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少年戦士と彼に憑依した女勇者の二人三脚行脚(連載版)  作者: 元々島の人


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ブレイン一族強襲 アッサムの新弟子

今回は三人称になります。

2月19日改稿しました。

 アッサム砦から少し離れた場所にある山のふもとの町。

 ここにも魔王軍の手が迫っていた。


 ロック・ブレインがいつもの服と帽子姿で兵二十人及び黒装束の仲間四人を連れて来た。


 兵が少ないこの町は魔王軍兵の勢いに押され対処が遅れた。

「暴れろ」


「やめろ! あんた達のやってる事はただの嫌がらせだ」

「うるさい」


 ロック・ブレインはまず兵達に暴れさせ金品と食料を奪い関係ない人を殴ったりした。

 そこへ騎士達と精鋭の兵達が来た。

「貴様らの思い通りにはさせん!」


「じゃあ俺が相手してやるか」

 とロック・ブレインが前に出ると黒装束達も続いた。


「今日は面白い物を見せに来たのよ」

 黒装束が服を脱ぐと何と全員がロック・ブレインの姿だった。

「さて、本物はどれかな?」


「ふざけやがって。本物は一人だけだろう!」

「お前らに判別がつくのか?」


「馬鹿にするな!」

 と兵達は判別は出来ないのだが前に突撃した。

 ところがここで地震が起きた。


 これが足止めとなった。

「どれが本物か分からんとまた足止めされると思うがな」


 今度は地面の破片が浮き上がり兵を襲う。

「馬鹿な人間ども。貴様らは本物も分からず死ぬのよ」


 騎士リーダーは鼓舞した。

「焦るな! 冷静に見るんだ」


 しかしまた地震と地面の破片が飛んできた。

 さらに隕石の様に上空から岩が降って来た。


「まさか、天から落とした」

「馬鹿め。あの山の岩を持って来たのよ」


 騎士達は近づけない。

 リーダーは言った。


「気配を読むしかない。あいつだ」

 と言い向かって行ったが、もっと落石は激しくなった。


「おい死ぬ前に教えてやるがこのロック・ブレインは俺一人。しかし他の四人は俺に変装してはいるがほとんど同じ力を持った『ブレイン一族』なのよ」

「ブレイン一族?」


「そうだ。岩を操れるのはこの俺だけじゃない。ブレイン一族の俺の部下は俺と同じ事が出来る。本物探しクイズご苦労さん。落石で死ね」

 落石で二名の兵が押しつぶされた。


  その時、青年は突如現れた。

「誰だ」


「アッサム様の修行帰りに立ち寄ったら、随分派手な事になってるな」

 突如現れた十九歳程の青年。

 

 槍を所持し、腕が丸出しの軽装な鎧に身を包んでいる。

 派手な髪型で、硬さとは程遠い。


 一言で言えばチャラい。

 そして精神的余裕を持っている。

 だるそうに槍を持っているのだが異様な自信も感じる。


「何だ貴様は」

「アッサム様の弟子の一人、と言ったら信じてもらえるかな。無理?」


「信じるか、貴様の舐め腐った態度といでたちで」

「つくんならもう少しましな嘘を付け」

 ロック・ブレインたちは完全に青年を馬鹿にしている。


「じゃあ、実力で証明するか……めんどくさい。まあアッサム様はすぐ俺を信じてくれたが」


「何? ふざけるのもいい加減にしろよ? おいお前らとっとと片付けろ」

 ロック・ブレインの指示を聞き六人の兵達は青年に襲い掛かって来た。


 一瞬だった。

 青年はにやりとするなり、本当に一瞬の槍さばきで兵達を蹴散らして見せた。


「え?」

「あ、ああ」


 力なく倒れる兵士達。

 青年は再びにやりとした。


「これで少しは信じてもらえるかな? まだ信じないか」

「ブレイン様! あんな奴がいたとは記録にありません」


「ようし、俺が相手してやる」

 ロック・ブレインは構えると大岩を呼び出した。

「食らえ!」


 巨石が二個青年を猛スピードで襲った。

 青年はぎりぎりまで姿勢を崩さない。

 

 そして、二個の巨石を真っ二つにした。

「え?」

「な、何だと?」


「ならこれでどうだ。今ほど巨石ではないが、無数の石が貴様を襲うぞ」

 ロック・ブレインは今度は小さな石を隕石群の様に大量に飛ばしてきた。


 ところがこれも青年はすさまじい槍さばきで全て撃ち落とし体には一切当たらなかった。

「な、何者だ」

「アッサム様の弟子、キルビルだ。大して名は知れてないから。別に信じなきゃいいよ。俺は弟子だって言いに来たんじゃなくあんたらと戦うために来たんだ」


「おのれ」

 ロック・ブレインの弟子たちは同様に石を大量発射した。

 しかしキルビルはこれも全て見切って見せた。


「何でこんな奴が突然現れたんだ!」

「名前すら聞いた事ないぞ!」


「人目を忍んで修行してたもんでね。ただもうお前らの暴行は我慢出来ねえな。修業中も行けなくていらいらしてたし。やっと終わったから戦える。さて暴れるか」

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