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創造神の力で異世界無双  作者: TKG
異世界ディファード
37/221

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 神になるって…

 と最初は思ったが、そう言われれば俺は神人なんてものになってるんだった。


「神になるってスキル使うってことだろ?」


「そうだよ。神化はまずステータスに莫大な補正、これは神族、神人族の個々によって変わるんだけど、最大でクオとコータの100倍だよ。」


 そりゃまた大盤振る舞いだな。


「クオリティア様と光太の神化はそうだけど、他の神は違う。私はINT、MNDが90、DEXが80、残り二つが70。上級神は自分に深く関わる二つが90、その他はその神に合わせて変わる。神化の最低補正値は50倍。」


 どうやらクオと俺の補正値は最大らしい。


「あと、他のスキルとは決定的に違う点があるの。それは、HP、MPに影響を及ぼすこと。例えば、剣王の超補正はSTR、DEXに掛かるけど、これはHPに影響を与えないの。つまり、STRは高くなるけど、それによるHPの上昇はないの。」


 どこまでも神化は特別仕様らしい。


「それとコータにはないんだけど、神族には司る対象によってそれにも補正が入る。レティだったら闇属性系の魔法の威力アップとか、魔力消費削減とかね。この部分は神族と神人族の違いで、神によっても違う部分だよ。」


「神化が凄いことは分かったが、そんな力を使ったら周辺被害がヤバいんじゃないのか?」


 多分、今の俺でも小さな災害くらいだったら起こせると思う。

 才能値の上がり方次第ではここら辺一帯が吹き飛んでもおかしくないと思う。


「それもそうだね。じゃあクオが結界張っとくから大丈夫だよ。終わったあとだったら、邪竜の最後の抵抗がすごかった。あと一歩間違えたらこっちがやられていた。とか言っとけば周りも納得するんじゃないかな。邪竜は時々山くらい吹き飛ばすし。」


