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少年戦士と彼に憑依した女勇者の二人三脚行脚(連載版)  作者: 元々島の人


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役割とパークの正体

2月23日改稿しました。

 俺は他の人を押しのけずいずい前に出た。

 まるでパークに引き寄せられるみたいに。

 いや事実俺の心はあいつの言葉に引力みたいに反応した。


 あまりバカにされても怒らなかった俺だけど。

 だけどお人好しな解釈をすれば、パークは俺を見下すと言うより評価してるみたいな気がした。


 そしてサージェント・パークと相対した。

 彼と同格な宿命のライバルみたいに。

「はは、何のつもりだ小僧」


 その笑いかたが妙に「楽しみ」みたいに感じるんだ。

 俺はおこがましくも言った


「あんたと一騎打ちしてやる」

「笑わせるな」


「本気だ」

 俺は眼力を強めた。

「面白い。どの程度か見てやろう」


 俺は魔法でなく、無謀に棍棒で殴り掛かった。

 しかし当たり前のように簡単にパークの剣で防がれた。


 でも俺は意地をこめていたんだ。

 だから腕に力を込めた。


「ぐっぐぐ!」

 俺に対しパークはまだ本気じゃなかった。


 しかし俺は無謀にも果敢に攻めた。

「うおおお」


 棍棒は空を切る。

 しかし俺はこの間『仲間に守られていて後ろにいるだけ』と言われた悔しさを込めていた。


 勿論俺の動きを操作してるのはナターリアなんだけど、俺はアッサム様の言う様に一+一を二以上にする、事を目指して修行して来た。


「後ろにいるだけなんて言わせない!」

 一気に俺は熱くなっていた。

 無我夢中だった。


 しかしパークはどういう気か次々に技を放った。

 まずは手の装甲と手首の小さい丸が巨大化し、傘の様な盾になった。


「アンブレラニードルショット」

 パークがそう言うと盾の表面から無数の光の針が発射された。

 

 俺はかろうじて避けられたがかなり広範囲に撃ったため後ろの兵達に突き刺さった。


 しかし俺の目を覚ます様にマーガスが割って入った。

「どうした! 一人で突っ走りすぎだぞ!」


 フォルスターも来た。

「あいつの相手はまず俺達がする」


「しかし!」

「なんで意地になっていきり立ってんだ」


「あいつに言われた事を気にして」

 フォルスターは言う。


「お前の気持ちもわかる。だが今は状況が状況だ頭を冷やせ」

「頭を……」


「そうだ、作戦が失敗してナターリアを助けられなくなったらどうする」

「!」


 はっとした。

 一番大事な事を忘れていた。

 俺は気づいたら自分の事だけ考えていた。


「ごめん二人共! 前衛は任せる!」

「よし!」


「俺も前衛に加わるぜ」

 キルビルも来た。


 フォルスターは言う。

「俺達の援護をしながらナターリアの死体を守っている兵達を倒すんだ」


 やっと分かった自分の役割。

 パークに言われた事なんてナターリアを生き返らす事に比べれば大したことないんだ。


 俺は三人でパーク達と戦うフォルスター達を火炎で援護した。

「ごめんナターリア!」

「怒ってないよ」 


 キルビルが特に凄まじい。

 パークを追い越しそうな速さだ。

「こいつ!」


「フォルスター、マーガス! 俺は一旦下がるから頼む」

「おう」


 交互に攻める三人。

 しかしパークもさるもの。

 

 今度は別の技を出してきた。

 兜に付いている牙を飛ばしたのだ。


 マーガスの肩と胸に突き刺さった。

「ぐあ!」


 何と牙は血とエネルギーを吸収している。

 そしてパークの所に戻ってきた。


「とどめだ」

 パークはまたアンブレラニードルショットをマーガスに飛ばした。


「危ない!」

 何とフォルスターとキルビルがかばい光の矢を全て撃ち落とした。


「ならばこれでどうだ」

 パークは兜のとさかから光線を放った。


 一方で俺はナターリアの遺体を守っている兵達を攻撃しかつ押されている自軍兵を救出した。

 

 フォルスター達は果敢に攻めた。

 そしてパークに隙が出来た。


「今だ快人! お前の力を見せるんだ!」

「あ、ああよし!」


 俺は最強レベルの火炎をパークに放った。

 パークは鎧も全て包むほど炎を全身に食らった。

「う、うおお」

 

 しかし炎の中から出てきたパークは鎧は多少焦げていてもまだ元気だ。


「俺のこの牙が防御を上げてるのよ」

「ならば切り落としてやる!」


 キルビルは素早くパークの懐に飛び込み槍で乱舞した。

 すると遂に牙に傷がついた。


「キルビル様の槍を甘く見るな」

「今だ快人!」


「よし!」

 今度は本当にありったけの俺に出せる最大の焔を放った。

 何とパークは火の中で斧に持ち換え衝撃波を俺にはなった。


 炎の中でパークはどうなっているのか。

 そして炎が止んだ。


 かなりパークはぼろぼろに焼けた。

 するとパークの顔がまがまがしく変形していく。

「なんだあれ?」


 パークの顔は人間のそれからセイウチになった。

 パークの正体はセイウチの半獣人だったのだ。

「あれがパークの正体?」


「そうだ。俺は魔族で最も動きが遅いセイウチ一族だった。しかし魔王様は俺の力を見出し人間タイプになったり新しい力をくれたのよ。俺は魔王様に忠義を強く誓っている」  

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