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少年戦士と彼に憑依した女勇者の二人三脚行脚(連載版)  作者: 元々島の人


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キルビル対ブレイン

2月6日改稿しました。

「ならば複合攻撃だ。俺一人の攻撃でなく四人で岩を呼べば貴様もよけきれん」

 四人のブレインは詠唱し力を溜め岩を発した。


 先程の二・五倍の量の石が高速でキルビルを襲う。

「くっ!」


「どうしたさっきの威勢の良さは。何者か知らんがこれはよけきれまい」

 キルビルは一転防御態勢に入り反撃しなくなった。


「どうした手も足も出んか!」

「……」


 先程と違い何発かの石がキルビルの体に当たる。

 しかし彼は反撃しない。


 そして槍を取った。

 嘲笑うロック・ブレイン。

「貴様の槍でも撃ち落とせるかな?」


 しかしキルビルは先程と違い構えているだけで振り回さない。

 精神統一しているようだ。

「何だ? あの落ち着きは」


 そして遂に意を決するようにキルビルが槍を投げると右から三番目のブレイン一族の腹を貫いた。

 一気に石は減った。


「な、何故俺が石を操っていると分かった?」

「気配と脳波を読んだのさ。それと」


「それと?」

「貴様らは二人までしか同時に石攻撃が出来ないだろう。脳で通信しあい、二人以上では脳の共振に耐えられなくなるからだ」


「お、おのれ、なら他の二人で!」

「遅い!」


 何とキルビルは槍を引っこ抜き攻撃準備をしている二人目の腹も刺した。

「ぎゃあ!」


「どうする? 降参するか?」

「ブレイン様! お逃げ下さい!」


「お、覚えていろ!」

 兵士達はキルビルの気を引きながら退却した。


 そこへ王国軍兵達が援軍に来た。

「遅れました!」

「お、おうお疲れ様」


「君は」

「こう見えてもアッサム様の弟子っすよ」


「す、すごい!」

「俺は力はあるけど外見や態度はちゃらちゃらした男ですよ。でもね、堅くて説教臭い人より俺みたいなやつが正義を行う方がたまに説得力あるかなってそれが理由で戦ってるんですよ」

「そ、それだけで!」


「あ、そうそうなんか生きのいい新人が入ったらしいっすね。俺これから砦に戻りますから会いたいな」

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