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転生失敗

何も知識の無い初心者ですが、一読でもしていただけると嬉しいです。


「ん…」


目が覚めると草木が生い茂る森の中にいました。でも、どうにも記憶がありません。でも、森の存在が分かるってことは一般常識とかは残ってるのかもしれません。

でも、なんでこんなところにいるのでしょうか?


「とりあえず、ここを抜けましょうか…」


と、思ったがどちらへ行けばいいのでしょう?右へ進む?左へ進む?

あれ、あの大きな熊はなんでしょう?普通のサイズの3倍くらいありますね…。

え!?やばいです!襲ってきました!


「ぶるぁぁ!」


「きゃー!?」


熊が近づいてきて分かったことですけど、この熊、爪も異様に長い。それこそ剣になるくらいです!熊はそのしゃきーんと伸びた爪を横薙ぎにしてきました。

思わず目を瞑り、しゃがむと間一髪避けることができたみたいです!

でも、目を開けると二撃目が迫ってます。ってこんな冷静に実況してる場合じゃないですよね!死んでしまいそうです!




「危ない!」


声が聞こえるとひゅん!という風斬り音が聞こえました。


「こんなところへ武器を持たずどうしたの?」


しゃがんだ状態から見上げると、どうやら女の子が弓で射抜いてくれたようです。羽根つき帽子に籠手、ズボンを履いてる姿をみると、狩人っぽいですね。

銀髪碧眼、ポニーテールが似合ってて可愛らしいです。


「あの、気づいたらここに居て…。」


「ここは迷いの森、Bランク以上の冒険者じゃないとまず死んでしまう場所だよ?」


「迷いの森というんですか…。本当によく分からないんです。記憶喪失なのかもしれません…。」


「ふむ、そうなのか…。見たところ武器も持ってないし街まで送ってあげる。」


「え、本当にいいんですか!?ありがとうございます!」


「ボクの名前はナタリー、よろしくね。」


優しそうな人でよかった。笑顔と優しさが心に沁みます…!


…ボク?あれ、女の子がボクとか使うものかな?


「えぇ、こちらこそ。でも、ボク?男の子なんですか?」


「あー…ごめんごめん!癖でねー。男ばっかの村で育ったもんだからさ…。」


頭の後ろをかき、バツが悪そうにしています。


「そういうことですか。ごめんなさいね。私はシャーロットっていいます。」


2人で森を進むこと3時間。そろそろ周りが暗くなってきました。ご飯は道中にいた、猪の牙と鼻が異様にのびたようなホーンピッグという怪物を食べました。味はなかなか。最初から塩味が強いみたいで、焼くだけで美味しかったです。食べきれなかった分は置いていくことに。

夜は、見張りで交代をしながら眠ることになりました。


「シャーロット、先に眠っていいよ。」


「本当ですか?ありがとうございます!じゃあ、後で起こして下さいね。」


一足先に眠ることになりました。疲れてたこともあってすぐに寝れました。


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ーーー



「この危機を救う力を持ってるのは君、シャーロットしかいないんだ。頼むよ。」


「仕方ないですね。仮1つですよ。」


「分かったよ。ま、また帰ってきたら酒でもやろーぜ。」


「未成年ですよ!」


「ははは、それじゃ送るぜ。またな。」


「えぇ、また会いましょう。」


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ーーー


「おきて、シャーロット。」


「大丈夫?すごくうなされてたみたいだけど。」


「ん…。ふぁーぁ…。大丈夫ですよ。でも、変な夢をみたんです。」


「へぇ、どんな?」


「お城の中にいて、円の中に私のがいるーみたいな夢です。」


「ふーん。お城かー。近くのブライン城のことかな」


「ブライン城?知らないです…。」


「うーん、違うのかぁ。とりあえず顔でも洗ってきなよ。はい、タオル。」


「わっ、ありがとうございます。すぐ戻ります。」


顔を洗いに近くにある湖まできた。

水を掬おうと手を伸ばすと自分の顔がありました。でも、見覚えがありません。

金髪灰眼、髪は長いが、少し身長が残念だ。もう少しあったら、と思ってしまいます。

そんなことを考えても仕方ないので顔を洗いすぐ戻ってきて、見張りを変わりました。



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