう。首都から首都、アメリカからカナダへ、バスにて移動。中々に自然が豊かだ。


経由地としてニューヨークもやっぱり経済の中心と政治の中心では雰囲気がかなり違う。交通量は多いし、主要な二都市間の移動だからバス内は満席、補助席も数か所客がいた。


国境間の移動は昔と比べて楽になった。通過の際にパスポートを鞄から出しておくだけで、関所を通過するときに車内のスキャンが行われ、あとは目的を伝えるだけ。声色や脈拍などのデータからウソをついても見抜くことができる。訓練を積んだスパイであっても、欺くことは不可能だ(フラグにしかならない?確かに)。ともかくうそ発見器の精度も上がったということだ。恐ろしい時代である。


車を借りてドライブしても楽しそうだ。ドライブスルーになんか止まって、なんかスナック買ったりして。時間があったらやってみよう。


到着したオタワは肌寒く、普段のジャケットではなく厚めのコートを着る。タクシー乗り場に行ってホテルまで。あんまり安いのも怖いので、1泊300$くらいの部屋を予約していた。荷物を預けてチェックインする。




カナダにはサッカーリーグがなかったわけではないが、スキャンダルが続いた結果プロリーグとして成立させられなくなり、一時期カナダにはリーグがない状況になっていた。ただ、サッカーに罪はないし、そのままではカナダのサッカーが衰退してしまうことを危惧し、多くの関係者が奮闘した結果、改めてカナダのプロリーグが発足した、ということである。リーグ運営を行う人員は一新され、新たな第三者の団体によって厳しいチェックが行われるようになった。またサッカーで盛り上がる日を作れるよう、頑張らなければならない。


一度リーグのスタジアムへ。時差ぼけはしていなさそうだが、体は慣らしておいた方がよさそうなので、暫くランニングののちに練習場に向かう。看守さんはなかなか気のいい人だった。チームメイトや監督はどうだろうか。少しの期待と不安が入り混じる。


俺はここでやっていけるのか、そんな思いが起きては消え、また起こった。

このままいくとずるずると最終回まで引きずる形になってしまうので、前回言ったほどは書かないと思います。ひとまずはできるだけ早めに終わらせたい、そう思っていますが…まとめるのが苦手なので何とか頑張ります。

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