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寄居留

作者:ヒデヨシ
「鼠が増えすぎるとね、寄居留が落ちてきて、その辺に溜まるから気をつけてね」
 妻が言ったのである。
 なんでも、寄居留というのは、鼻行類=ハナアルキのことであるらしい。逆立ちして、鼻で歩くという、珍奇な哺乳類である。
 それが、天井を通って落ちてくると言う。
 時は、大正四十九年のことである。
 妻が出かけてから見ると、その奇居留がいた。なんとも愛くるしい姿で、私は陶然としてしまった。
 ところが、帰宅した妻は、寄居留を見ると発狂したかのごとく怒り狂い、寄居留をホウキで追い払ってしまった。
 三軒隣の薫さんが、寄居留を連れていた。それは、私の家から追い出された寄居留だった。
 実は、私が旧制高校時代、私は高等女学校の生徒だった薫さんに秘かに想いを寄せていた。
 こうして、寄居留を縁に、私と薫さんは駆け落ちをするのだが、その途中で寄居留のとんでもない秘密を知ることになる。
第一話
2013/11/10 19:17
第二話
2013/11/10 19:20
第三話
2013/11/11 15:29
第四話
2013/11/11 15:31
第五話
2013/11/13 00:42
第六話
2013/11/13 00:43
第七話
2013/11/13 12:00
第八話
2013/11/13 12:01
第九話
2013/11/14 11:17
第十話
2013/11/14 11:18
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