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創造神の力で異世界無双  作者: TKG
異世界ディファード
23/221

熊さん

クオとレティのステータスに言語スキルを追加しました。

もし、疑問に思っていた方がいらっしゃいましたら申し訳ございませんでした。

 

 俺たちの泊まった宿は町の南門から北門にかけて伸びる大通りを左に少し入った所にある。

 宿から出て左の四件先の店が武器屋だと教えてくれたのでそこへ向かう。

 目と鼻の先だったこともあり、すぐに目的の店は目に入った。


 若干ワクワクしながら店の扉に手をかける。

 目の前に本物があるのかと思うと、ワクワクしてしまうくらい男なら仕方ないと思うのだ。

 道行く人が帯剣していたりはしたのは目にしたが、それとこれとは別で、妄想がいま目の前にあ...

 ロマンだと思うんだよね、うん。


「らっしゃい。見た所坊主の武器か...得物は何だ?」


「熊みたいじゃなく、ここまできたら熊だな」


「坊主、声に出てるぞ。まあ、よく言われるがな。ガハハハ」


 声に出ていたみたいだ。いい人で良かったな。

 怖い人だったら、その体格と相まって瞬殺されていただろう。


「コータは怖いもの知らずだね。宿の看板娘ちゃんにも言ってるし、あの笑顔怖いからやめてほしいんだよ」


 クオが言っている。

 創造神様にも怖いものがあるらしい。


「宿?...ああ、エマを怒らせたのか。やるな、坊主。あいつはなかなか怒らない事で有名なのに。何言ったんだ?」


 エマっていうのは笑顔の眩しい看板娘の事らしい。

 俺は、昨日の事と朝食の時の事を話した。


「あいつがそんなことで怒ったのか。珍しい事もあるもんだ」


「そんなに珍しいのか?だとしたら、よほど気にしてる事だったんだろうな。悪い事したかな...」


 目指しているっていうのは見栄だったらしい。


「まあ、それは置いとくとして。それで何が欲しいんだ?」


 武器なんか使った事ないがあるとすれば中学の授業でやった剣道の竹刀くらいか。


「じゃあ安い剣を頼む」


「安くていいのか?あまり使い物にならんと思うが」


「慣れる為だからな。あと、切実に金がない。だからというか、魔石払いでいいか?慣れてきて、金が溜まったらまた買いに来るからさ」


「そうか。なら安いのを見繕うが...でもいいのか?魔石はギルドより高くは買い取れんぞ」


「そこは仕方ないと割り切る。諸事情で冒険者になる前に欲しいからな」


「まあ、坊主がいいならいいが。…じゃあ、これが普通の鉄の剣だが。どうだ?」


「ん〜、ああ、いいと思うな。ちょっと素振りとかできる場所ないか?」


「ああ、それなら、そこの扉から出れば庭に繋がっている。好きに振ってこい」


「ありがとう」


 俺は庭に出て素振りを始めた。クオとレティも付いてきたみたいだ。

  頭上から振り下ろすシンプルな素振りを一回、二回と繰り返していく。

 しばらくして飽きてきたので、右上から左下に、そして流れで左下から右上に切り返す。右から左に横一文字に斬るような払うような。

 斬ることには向いていない西洋風の剣ではあるが、どうしてもそっちに意識が向いてしまう。

 叩き斬るというのが、自分の体つきからしてイメージできないせいもある。


 そんな風に適当に流れで素振りをしていると。

 すると急に、どうすれば良いのかが少しわかってきた。

 この時の足捌きはこうだとか、切り返しはこうだとか。

 気になってステータスを確認すると【剣術LV.1】が増えていた。

 終了だな。


「剣術習得できた。これでギルドに行けるな」


「早かったね。10倍は伊達じゃないってことかな」


「才能あるかもしれない」


 武器屋の中に戻る。


「おっ、もういいのか?」


「ああ、目的も達成したからな。これ幾らだ?」


「銀貨二枚でいいぞ。それ本当に安物だしな」


「これでいいかな。オークの魔石二つ」


 クオと熊がやり取りをしている。

 クオの方が圧倒的に強いんだろうが、側から見ると逆にしか見えない。

 少し見間違えると、熊の捕食モーションだ。


「ああ大丈夫だ、まいど。これはサービスだ。帯剣できんだろ」


 そういって帯剣用ベルトを投げてきた。

 普通の茶色のベルトだが、シンプルでいいと思う。


「ありがとう、熊のおっちゃん。冒険者ギルドに登録して金が溜まったら防具とちゃんとした剣買いに来るよ」


「ああ、待ってるぞ。たんまり稼いでうちに落としてくれ。...って、待て。熊のおっちゃんは」


 何か言っていたがそのまま出て来た。

 外まで叫び声が聞こえてくる。

 きっと冬眠前で凶暴性が増しているのだろう。でもおかしいな。今はまだ夏前なのだが。


「また、あんなこと言って。次来るときが怖いよ」


「光太、冒険者ギルドの場所わかるの?」


「あ、そういえば。よし、熊に聞くか」


「えぇぇ。なんで今戻れるのか不思議なんだよ」


 そのまま踵を返し再び武器屋に入る。


「熊さん、冒険者ギルドの場所教えてくれ」


「早速戻って来たかと思ったら、今度は熊さんか。...もういい。冒険者ギルドは、大通りに出てそのまま町の中心に向かっていけば十字路に出る。そこにある剣と槍が重なって後ろに盾の看板が目印になってる、でかい木造建築だ。わかりやすいと思うぞ。」


「熊さん、ありがとう。いい冬眠できるといいな。」


 そう言って、今度こそ冒険者ギルドを目指した。

 クオは溜息を吐いていた。

 熊はまた何か叫んでいるようだ。

 せっかく祈ってやったのに冬眠は遠そうだ。


光太はコミュ症だったのですが、クオとレティで馴れたのと、出会う人が個性豊かで発動しなかったのだと思います。

門番の時は喋ってないですしね。



何処かで季節表記をしたような、してないような気がします。

今回、夏前と書きましたが、もしかしたら以前の何処かで違う表記になっているかもしれません。

もし、他の場所に書いてあれば報告よろしくお願いします。

夏前の方向でいきたいと思います。

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