表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/37

29.空飛ぶ毒娘とVS袋妖獣 その2

 一見は白く大きな布製の袋が上空を漂っているようだった。しかし、“それ”にはよく見ると目があり、口があり、歯があった。生物と言えるかどうかは分からないが、少なくともただの袋ではない。

 何かを見つけたのか、突然その袋は下降を始めた。人家の塀の上で眠っている猫がいる。どうも袋はその猫を狙っているようだった。が、すんでのところで猫は袋に気が付いて素早く逃げてしまった。猫に躱された袋は塀にぶつかり、垂れ下がる。

 恐らく、何も感じてはいないのだろうが、失敗を恥じているようにも見えた。

 少しの間の後、袋は再び膨らみ始めた。浮上しようとしているようだったが、そこで犬の鳴き声が聞こえて来た。袋に気が付いて威嚇しているようだ。

 袋はしばらくその犬を見やっていたが、やがて何を思ったのかふわりと舞って迫っていった。口を拡げる。大きく、大きく。包み込むようにして。食べる気だ。犬は恐怖を覚えたのか、激しく吠えた後に逃げ出そうとした。が、リードで繋がれているので逃げられない。

 「キャンキャン!」

 やがて犬の吠え声は悲鳴に変わっていった。食べられてしまいそうだ。が、そこで家の中から「このー!」と大声を発しながら20代くらいの女性が出て来た。

 「あっちに行け! あっちに行け!」

 金属バットを振り回して、必死に愛犬を守ろうとしているようだ。しかし、バットが袋に当たっても“バフンッ”と音がなるだけで効いているようには思えない。布のような身体が、打撃を吸収してしまっているのだ。

 何を思っているのか、やがて袋はその女性に向けて大きな口を開けた。四角くて丈夫そうな大きな歯が見える。女性を食べてしまうつもりかもしれない。犬の悲鳴が再び吠え声に変わる。しかし構わず袋は女性に襲いかかろうとした。

 そのタイミングだった。

 「高速回し蹴り、二連!」

 そう鋭い声が響いたかと思うと、蹴り技を放ちつつ、チャイナ服っぽい衣装に身を包んだ女性が現れた。

 魔法少女青蓮だ。

 袋は蹴りの威力で後方に飛んでいく。ただ、攻撃は吸収されてしまっているようだ。ダメージを与えられているとは思えない。

 「大丈夫ですか?」と女性達に青蓮は話しかける。「はい。ありがとうございます」と女性は返す。青蓮は袋が再び攻撃して来ないかと警戒をしたが、どうも袋にそのつもりはないようで彼女の蹴りの威力で宙を舞ったのを利用してそのまま空に浮遊していった。

 逃げた…… と言うよりは、ただただ関心を失ったように思える。

 「待て!」と声を発すると、彼女は袋を追っていった。あまり速くはない。直ぐに追いついて蹴りを数発入れたが、空中で足場がなく、力を込められていない所為もあってあまり効いていないように思える。彼女はそれから袋を掴んで力を吸収できないようにしつつ打撃を入れようと考えたが、袋の表面は思った以上につるつるとしていて上手く掴めない。そのまま袋は上昇していってしまう。

 「これじゃあ、埒が明かないわね」

 そう呟くと、彼女は他の魔法少女がやって来るのを待とうと考えたようだった。袋を監視しつつ立ち止まる。このまま攻撃をし続けても、彼女の体力が尽きてしまうだけかもしれない。ならば、他の魔法少女達と協力した方が良い。

 

 「お前、普通に遅いな」

 と、紐野繋は魔法少女ラブリン・ポイズネスに話しかけた。走る速度が彼とあまり変わらなかったのだ。不服そうに彼女は返す。

 「仕方ないでしょう。まだ飛べないのですから」

 「いや、他の魔法少女は身体能力も強化されていてな、少なくとも僕よりは遥かに足が速いぞ?」

 しかも、彼は特に足が速い方ではない。

 もしかしたら、毒魔法が強力な分、彼女の他のステータスは抑えられているのかもしれない。

 彼らは今、袋妖獣が下降をしているのを見て、慌ててそこに向かっていたのだった。誰か犠牲者が出る前に。

 走り続けていると、やがて犬の吠え声が聞こえて来た。そろそろ袋妖獣が降りていった辺りだ。すると、突然、大きな白い袋が空中に飛び出て来た。そのまま袋は空中を浮遊していたが、そこに青蓮が飛び出していって攻撃を加える。

