表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
少年戦士と彼に憑依した女勇者の二人三脚行脚(連載版)  作者: 元々島の人


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

29/70

果たし状

2月23日改稿しました。

 兵達は言った。

「我々もナターリア様のご遺体を魔王軍が隠しているのだと思い必死に捜索し探り当てたのですが何度か逃げられました。もう少し徹底してやりましょう」

「見つかればナターリア様が生き返るのも夢ではないですぞ」


 ナターリアは謙遜した。

「そんな、私は自分が生き返るより皆さんの身の方が」

 

 しかしアッサム様は言った。

「いや、他人の為に戦う勇者でも自分の事を考えるのは少しも間違いじゃない」


 俺は言った。

「良かったね」


 ところが騒ぎが起きた。

「こんな物が!」


 門の外に文書がおいてあったらしい。

「果たし状?」


 書面にはこう書かれていた。

『親愛なる王国兵団の諸君、ナターリアの遺体は我々が預かっている。そこで今度はそれを賭けて全面対決をしようじゃないか。君達が勝てばナターリアの遺体を持っていけばいい。日にちは四日後、場所はエンバック城城下町だ』

「何だって!」

「これで確実になったわけだ」


 挑発的な内容に皆ざわめきだした。

 特にナターリアの遺体という部分が核心を突いていた。


「でも奴ら絶対罠張ってるよ。ナターリアの遺体を盾にするとか」


「城下町の人達に被害が及ばん様に」

 俺も罠だと感じたし皆各々の意見が飛び交った。


 俺はつぶやいた。

「サージェント・パーク……」 


 マーガスが聞いた。

「どうした?」


「いや、あいつにこないだ言われた事が気になったんです。俺は後ろで守られてるだけだって」

「気にするな」


 アッサム様は危惧し警戒した?

「今回は勇者パーティのみならず王国兵も合わせた集団戦になる。尤も奴らが何人連れて来るか分からんし、卑劣な手段を使う可能性もある」


 そして王国では俺達と騎士、兵団を合わせた軍で約束通り果し合いを受ける事になった。

 結局こっちの兵は三十名で確定した。


 マーガスやフォルスター、そして新しい仲間キルビルも一緒だ。

 そして当日、既に町の人達は避難した。

 その後遂に魔王軍たちは来た。


 見ると、大将格はサージェント・パーク一人、後は普通の兵が約二十人。

 もっと総力戦で来ると思った。


「この箱の中にナターリアの遺体が入っている」

 すごく目立つ柩台の大きな箱は再後衛の兵達ががっちり守っている。


 こちらの騎士一人が言った。

「箱中を見せてもらえないか」

「良いだろう」


 箱を開けると驚くべき事に本当にナターリアの遺体があった。

 サージェント・パークは疑念を持った表情をした。


「何か?」

「あんた達にしちゃやけに正々堂々としてると思ってさ」


「はっはっは。人聞きが悪いが舐めてもらっては困る。今回は我々の武人の誇りを見せに来たのよ。それと勇者たちの力を確かめておきたくてね」


「わかった」

「では始めようか」


 こうして今までとは違い集団対集団の戦争みたいになった。

 魔王軍の兵達はどんどん前に出て来た。

 それを王国兵達が迎え撃つ。


 サージェント・パークは前に出て来た。

「さてと、俺は勇者達の相手をさせてもらう」


 フォルスターとマーガスは身構えた。

 ところがキルビルは大勢の兵に足止めの様に囲まれていた。


 町は戦場と化した。

 で俺は後方支援を命ぜられていたんだけど、ちょっといてもたってもいられなくなった。

 マーガスは言った。


「快人、何故前に出る? 無茶をするな」

「すまない。俺が一番先頭でパークの相手をしたいんだ。あいつに嫌な事を言われたから、修行して変わった所を見せてやりたいんだ!」

 

 俺は飛び出した。

「小僧、面白い」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