396 今と昔を繋ぐ縁
「ジルクト・・・!」「「シャッ、シャノンノさんっ?」「オメロスまで・・・一体どうしたっていうんだ?」
走って行くリエナ、パミルに驚き。更に前方の神殿に身内がいる事に驚いたドレッド達が慌てて彼女達の後を追いかけた。そんな彼等を観光気分のオメロスとシャノンノが手を振っていた。その中1人・・・ジルクトはどこか後ろめたさを見せる様に兄妹達から少しだけ隠れる様に顔を逸らしてしまう。
・・・・・・
「な~んであなた達がこんな所にいるの?」「それはこっちの台詞。ヒーちゃん達こそ、何でこんな神殿に?」「・・・たまたま?」「あー・・・いや」「んんーーっ・・・」
リエナ達の質問に歯切れ悪そうに眼を瞑り腕を組んで、中途半端な中腰で首を傾げるオメロス。彼の耳飾りになっているヒトデのヒーちゃんもどう答えたらいいのかハッキリとしていない様子だった。そんな彼女達を置いて、生き別れてしまった兄弟の下へと向かうフォーブライト家。
「ジルクト・・・!あなた、無事だったのね」「ジルクトお兄様・・・。本当に生きていて・・・良かった」「・・・首都を出た後。お前の姿を見た話を聞かなかったからな。本当に心配した」「・・・」「? ジルクト?」
ソワソワと、真面に自分達の顔を見れないでいるジルクトを不思議そうにするロクサーヌとプリメラ。それに対し、すぐに事情を理解したドレッドはただ黙って弟が口に出すのを待った。やがて意を決した彼は大きく深呼吸をしてからゆっくりと真正面に振り返る。
「・・・ロクサーヌ姉さん・・・プリメラ・・・。・・・ドレッド兄さん・・・。ごめん」「「???」」「・・・」
困惑する2人に対し、長男であるドレッドは口元を綻ばせ、ゆっくりと前へ進んで弟の肩を優しく叩くのだった。
・・・・・・
「そういやぁ、こっちで保護してるって伝えていなかったな。悪い」「いや。個別に話せる機会がなかったから、ユークリッドさんからはそれとなく雰囲気で伝えられてはいた。期待・・・はしたかったが、何が起こるか分からない。ジルクトの技術力は彼女にとっても脅威となるだろうから秘匿にしておきたかったのだろう。寧ろ・・・今、こうして再会できただけでありがたい。俺の心配事もまた1つ消えた。・・・レックスさん達には感謝している。・・・ありがとう」「・・・おうっ」「へへ」「ふふ」
ドレッドに続きロクサーヌとプリメラも彼等に頭を下げた。ジルクトは頬を掻いて少しだけ気恥ずかしそうにしていた。
「ふふ。良かったね?」「ええ」
ユティにロクサーヌが笑顔で答えるのだった。
「・・・なんか知らん間にぎょーさん集まったもんやな~?」「ホントねー」「なんだか、観光気分で楽しくなってきちゃったね?・・・ねえ?このままあの扉の奥とか覗いちゃってもいいかな?」「ちょっ,ちょっと待って~なシャノンノちゃん」「(ボソ)・・・なんかオレ達と会った時よりも雰囲気が変わってね?」「(ボソ)・・・誰だって素直になりたい時ってのがあるんじゃないかな?」
少しだけ驚いているベラールとガジェットを置いて、ゆっくりとバッツ達が彼女の前へと近づいて行く。
「あ、あの・・・」「?」「シャノンノ・・・って、もしかして有名女優の・・・?」「混乱する舞台を奇跡に変えた・・・世界が認めるっていう・・・」「あっははははは。買いかぶり過ぎ。何それ~?」
笑って手を振って入るが否定はしない事で確信を持ったバッツ達の目が輝いた。
「ほ・・・本物だっ・・・」「・・・凄い・・・。ねえバッツ。紙とかないの? 色紙とか?」「いや、そんなの持ってねえよ」「だったら、その服で良いからちょっと破かせて」「何でだよっ。お前の破けばいいだろう」「エッチ」「ちげえだろっ」「・・・お前もサインでも貰うか?」「いえ。流石に今はその様な時では──」「またとない機会かもしれんぞ?」「・・・」
体を抱きすくめ、少し頬を赤らめてバッツから後退るロロナ。冗談のつもりが本気でちょっと悩むような真面目すぎるドルゴにナルシャはやれやれと首を振っていた。
「あんた・・・。ホント、何処にいても目立つわね~」「ふふん。今は休業中でも・・・役者が夢見る舞台に出てた女優ですから」「・・・はぁ~~~・・・(ちょっと得意気になっているシャノンノちゃんもかわええ~)」「・・・ !」「アデッ! な、何すんねん!」「慣れてきたからって、あんま調子に乗らないように注意しただけよ。・・・私が見ている事、忘れないようにね」「う・・・ぅす」