 「わ! 凄い! 本物の青蓮さんだ! 生ですよ! 生! 凄い攻撃です! あれは倒してしまうんじゃないでしょーかねぇ?」

 それを見てポイズネスははしゃいでいる。“最推し”だと自称するだけはあって青蓮を生で見られて嬉しいようだ。冷静に紐野はそれに返す。

 「いや、多分無理だな。空中で力が入っていないし、あの妖獣の身体が布みたいだから打撃は効きにくいみたいだ」

 そう断言したのには、“この程度で倒せるのだったら、ポイズネスを売り込む為にあの妖獣を用意するはずがない”という理由も入っていたのだが、それは説明しなかった。

 やがて青蓮は倒すのを諦めたのか、攻撃を止めしまう。そして辺りを見回し始めた。恐らくは他の魔法少女を探しているのだろう。

 「おーい! ここだ、青蓮!」

 それを見て彼は彼女に呼びかけた。彼女は直ぐに飛んで来る。

 「紐野君! 来てたんだ。キリは?」

 どうも彼はキリとセットだと思われているようだ。実際、ほぼその通りなのだが。

 「今回は出て来てないよ。ま、偶には休ませたいし。で、代わりにこいつだ」

 ポイズネスを彼は手で示す。そう言われて、彼女はポイズネスをじっと見る。青蓮に憧れているポイズネスは目を輝かせていた。

 「あ~。この前のカタツムリの時にデビューした子ね? 初めまして」

 ポイズネスはいかにもなゴスロリ系衣装なのに、魔法少女だと直ぐには思われない。よっぽどそれっぽいオーラが出ていないのだろう。

 「はい。初めましてです! 感動です! まさか青蓮さんに声をかけてもらえるなんて!」

 ポイズネスは頬を紅潮させ、心ここにあらずといった様子だった。

 「それで、この子にならあれが倒せるの?」

 「多分な」とそれに彼は返す。

 「こいつは毒を使う。そして、あの妖獣はどうやら食いしん坊らしい。なら、作戦は決まったようなものだろう? 餌に毒を混ぜて食わせれば良い」

 一応、魔法少女ファン・コミュニティでも作戦案を募集してみていたのだが、彼と同じ作戦ばかりだった。

 

 紐野達は商店街の肉屋で大量に安い肉を買った。あの袋妖獣がどんな食べ物を好むのかは分からないが、犬を食べようとしたらしいから肉食なのだろうと予想して。

 「毒毒スペシャル マジカル猛毒~」

 買った肉にポイズネスが魔法の薬をかける。彼女を信頼するのならこれで肉は猛毒を帯びたはずだった。

 「お前、マジカルを付ければ何でも良いと思ってないか? 別にいいけど」

 とそれに紐野はツッコミを入れた。

 彼らはその肉を人気のない野原の真ん中に置いた。上空には袋妖獣が舞っている。野良猫か何かが食べてしまわないように気を付けなくてはならない。三人は壁の陰に隠れると様子をこっそりと見守った。

 やがて、肉の匂いに気が付いたのか、上空を舞っていた袋妖獣が下降して来る。野原に舞い降りた。そして、慎重に肉に近付いていくと大きく口を拡げる。食べそうだ。

 “よし! いける! 食え!”

 三人はそれを固唾を飲んで見守った。が、何故か妖獣は動きを途中で止めるのだった。肉の匂いから怪しい成分を感じ取ったのかもしれない。それでも悩んでいたようだったが、やがて上空に浮遊していってしまう。

 「ああ~。ダメでした。あいつ、意外に賢いですよ!」

 ポイズネスは落胆の声を上げ、紐野は頭を掻いた。契約用インターフェースキャラクターがポイズネスに退治を勧めて来たからにはシンプルに毒殺できると思ったのだが、どうやら簡単にはいかないらしい。

 「多分、毒を察知したのでしょうね。嗅覚が鋭いみたいだから」

 青蓮がそう言うのを聞くと、何故かポイズネスはにやりと笑った。

 「なるほど。つまり、それは毒じゃなければ良いって話ですよね?」

 そしてそう言ったのだった。

 

 幸い、直ぐに再び袋妖獣は下降して来た。降りた場所に向かってみると、レストランの裏口にゴミ捨て場があって、従業員が大きな生ゴミ用の箱の蓋を閉め忘れたらしく臭気を発していた。どうやら袋妖獣はそれに惹かれているようだ。舞い降りると、生ごみを食い始める。

