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創造神の力で異世界無双  作者: TKG
異世界ディファード
10/221

異世界は思った以上に過酷そうだ

 

  やってきました異世界!


  見渡す限り自然、自然、自然って感じだな。なんて思考が頭を過ぎる。

  異世界感と言っていいのか、人工物が見当たらない点にその気配を感じる。

 日本だと、どれほどのド田舎でも電柱の一本くらいは目に入るだろう。

 ちょっと感動…


  ふと、そういえば…、と。

 クオは俺以外に姿見えるんだろうか?


「クオ、俺以外に姿って見えてるのか?」


「うんっ!見えてると思うよ。あれは神界だったからだし、今は地上に降りる為に力を制限してるからね」


「力を制限?」


「うん、怪しまれない様にね。ステータスは隠蔽ってスキル持ってると偽装出来るんだけど、魔力を感知できる人とか結構いるんだよ」


  なるほど、感知した魔力とステータスの魔力が違うと怪しまれるって訳か。

 まあ、他のニュアンスも含んでいそうだけどな。

 例えば、強すぎる力が周りに悪影響を、とか。


「コータも才能値は制限されてると思うよ?高かったら、レベル低いのにステータスめちゃくちゃ高いとかって事になりかねないからね」


「誰がしたんだ?」


「メーティスだと思うよ。まあ、後から自分で解除できるから安心しなよ」


  へぇ。

 色々と配慮しないといけないことが多そうだな。


「それで、ステータスってどう見るんだ?」


「ステータスは魔力を使って見るから魔力がないと見れないんだけど、魔力ってステータスのINTとMND依存なんだよね」


「ふむふむ…」


「だからコータにもMPの最大値はあるんだけど…。まだこの世界に来て、初めて魔素を取り込んだばかりだから、MPに変換できてなくてゼロなんだよ」


「……他に方法はないのか?」


  別に今後見れない訳じゃ無さそうだけど、今見たいよな。やっぱり。

  自分のステータスとか心踊るじゃないか。

  ショボかったら心にぶっとい杭が深々と刺さりそうだけど。


「あるよ!クオがステータスを確認して、それを光魔法で可視化させる方法が簡単かな?言ってみれば、投影魔法、って感じだね」


  おぉ、そんな方法が。


「じゃあ、早速お願いしていいか?」


「うん、わかったよ!でも、その前に…」


 ………何か不穏な気配を感じるのは俺だけか?

 まあ、今この場には俺と顔しかいないわけだが。


「レベルって魔力を取り込む事で上がっていくんだけど、コータはレベル1だからね。レベル1の時は誰でもオールいち。ステータスは、トレーニングとかでも上がるけど衰えで下がってしまうから…」


  見る前にステショボいぞ宣言!

 ま、まあ、これからの伸び代がめっちゃあると考えよう!うん…


「魔力がない世界の人は、ある世界よりもトレーニングでステータスが伸びやすいの。ある世界の人たちは、無意識に魔力で補ってしまうからね」


「一応、利点はあるんだな」


「結局は魔力強化される方が強くなるんだけどね。それじゃあ、確認するよ?」


  低いぞ宣言されててもドキドキするな!

 こう、何か込み上げてくるものがある。


「これは…、メーティスからかな?じゃあ、投影するよ。えいっ」


  魔法って詠唱とか無いんだな。いや、クオが凄いだけかも。

 えいっ、ってめっちゃかわいいけど。



 コウタ タカハシ LV1

 種族:神人

 年齢:16 性別:男


 HP18/18

 MP0/18


 STR: 1(5)

 DEF:1(5)

 DEX:1(5)

 INT:1(5)

 MND:1(5)


 才能値《制限》

 STR:5 DEF:5 DEX:5

 INT:5 MND:5


 固有スキル

【創造LV.EX】

【最適化LV.EX】

【完全記憶LV.EX】

【神力変換LV.EX】

【神眼LV.EX】

【神化LV.EX】

【制限解除LV.EX】


 特殊スキル

【取得経験値10倍加LV.EX】

【取得スキル経験値10倍加LV.EX】

【限界突破LV.EX】


 技能スキル


 魔法スキル


 称号

【創造神の寵愛】

【異世界人】

【世界の外側に存在する者】

【理に縛られない者】

【超えし者】

【至りし者】

 EXP:0



 うおっ!

 凄いな、これが念願の魔法なのか…

 手で触っても透けるし、不思議な感じだな。

 ただ、魔法と言われて、派手なものを想像しすぎたせいで反応は薄くなってしまったが、内心すごい興奮しているのが自分でもわかる。


 しっかし、ステータス低いなぁ…

 全部デフォだし。

()の中がトレーニング分かな?

 トレーニングもスポーツも学校の授業くらいでしかやったこと無いけど、上がりやすいらしいからこのくらい普通なんだろう。

  それと比べて、スキルは凄いのではなかろうか。

 仰々しい名前ばかりだが、その分使わなくても凄いのが分かるって感じだ。

  称号は、…照れ臭いな。クオはなんでニコニコしていられるんだ?

 

「ステータスの横の()はトレーニング分だけど、コータの世界のアスリートって呼ばれる人たちは、大体、5倍か6倍くらいだね。こっちの世界だったら冒険者は大体その2倍くらいあるけど。()じゃなくて素が、だけどね」


 ()の部分を指差しながら説明する姿に、若干ホッコリしながら聞いていたのだが…

  いやいや。5倍、6倍も驚いたけど、冒険者化け物かよ!こんなステータスで生きていけるのか?


「元々無い自信が、ガシガシ削られていく思いだな。メガネのレンズがプレパラートになっていく…」


「大丈夫じゃないかな?一般の冒険者の才能値は大体2だからね。スキルもあるし、すぐ追いついちゃうどころか、追い抜いちゃうと思うよ」


  一般の冒険者でそれなのか…

 だとしたら、ヤバイ怪物がいるってことじゃないか。


  ヤバい、想像以上にヤバそうだぞ異世界。


 そして異世界のヤバさにやられた俺の語彙力もヤバイな…




ステータスの説明は次回。

ステータスでおかしい所があったら報告お願いします。

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