器用にアクセの角を首に突き刺し、忠告されたオメロスがしょんぼりしているとそこへリエナ達が近づいてきた。すぐに機嫌が直り始めるオメロスに「ち」と小さく舌打ちするヒーちゃん。
「この男の姿が異界の召喚獣のオメロス。本当は物凄く大きいウネウネした生物なの」「で、耳に付いているアクセサリーも召喚獣のヒーちゃんっていうの」「・・・へぇ~。召喚獣って言うのは・・・なんというかこの様な人の姿をしているのですね。姉様」「・・・自然界が生み出す精霊にも人に似たモノがいるというのは聞いた事がなくはありませんが・・・ここまで人と変わらないのは初めて見ました」「あれ?前に2人に聞いた時はなんていうか人の姿ではもっとおどおどしてるって言ってなかった?」「エンタールモットやレジスタンスに保護された孤児達と遊んだりしてたからね」「わ、本当に喋った」「初めまして。私は異界から召喚されたこの無謀なタコの保護者代わりをしているヒーというものよ。よろしくね」「あ・・・初めまして」「よろしくお願いします」
驚きと戸惑いつつもプリメラとロクサーヌが会釈する。
「リエナちゃんとパミルちゃん。この子達は?」「この子はプリメラでこっちはお姉さんのロクサーヌさん」「・・・ユティ」「ちょっと・・・?私の扱いが雑じゃないかしら?」「? そんな事ない」「・・・本当かしら?・・・うりうり♪」「・・・ヘルプ」
リエナとは違い、パミルはノールックで軽く首越しに親指での紹介だったので捕縛されてしまった。手を振って親友達に助けを求めるが、誰も手を貸すことはない。
「あっ・・・ユティは違うけど、こっちの2人はジン君のお姉ちゃんだから」「「なにっ!」ええっ!」
驚くオメロス達はギョロギョロと頭の先から足下まで何度も往復して姉妹を見てしまう。何とも恥ずかしそうにしてしまうプリメラに姉は両肩に手を乗せて、安心させる。それに気付いたリエナの目が少しだけ据わる。
「・・・・・・」「ちょっと2人共」「ぇ?・・・ああ、ええっ。ごめんなさい」「・・・」「オメロスっ」「へっ?・・・ああ、ごめん。・・・何ていうか・・・全然似てへんかったから」「そうね・・・。何ていうの?・・・魔力とかも含んで、違う気がしたから」「いえ・・・お気になさらず。それよりも・・・お聞きしたい事が・・・」「「?」」「あの・・・ジンと会ったのですか?」「ああ。最近な」「「「っ!」」」「最初はまぁ・・・しゃーなくワイが手加減してやったっちゅー所やけど」「(ボソ)・・・負け惜しみ言っちゃって」「負け惜しみやないっちゅうねん。あのまま本気出してたらリエナちゃんやパミルちゃんに怪我しそうやったから、止めたっただけや」「はいはい」
話が逸れ、漫談に置いて行かれている2人に変わりリエナが仲裁に入った。
「・・・何かオメロス。あの時よりも独特な言い方が強くなってない?」「(コクコク)」
リエナ達を間に挟み、ユティから逃げた(解放された)パミルが何度も同意する様に頷く。
「ああ、気にしないでリエナ。元々、こっちがオメロスの普段通りの喋り方だから」「こっちで喋った方がめっちゃ楽なんやけど・・・。当たりが強いって言われてな。出来るだけ出えへんように気を付けてたんや」「見た目からはそんなイメージも強い印象もないけど、実際オメロスは強いし、そこらの不良共なんて目じゃないから。皆は受け入れてくれてるんだけどね」「ある程度はしゃーないとしても・・・あのレジスタンスんとこのガキ共は本当にワイをなんやと思ってんのや。これでも自然界や異界の中ではそれなりに上位の存在なんやぞ」「それだけ頼りにしてるって事じゃない。私もオメロス君がいてくれて本当に嬉しいよ」「えっ?シャノンノちゃんも?」「もっちろんだよ」「そ・・・そうなんや。・・・そうか。そら~・・・しゃぁーないな~♪」「・・・ホント、単純」
とそこへ、咳き込むリエナに気付いたオメロスは「おっとと、そうやった」とジンについて知りたそうにしている2人に答える。知りたいのは他の者達も一緒だった。