 その光景に紐野は悔しがる。

 「ゲッ! 生ゴミで良かったのかよ。肉なんか買うんじゃなかった」

 余計な散財をしてしまった。

 「ウフフフ。ラッキー。おあつらえ向きですね」

 それを見てポイズネスは嬉しそうにするとまた魔法を使った。

 「毒毒スペシャル マジカル肥満化薬!」

 そうして恐らくは肥満にする薬なのだろう妙なカプセルを生成した。

 「さあ、爆弾男さん。これをあいつに食わせてください」

 「え? 僕がやるのか?」

 「いつも爆弾を投げているじゃないですか。コントロールはあるのでしょう?」

 「ま、良いけど」

 紐野は慎重に袋妖獣に近づいていく。幸い、生ゴミを食べるのに夢中で気付かれていない。ある程度の距離にまで来ると彼は肥満化薬カプセルをゴミ箱に投げ入れた。気付かずに袋妖獣は生ゴミを食い続けている。

 「よしよし。よくやりました」

 彼が戻るとまるでペットの芸を褒める飼い主のような口調でそうポイズネスは彼を褒めた。彼はちょっとむかついしまう。

 「これでどうなるんだ?」

 「まあ、見ていてくださいよ」

 袋妖獣は生ゴミをほとんど食い尽くす、それから舌を出してペロリと口の周りを舐めると辺りを見回した。まだ何か食えるものがないか探しているのかもしれない。

 ――その時だった。

 ドクンッ

 と、袋妖獣は身体全体を震えさせた。まるで全身が心臓になってしまったかのような動きだった。それを数度繰り返す。そこで紐野は気が付いた。

 「まさか、震える度に身体が大きくなっているのか?」

 ポイズネスが頷く。

 「はい。あれを食べると、あのように身体が肥満化していくのです。もちろん、何か食べないとダメですが」

 「うわ~ 女の子にとっては悪夢のような魔法ね」と、青蓮は感想を漏らした。

 やがて袋妖獣の巨大化は止まった。大人でも一呑みできそうな程の大きさになっている。

 「さあ! あの大きさでは流石にもう飛べないはずです! 青蓮さん! 止めを刺してやってください!」

 それを聞いて紐野は言う。

 「どうでも良いけど、お前って止めを刺すのは他人任せにするのな」

 何となく気持ちは分かるが。

 「任せて」と青蓮は応えると、気合を入れた。が、それよりも早く突如として巨大化した袋妖獣は動き出してしまったのだった。しかもかなりの速度で。地面を滑るようにして移動している。

 ズザザザ!

 物凄い音を立てている。

 どうしたのかと目をやって気が付く。

 「見ろ、子供がいるぞ!」

 レストランの敷地外を子供が歩いており、どうやら袋妖獣はそこに向かって突進しているようだった。

 紐野は顔を引きつらせる。

 「まさか、食う気でいるのか?」

 そこで青蓮が駆け出した。

 「助ける!」

 速度では青蓮の方が圧倒的に上だ。楽に先回りできそうだった。だが、彼女が袋妖獣の前に立ちはだかったところで、何故か妖獣は急激に方向転換をする。

 ――何?

 恐らく三人とも虚を突かれただろう。方向転換した先を見てみると、そこにはセーラー服を着た高校生と思しき少女の姿があった。線が細くて、いかにも身体が弱そうだ。フェイントなのか、突然狙いを変えたのかは分からないが、彼女がピンチだ。

 「危ない!」

 そう叫んだ刹那、紐野は自分の目を疑った。その少女の姿がセーラー服を変形させたような魔法少女っぽい衣装に変わったように思えたからだ。ただ、その次の瞬間には、彼女は袋妖獣に呑み込まれてしまったので、目の錯覚かどうかは分からなかった。

 「どうしましょう! 食べられちゃいましたよ?!」

 と、ポイズネスが叫ぶ。

 「大丈夫! 助ける!」

 青蓮が駆けたが、そこでなんと袋妖獣は空に浮遊していってしまったのだった。巨体でも問題なく飛べている。

 “まずい”

 と、紐野はそれを見て思う。

 空中では青蓮の攻撃力は半減する。しかもあの巨体だ。耐久力も高くなっているに違いない。このままではさっき呑み込まれてしまった少女を助け出せないかもしれない。案の定、青蓮は叫んだ。

 「私じゃ無理そう! ポイズネスちゃんお願いできる?」

 「いやいやいや。わたし、無理ですよ!」と全力でそのお願いをポイズネスは拒絶する。紐野が声を上げて説明した。

 「こいつ、空を飛ぶのが苦手なんだ」

 すると、青蓮は「そうなの?」と返す。その後で何を思ったのか、ほぼノータイムで彼女はポイズネスに突っ込んで来た。

 「なら、私が運んであげる!」

 そして、青蓮はポイズネスを抱きかかえると袋妖獣に向かって飛んでいったのだった。物凄いスピード。

 「ノアアアアアア!」

 というポイズネスの声が響く。

 その声を聞いて、最初、紐野は悲鳴を上げているのだと思った。が、彼女の顔を見て認識を改める。何故なら、目がハートになっていると言っても過言ではないような恍惚とした表情を浮かべていたからだ。