 クオはそこら辺のことをあまり考えていなかったようだ。

 だが、邪竜も思った以上にヤバい奴ららしい。

 山を吹き飛ばすとか想像できない。


「ん。もし、不自然だと思ったら魔法で山を作ればいい。神化状態ならそんな事雑作もない。」


 もしかしたら、いや、もしかしなくても俺の方がヤバいのだろう。

 山一つ作るのを雑作もなくやってのけるらしい。


「でも、最初は神化なしでやってみたら?その状態でもステータスは同じくらいだろうし。」


 才能値だけを上げた状態という事だろう。


「今、上げておくといい。隠蔽しておけばバレることもない。」


 よし、やってみるか。

 前は才能値の数値を変えるイメージだったが、今回は才能値の制限を外すイメージだ。

 そのイメージを持った瞬間、体に力が湧いてくるというか、なんでも出来そうな全能感というか、そんな感覚を覚えた。

 それと同時に俺を中心に突風が吹いたように風ではない何かが吹き荒れた。

 俺は気にすることが出来なかったが、クオかレティがやったのだろう。竜の姫様と連絡役二人の直前でその突風のようなものは掻き消えた。


「危なかった。今の突風は魔力の波動。魔力がいきなり高まったから、今までと同じように抑えていると漏れる魔力だけで周りに影響を及ぼす。」


 詳しく聞くと、魔力は大体六時間で完全回復するらしい。これは休んでいる間の話だが、行動している間も少しではあるが回復するらしい。

 その回復した魔力の余剰分は体から漏れているようだ。

 今までは魔力量がめちゃくちゃ多いわけではなかったので、周りに影響するような余剰魔力は生まれてなかったので気にしてなかった。

 なので、余剰魔力を垂れ流しになっていたわけだが、今回はそれが裏目に出たようだ。

 この余剰魔力は、ある程度魔力操作が出来れば体の周りに纏わせたりすることで抑えられるらしい。

 これをすることによって、レベルの低い鑑定なんかも弾けるらしいから早速やっておくことにする。


「ん。完璧。今までと同じような量しか漏れてない。」


「よし。じゃあ、ステータス見てみるか。」



 コウタ タカハシ LV.46

 種族:人族《神人》

 年齢:16 性別:男


 HP:24525/24525《9950260/9950260》

 MP:12308/12308《9950260/9950260》


 STR:271《 4456(5)》

 DEF:181《4456(5)》

 DEX:136《4456(5)》

 INT:181《4456(5)》

 MND:136《4456(5)》


 才能値《制限》

 STR:6《100》 DEF:4《100》 DEX:3《100》

 INT:4《100》 MND:3《100》


 固有スキル

 《【創造LV.EX】》《【最適化LV.EX】》

 《【完全記憶LV.EX】》《【神力変換LV.EX】》

 《【神眼LV.EX】》《【神化LV.EX】》

 《【制限解除LV.EX】》

 特殊スキル

【取得経験値5倍加LV.EX】

【取得スキル経験値5倍加LV.EX】

 《【取得経験値10倍化LV.EX】》

 《【取得スキル経験値10倍化LV.EX】》

 《【言語理解LV.EX】》 

 《【限界突破LV.EX】》


 技能スキル

【アビド王国語LV.3】【鑑定LV.3】

【剣術LV.5】【魔力操作LV.5】

【並列思考LV.1】【MP回復速度上昇LV.2】

 《【隠蔽LV.10】》《【剣王LV.2】》

 《【魔力操作LV.10】》

 魔法スキル

【火魔法LV.3】【水魔法LV.5】

【風魔法LV.5】【土魔法LV.6】

【光魔法LV.4】【闇属性LV.4】

【空間魔法LV.3】【生活魔法LV.2】

【複合魔法LV.4】【無詠唱LV.4】

 《【光魔法LV.10】》

 称号

 《【創造神の寵愛】》《【闇神の加護】》

 《【異世界人】》

 《【世界の外側に存在する者】》

 《【理に縛られない者】》

 《【超えし者】》《【至りし者】》


 EXP:15190



 スキルが増えたり、レベルが上がったりしてるのは魔法作成の影響だ。

 それよりも、このステータスはなかなかおかしいと思うんだが。

 才能値なんてオール100だぞ。

 上限ですよー。って主張しているような気がする。

 しかし、まだ制限の文字がついてるんだが。なのに、これ以上上げられない。

 まあそれは置いといても、このステータスに張り合ってくる邪竜って。

 しかも、弱い邪竜がどうとか言っていたような気がする。

 考えないようにしよう。


「やっぱりレベルが低いとどうしてもステータスも低くなるか。このステータスだと強い邪竜だったらステータス負けてる可能性もあるね。その時は、しょうがないけど最初から神化使うことも考えないとね。」


 うん。俺は最初から使ってもいい気がしてきた。

 だってこのステータスが負けてるとかどんなバケモンだよ!

 そんなのと戦うとか確実にちびりますから!

 ちびるどころかダダ漏れかもしれない。


「そうだな。うん。早めに神化を使う方向で行こう。」


「負けてると言ってもそんなに変わらない。邪竜がステータスが高いのは狂化ってスキルがあるから。このスキルは他のスキル同様HP、MPに影響はない。だから、HP、MPは光太の方が圧倒的に高い。ステータスはそんなに変わらないから大丈夫。」


 レティがそんなに変わらない表情でサムズアップしてくる。

 えっ?大丈夫って何がですか?確かにステータスがそんなに変わらくて、圧倒的にHP、MPが高いならいつかは勝てるだろう。だけどその間、少しのステータス差で攻撃受けますよね?痛いですよね?

 いやいや、大丈夫じゃないから!痛いの嫌だから!

 ふぅ。取り乱してしまった。

 まあ、魔物の森でゴブリンやオークから攻撃を受けてないわけではないので多少は傷を負うことにも耐性はできてきた。

 しかしだ。今回のは比にならない気がする。

 これは俺の気のせいなのか?違うと思う。

 でも、文句ばっかり言っていても仕方がないので戦いますよ。

 それが今後の為になると信じて。強くなる為には危険を犯さないといけないこともあるだろう。

 それを体験しないと分からないことだってあると思う。


「そうだな。本当に危なくなったら神化を使えばいいんだし、まずはやってみることが大事だな。」


「ん。その意気。でも、邪竜の傾向からしてそんなに強くないと思う。」


「竜族が動かないってことは通常の邪竜だろうからね。じゃあ、話も纏まったし詳しい話を聞きに行こっか。」


 そう言ってクオとレティは姫様達がいる方へ歩いて行ったがその気になる発言はやめてほしい。

 え?傾向とか通常とかなんですか?めちゃくちゃ気になるんですけど。

 俺は最後の最後で不安の種を植え付けられ、どうしようもないほど落ち着かなかった。


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