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少年戦士と彼に憑依した女勇者の二人三脚行脚(連載版)  作者: 元々島の人


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19/70

暗躍

今回は悪役視点三人称です。

 一人のケガ人が病院に救急で運ばれた。

 十八位の少年は傷だらけで息も苦しい感じだ。

「危険な感じだ。急ごう」


 少年は安静な場所に移された。

 看護師達は噂する。

「誰かに襲われたとか」


 ところが回りに来た看護婦に少年は薬の様な物を渡した。

 その看護婦はにやりとした。


 そして検診の時間。

「では息を吸って」


 と言った医師の口に少年は急に表情を変え口に種を突っ込んだ。

「あ、ああ!」


「どうしたんですか先生」

 駆けつけた看護師の前に少年は姿を現した。

「あ、ああ」


 何と彼は傷ついたプラントキングが化けていたのだ。

「くっくっく。入院患者をあの先に潜入した偽看護婦と協力して植物人間にしてやる」


 さらに場所は変わってここは快人達が昇った山でのトンネル工事現場。

 そこに違う動きをする男がいた。

「君、何をやってる? そんな所掘るな」


 しかし無視した男は振り返ってにやりとした。

「何だ?」


 男は正体を現した。

 ロック・ブレインだったのだ。

 

 さらに配下たちは先に入り込んでいた。

「あああ!」


「ここのトンネルに爆破装置をしかけ通行者を殺す。さらに山道各所に爆弾を置いて道行く人間を殺す」


 町や道にごろつきが増えた。

「サージェントパーク様が付いてるんだ」

「つれてこい。ぐあ!」


 そして快人達はいよいよアッサムのいる砦に近づきつつあった。  

 ここは王国の兵団作戦会議場。

「何だ?」


 上官達の元に一人の新米兵が来た。

「隊長、作戦要項書をいただいて良いですか?」

「君にか?」


「私は伝令役です。上官達が持ってこいと」

「何故新入りの君に扱わせるんだ、ちょっと言っておいた方がいいな」


 隊長と新米兵士は上官室に言った。

 上官は

「ああ、私が彼にもってくるよう言ったんだ。渡しなさい」

「新米に取りにこさせるとは、え?」


 何と新米は姿をあらわした。

 幹部の一人、ゴーレムザイラスだったのだ。

「なっ!」


 そして上官は手下がばけていた。

「いただく」


 隊長は必死に逃げて部屋から出た。

「どうしました?」

「魔王軍が紛れていた!」


「くっく!」

「あっ、逃げた! 警報だ!」


 ゴーレムザイラスは戦わず逃げた。

 しかし追い付かれそうになり、振り向いて火炎を噴いた。

 壁に炎が移る。


「火事を防ぐのが先だ!」

 そして前から別の兵二名がゴーレムリザードを防ごうとしたが片方は殴られ片方は顔面に火を食らった。


 要項はまんまと盗まれてしまった。

 さらに先程のトンネルで人が襲われ続けていた。

 

 何とロック・ブレインが他に四人いる。

「我々はブレイン様につかえるブレイン一族だ」


 ブレイン一族達はなぐるけるで工員達を襲い、爆発で止めを刺した。

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