 つまり、それは歓喜の声…… いや、恐怖と歓喜の両方の声と言った方が良いのかもしれない。

 “そう言えば、あいつ、青蓮に憧れているとか言っていたよな……”

 と、紐野は思い出す。

 やがて袋妖獣に青蓮達は追いついた。袋妖獣の速度はあまり速くないのだ。そこで青蓮が声を上げた。

 「お願い! ポイズネスちゃん!」

 よだれでも垂らしているのじゃないかと思えるかなりだらしない声で、ポイズネスはそれに応える。

 「わっかりましたぁ」

 目がイッテいる。

 それから彼女は技名を叫んだ。

 「毒毒スペシャル! マジカル毒注射!」

 巨大な注射器が現れる。

 “……やっぱり、なんでもかんでもマジカルを付ければ良いと思っているような気がするなぁ、あいつ”と紐野は思う。

 なんにせよ、それから彼女は注射器を袋妖獣に突き刺した。即効性だったらしく、注射を打たれた瞬間に、袋妖獣は青くなり、そのまま力と浮力を失って穴が空いたパラシュートのように落下していった。

 「おい! これ、結局さっきの女の子は助からないんじゃないか?」

 青蓮が助けに向かったが袋妖獣の皮膚は掴み難い。そのまま地面に激突してしまう。

 「まずい! ナースコールを呼ばないと!」

 慌てて紐野は魔法少女ファン・コミュニティでナースコールへのヘルプメッセージを打った。

 

 「あらあら、驚いたぁ。この子、無傷よー」

 

 青蓮達が袋妖獣の腹(?)を裂いて、中の少女を助け出すとナースコールはそう声を上げた。

 毎度の事ながら、彼女は直ぐに治療に駆けつけてくれたのだ。

 少女は粘液にまみれていたが、ナースコールが言うように怪我はないようで、助け出されると、

 「酷い目に遭いました」

 と言って、直ぐにむくりと起き上がった。

 恐らく、巨大化した袋妖獣の身体が、上手い具合にクッションになってくれたのだろうと彼は予想した。

 少女は妖獣に呑み込まれる一瞬、魔法少女の姿になったように思えたのだが、その時の彼女は普通のセーラー服を着ていた。見間違いだったのかもしれないと紐野は思う。彼女は助けてくれたお礼を述べると、「早くお風呂に入りたいです」と言って早々にその場を立ち去ってしまった。

 その後でポイズネスがはしゃぎ声を上げる。

 「やりましたよ、爆弾男さん! わたし、苦手を克服しました。もう空を飛べます! 青蓮さんのお陰です!」

 そう。さっきの事が切っ掛けで、なんとかポイズネスは飛べるようになったのだった。

 憧れの青蓮に抱きかかえられるという快感と空を飛ぶという恐怖を同時に味わい、どうやら彼女は飛ぶのが平気になったらしい。実際にその場で飛んでみせる。

 フヨフヨフヨ……

 確かに飛べていた。

 ……が、

 「空を飛んで恐怖を覚えると、あの時の快感が蘇ってなんとも言えない良い気分になるのですぅ」

 空を飛ぶ彼女の表情はちょっとやばかった。

 紐野は思う。

 “これ、本当に大丈夫なのか?”

 大丈夫じゃないかもしれないが、知らない振りをすることに彼はした。

 空を飛ぶポイズネスのバックは空には、朱色が混ざり始めていた。いつの間にか、夕刻になっている。それを見た彼は不意に頭痛を覚えた。それで思い出す。時限式の毒が発動するタイムリミットだ。

 「おい、ポイズネス。頭がちょっと痛いんだが、もしかしたら、毒が発動しかけているんじゃないか?」

 それで地上に戻って来たポイズネスにそう尋ねると、「ああ、忘れていました。解毒しますね」と彼女は返す。ふと疑問に思って「ところで、どんな毒だったんだ?」と彼が尋ねると、彼女は、

 「人なら死にますね。普通に」

 と、あっさと答えた。

 「ふざけるな! さっさと解毒しろぉ!」

 そう彼はツッコミを入れた。

 

 読書喫茶。

 いつもの二見とのミーティング。彼女がスマートフォンで動画を観ながら紐野に言う。

 「珍しいー わたし以外の魔法少女と組んで妖獣と闘ったのね」

 「まあ、成り行きでな」

 「へー。どうだった? 危なくなかった?」

 「……毒殺されかけたな」

 「え? 大丈夫? 毒を使う妖獣だったの?」

 「いや、違う。魔法少女に……」

 「なんでよ?」

 それは彼自身も訊きたかった。

本編とはまったく関係のないオマケ

挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