ロック・ブレイン散る
今回から一人称に戻ります。
今回から一人称に戻ります。
到着した俺達にキルビルは言った。
「快人、あの二人は訳アリだから俺とフォルスターに任せてくれ。ロック・ブレインを頼む」
「分かった」
キルビルの言う事を聞き俺はロック・ブレインの方を向いた。
「来たな小僧、貴様は魔王様の手を煩わせるまでもない。俺がやってやる」
「ナターリア、君はレイ・ドルイドを頼む」
「はい」
「俺は体を機械によって改造した。元々魔王様に強化してもらったこの体に未練はない。あの方は『脳が岩型』だからと言う理由で差別されていた俺に力をくれたんだ」
「魔王の為なら死ねるとか?」
「当然だ」
と言うとロック・ブレインは体の各所を開け機関銃をむき出しにした。
「死ね」
と言う言葉と共に機関銃は俺目掛け一斉発射された。
俺はすぐに反応しパワーアップした白炎で迎え撃った。
「炎で銃を迎え撃つ気か。そう上手く行くかな」
連続で弾丸を飛ばしてくるロック・ブレインに対し炎と言う性質の違う物で迎え撃つ。
俺の白炎はパワーアップしていてごうごうと放出された炎は飛んでくる弾丸を全て溶かし俺の所まで届かせない。
「まだだ」
そう言うとロック・ブレインは更なる勢いで無数の弾丸を撃って来た。
「くっ!」
弾丸を防ぐには炎をずっと出し続けていなければならない。
当然パワーは減る。
でも銃弾を封じて反撃に出る為白炎をさらに強くして全ての弾丸を溶かした。
「まだだ。俺は体内で銃弾を生成出来る」
一向に衰えない銃の勢いに遂に俺に隙が出来て銃弾を何発も受けてしまった。
「ぐあ!」
「死ね!」
ひるんだ俺に更なる銃弾を撃ってくるロック・ブレイン。
俺は決死の思いでさらに炎を出し何とか迎撃した。
「その体じゃ俺の勝ちだな」
「うおおお」
俺は白炎の力で体内の銃弾を全てはじき出した。
「な⁉」
「はあはあ」
「くそ! 今魔法封じが解けた。岩と機関銃の波状攻撃だ。これで終わりだ!」
地震が起き、岩を呼び寄せたロック・ブレインは大小交えて撃って来た。
「見切れる」
アッサム様の修行で俺はこの位のスピードの攻撃も見切って対処出来るようになっていた。
一つずつ、またある時はまとめて岩を撃ち落とす。
「馬鹿な! スピードや反応が格段に上がっている! くそ!」
最後の力でロック・ブレインは体内機関銃を一斉掃射した。
俺は落ち着いて今日最大の炎を放った。
この炎が全ての弾丸を撃ち払いそのままロック・ブレインに向かう。
「馬鹿な! こんな奴が魔王様をまさかしのぐ力を……ぐあああ!」
白炎はロック・ブレインを全身全て飲み込んだ。




