ある女神が創った異世界の魔王のおはなし
ようこそ、×××の世界へ。
私はこの世界の女神、×××でございます。
あなたは、この世界の、
「魔王」として今から
召喚されるのです。
ですから、私とは敵同士という関係ですね。
……まぁ、そんなことはさておいて……。
ルール説明を。
あなたは、この世界の魔王としてスタートします。始めのあなたの状態は、この世界の三分の二を我がものとした「魔王」です。
もちろん、あなたは大きな魔王の城「絶極城」の主でもあります。
あなたは、この城を守りきって、世界全てを自分のものにすれば「勝ち」、
逆に城を落とされて、「魔王」であるあなたが殺されれば、「負け」というわけでございます。
………そうそう、あなたが元々過ごしていた世界は、世界が球体であったり宇宙とかいうわけのわからないものがあったそうですが、この世界ではそんなことはないのでご安心を。
世界は平面上、方角などは「上、下、右、左」の全てでございます。
こんなものかな。
この世界の説明と、あなたの説明は。
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召喚まで、まだ時間があるようです。
このまま黙っているのも暇ですので、なにか話しましょう。
どうせなら、まったく関係のない話がいいですね。
では、こんな話はどうでしょう。
…あなたの「前の世界」の話とか。
もちろん、嫌ならいいんですよ。
どうします?
このまま黙っているか、
あなたが話すか。
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話してくれるんですね。
いや、「違う世界」というのも、興味が湧くものですから。
それでは、
お願いします。
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なるほど。いたって平凡ですね。
まぁ、平凡すぎて「召喚」なんかされたんでしょう。
……それにしても、生まれてからわずか15年で肉体生活を終えるとは。
いえ、悪気はないのですが少し……
あれですよね。
あなたがいた国の平均年齢の半分の半分にも届いてないですよね。
いや、すみません。
まぁ、だからこの世界に召喚されたのかもしれませんね。
この世界ではせいぜい、頑張って下さい。
………そろそろですね。
そろそろ「召喚」されるそうですよ。
では、ひとまずお別れということで。
また、会えることを祈っております。
そのときは敵同士ですが。
…………では。
良い旅を。




