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「私」 ……っ!大勢で一人を虐めるなんて人としてどうかしら?


「ズラク」 てめぇっ!


ズラクが今にも飛びかかってきそうな勢いで睨んでくる。


「雷鳴」 放っておけ。戦いを楽しむ事だけ考えとけ。


雷鳴が鼻で笑う。


どうやって戦おう。今私には武器がない。更に防具はボロボロになっている。


武器を奪う隙があればなどと考えていると…


「雷鳴」 さて、やるぞ


雷鳴が呟くと白銀の蝶の奴らが武器を構え技の体制に入る。


無い頭でこの状況をどう切り抜けるか一生懸命考える。


改めて相手を見たところ、(カイン)46レベ、マジシャン。(ズラク)38レベ、レンジャー。(ルクア)68レベ、グラディエーター。そして雷鳴が79レベ、バトルクラッカーだ。


「私」 武器があったらな……


ボソッと呟く


「雷鳴」 覚悟しろよ!


そう言って雷鳴達が武器を振り上げながら近づき、私に向かって武器を振り下ろす。


「私」 ……っ!


ギリギリのところで回避し反撃のつもりで足に蹴りを入れる。

蹴りで相手がバランスを崩し隙が出来たら逃げ出そうとした、が。


「雷鳴」 残念でした!


雷鳴がニタァと笑う。


バランスを崩せるどころか逆に私は足を掴まれ動けない状態になったのだ。


「私」くっ!?は、はなせっ!


必死にもがき雷鳴の手から足が離れ私は部屋から出るドアの方へ向かうが、やはり鍵がかかっていた。


「私」やっぱり鍵かかってるか…


窓には鉄格子、ドアには鍵、周りには敵。逃げ場はないと確信し諦めようとしたとき。雷鳴の怒鳴り声を上げる。


「雷鳴」ん…?てめぇ!!どこから入った?それをおとなしく返せ。


「?」これはお前の持ち物ではないだろう?返すつもりはない。それに俺の友達をさっさと返してもらおうか。


無邪気さを感じる少し高いめの声が聞こえる。その声にはよく聞き覚えがあった。


「私」ノクトさんっ!!


私にノクトさんがひらひらと手を振る。


「雷鳴」余裕だな、よそ見してんじゃねぇよ!


雷鳴がノクトさんに斧を振るう。


「私」ノクトさんっ!危なっ…


反射的に体が動き出しノクトさんの前に飛び出す。


振り下ろされた斧が私の腕を切り落とす。


「ノクト」れっ…レンっ!?


「私」あ……ぐっ…


声に出ない痛みが襲う。


「ノクト」…痛いだろうが少し耐えろ、こいつらを片付けてすぐお前を(ギルドハウス)へ連れて帰る。


ノクトさんが雷鳴たちをギッと睨む。


「雷鳴」腕切られたからなんだ。怒ったのか?この世界は死んでも復活できるんだ…


「ノクト」はぁぁぁっ!


話を遮りノクトが槍で周りをなぎ払う。

その途端ぐちゃっと音と共に周りにいてた奴らの上半身と下半身が分裂し、ビチャビチャと音を立てて床に落ちていく。


「雷鳴」なっ!?て、てめぇ!何をした?


「ノクト」ゴチャゴチャとうっせぇな、死ねよ。


ノクトさんが雷鳴の頭に槍を突き刺す。倒れた雷鳴にトドメとばかりに槍をグリグリねじ込む。槍を動かす度にねっちゃねっちゃと音をたてている。


さっきまで居た人たちが皆血だまり中にある肉片へと変わり果てた。血だまりの中ぴちゃぴちゃと音を立ててこちらにノクトさんが歩いてくる。


「ノクト」さぁ、レン帰るぞ。


ノクトさんが微笑み私を抱き抱える。


「私」歩けますから!下ろして…!


「ノクト」怪我してる奴に歩かせれるか!バカ!


ノクトさんに怒鳴られる。


「ノクト」大体お前は無茶しすぎなんだよ!その結果がこれだ!俺が来なかったらどうなってたことか!あのままずっとああやって居るつもりだったのか!?ギルドはどうするつもりだったんだ!


「私」……ごめんなさい


「ノクト」はぁ…お前は……レンは俺の言うことを聞くのは嫌か?


「私」いえ、そんなわけでは…


「ノクト」ならなぜこんな無茶した。


ノクトさんが私を睨むように見る。


「私」マスターがいない今…私がマスターの代わりです…今回みたいな事に皆を巻き込むわけには…


「ノクト」まったく…俺の周りには厄介な子が多いな。


「ノクト」レンがそんな危険な行動をするなら俺も勝手に手伝わせてもらうぞ。お前がやめてと言ってもだ。


「私」えっ…


「ノクト」わかったな?わかったら返事くらいしろ。


「私」…はいっ!


かなりの駄文で読みづらい&想像しにくいかと思います。申し訳ございません(´-ω-`)投稿かなり不定期です。1話1話がとても短いのですごく暇で少し時間がある時にでも読んで下さったら幸いです。

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