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異変後の世界

「私」 うーん……マスターの居てそうな所……まず、拠点のリーフホールに行こうか。


皆でギルドハウスから出て見慣れた拠点に向かう。


歩いていると石畳の造りの広間、所々芝生のような場所が見えてくる。


「私」 着いた!さて、マスターは居るかな?


「黒剣士」 おーい、マスター居ますかー?


黒剣士さんが叫ぶ、やはり返事はない。


周りを見渡してみると、所うずくまってるプレイヤーや、泣きじゃくるプレイヤーなど、そのプレイヤーはどれもギルドに無所属の人達だ。


「私」 ………


「Main」 なんだか可愛そうですね……


「私」 あぁ……そうだな…


私近くにいたうずくまってる男プレイヤーに声をかける。


「私」 あの…大丈夫ですか?


「男プレイヤー」 大丈夫なわけ無いだろ!閉じ込められてんだぞ!?


八つ当たりにも近い怒涛を浴びせられる。


「私」 きっとこの世界から出れる術はありますよ…きっと…


「舞姫」 レンさん、話すだけ無駄ですわよ?皆錯乱状態です。


「私」 ………


マスターを探しながら、リーフホールを歩いていると数人のプレイヤーが現れた。



「私」 ギルド名…白銀の蝶か……


白銀の蝶は少人数の荒らしギルドだ。メンバーのレベルは22レベだったり、73レベだったりとレベルの格差が激しい。


「Main」 荒らしギルドの人達ですね…問題起きなきゃいいんですが…


「私」 皆はギルドハウスに帰って。


白銀の蝶の人達がイラついているのが目につく


「舞姫」 は、はい…


「Main」 レンさんは…?


「私」 私はもう少しマスター探してから戻ることにするよ。


数名が帰り残ったのはMainさんと私だけだ。


「私」 残るのはいいですけど…くれぐれも危険なことがあったら叫んでくださいね。


「Main」 はい!


「私」 ……ん?


白銀の蝶の人達が近づいてくる。


「白髪の男」 なぁ、君たち、俺らと少し遊ばないか?


「片眼を隠した男」 おいwカイン!それじゃあナンパみたいじゃねぇか!


「カイン」 そんなこと言うならズラクさんが声かければよかったじゃないっすか!


「茶髪の男」 まぁまぁ…2人とも落ち着いて


「髪を後ろで束ねた男」 そうだぞ、ルクアの言う通りだ。


「カイン&ズラク」 はーい…雷鳴さん。


全員黄色い刺繍の入った白いジャケットに黒の帽子を被っている。


「ルクア」 でもさぁ、遊ぶと言ったって猫耳の女70後半だぜ?


「私」 遊ぶって…もしかしてっ!


「雷鳴」 察しがいいじゃないか。


「ルクア」 だったら話は早いや。


「私」 ここは戦闘出来ないはずよ?いくら荒らしギルドでも戦闘できないんじゃ意味ないわね?


「雷鳴」 くくっ……


背筋がゾクッとするような笑みを全員浮かべている。


「私」 何がおかしいって言うの!?本当の事言った迄じゃない!


「雷鳴」 わかってねぇ様だな、子猫ちゃん。もう前までのゲームとは違うんだよ…


雷鳴が私の首に斧を向ける。


斧はヒンヤリとして私の背筋を更に不快感に追いやる。


「私」 まさかっ…


「Main」 レンさんっ!


「カイン」 お、雷鳴さん!こっちのやつは43ですぜ。


「雷鳴」 そうか…


「私」 Mainさん!逃げて!


Mainさんが走ってギルドハウスのある方向へ向かう。


全員がMainさんへ気を取られる。


よし、今だ…


気を取られているうちがチャンスと思い私は背中にある両手剣に手をかける。


「雷鳴」 …おい余計な真似をするなよ?


雷鳴の斧を持つ手に力が入るのがわかる。


「私」 ……っ


「ズラク」 まぁ、一人には逃げられちまったけどコイツだけでも充分楽しめそうじゃねぇか。


「雷鳴」 ふっ……そうだな…



「雷鳴」 さて…俺らを楽しませてくれよ?子猫ちゃん?


耳元で囁かれる。気分が悪くなるくらい寒気がする。


全員が私から離れ、私を囲むように武器を構えながら並ぶ。


私も両手剣を手に取り構える。


雷鳴の指を鳴らす音で敵は一斉に走ってこっちへ向かってくる。


「私」 ………散れ……刹那っ!


一瞬のうちに両手剣を振り終える。


「カイン」 がっ……そん…な


「ズラク」 …一体…なに…が


カインとズラクの上半身が下半身と別れ、大量の赤黒い血を吹き出し、ボチャッと音を立てて地面に崩れ落ちる。


雷鳴とルクアは傷はあるが、身体は分裂せず生き残っている。


「ルクア」 こいつ…!


ルクアが両手剣を振り回し向かってくる。


「私」 ……オーバースイング


当然のことながら回避される。


「雷鳴」 冷静になれっ!ルクアっ!


「ルクア」 俺はいつも冷静だっ


ルクアがオーバースイングを放つ。


オーバースイングを回避した先には雷鳴の放ったアシッドスプラッシュがあった。


アシッドスプラッシュとは、酸の雨を降らせ防具を溶かし防御力を減少させる効果がある技だ。


「私」 くっ…


ボロボロと防具が崩れていく。


防御力が下がった今ルクアの攻撃を数発くらえば死んでしまう…


ルクアから距離をとり雷鳴を攻撃する。すると


「私」 が…はっ…


麻痺で体が動かない。スタンだ…


「雷鳴」 おやぁ?子猫ちゃんどうしたのかなぁ?


雷鳴がニヤニヤしながら近づいてくる。


「私」 …くる…な!


ギッと雷鳴を睨みつける。


「雷鳴」 おぉ、いいねぇ…その顔♪


「私」 ク…ソ野郎…が!


「ルクア」 雷鳴、コイツどうする?


「雷鳴」 そうだなぁ…とりあえず


ゴツッと音と共に私の頭に激痛が走る。目の前がゆらゆら揺れ、意識が闇に包まれた。

ここまで読んでくださってる方、本当にありがとうございます♪かなりオリジナル要素が含まれてますので読みにくいと思います(´・ω・`;)キャラ名やギルド名はアヴァベルやオンラインゲームとは全く関係ないです!こんな駄文ですが今後ともよろしくお願いします!

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