「ワイらが最後に会ったのは・・・今回のけったいな宣戦布告の前やな」「そうだね。ユークリッド王の紹介でモナメスに来ていた時だったね」「じゃあ、マリティカが会ったのが・・・最後?」「(コクリ)そうなるようね」「ん?」「マリティカ?」「私達の所でメイドをしていた者です。今はレジスタンスの仲間としているとか?」「え?」「そうなの?」「あれ?言ってなかったっけ?」「こっちは情報と潜入が多かったからな。会う機会も少ないし、孤児院にはそうそう来ないだろう」「あ・・・そっか」
オメロス達の視線に近づいていたミュティアとニーベルがその疑問に答える。
「では、今も?」「うん。ウチの仲間があなた達の邸に迎えに行っていると思うはずだよ?」「そうですか・・・」「無事・・・なのかしら?」「アイツがそうそう殺られるワケないって」「そうそう。少なくとも、あんな巨大な兵器っぽいモノの攻撃じゃない限り。そうそうくたばる様な玉じゃないって」「「「・・・」」」「あ」「おっ・・・とこれは・・・。ヒーちゃん、やっちゃたね」「・・・ご、ごめん」
プリメラやロクサーヌだけじゃなく、他の面々にもその言葉は暗い表情をさせるのに聞いてしまった。それに対し、自信満々に答えたのはユティだった。
「大丈夫。そんな顔しなくても、あの子ならきっと元気にしているよ。今、何をしているのかは知らないけど、きっとあの子なら・・・ジン君なら私達同じように、あの兵器を止める行動に出ると思う」「「「・・・」」」
迷いのない態度に弱気になっていたリエナ達の顔にも少しずつ元気が取り戻されていく。
「・・・ふん。そんな事しってるもん」「(コクリ) ユティよりもずっと前から」「へへ・・・。そうだよな。アイツに追いつくためにオレ達も特訓したんだ」「うん(コクリ)。きっと、どこかで会える」「ふ・・・ああ。少なくとも以前の様な足手纏いにはならんつもりだ」「彼の全力を想像すると・・・微力にしかならない様な気がしますが・・・」「ほら、弱気にならない。先輩が見せてどうするの?」「は、はい・・・!」「・・・だとよガジェ兄?」「ふ・・・僕はとっくに覚悟していたよ」「・・・姉様」「・・・ええ。こんなにジンは皆さんに思われていたのですね」「ええ、もちろんです。ロクサーヌ義姉さん」「ねえ???」「いずれはもっと大切な関け──」「「「させるか―っ!」」」「ぐわーっ・・・って、なんか増えてるっ?! な、何でシャノンノさんまでっ?」「あ。・・・あはははは」
鋭い視線になるリエナとパミル。本能で何かを感じ取ったユティも笑って誤魔化すシャノンノにどこか警戒心を緩めることは出来なかった。
・・・・・・
「そうか。では、お前でも・・・」「うん。ごめん、兄さん」「いや、構わない。・・・ふ。正直、あてにしてなかったと言えば嘘になるが・・・。元々、何とかなるという話でココに訪れたんだ。先ずはそこから始めよう。他の代表方もアレに備えての対策は急務で行って下さっている」「そう・・・だね。だから僕は、もしレネッタ・・・。彼女達と直接戦う事になった時に向けて作っている最中だよ」「お?そんなお前さんがここに訪れたという事は?」
傍で聞いていたレックス達が突然ドレッド達の会話に加わってきた。
「はい。とりあえずですが、出来上がった所です。まだ微調整が残っているのでお渡しするのはもう少し後になりますが・・・」「ううん(フルフル)。それでも凄い事じゃない」「そうだな。よくあんな短い時間で思いついたことを実現できたもんだよ」「・・・本当は違う形で使いたかったのですが・・・」「今は仕方ない」「はい(コクリ)。言い訳ばかり作ってしまうより。もっと大切な事がありますから」「今はそれでいいんじゃねえか?」「・・・何か策があるんだな?」「また後で話すよ。今はこっちを先に調べないと」
ジルクトが神殿へと振り返るのにつられてドレッド達も改めて、目の前に現れた巨大建造物を確認する。「お前の見解では?」そう言って横に並ぶように立って質問した兄に弟は首を振った。
「分からない。とても古い建築技術と魔力を制御して使っているようだが・・・自然を利用したとしても風化をそう簡単に止められるわけじゃない。メリリカさん達に聞いたけど、アルメラの地下には昔の建物が残っていたとか。それでも長い年月、空気にさらされボロボロになってしまった。魔力を一定に保たせたまま現状を維持させるのは昔も今も相当高度な技術を使ったとしても不可能に近いと思う」「だが・・・それが目の前に存在している」「うん(コクリ)。彼女達の映像で見た浮島は所々、長い間、深い地層にくっ付いていた事もあってか端の方がボロボロになっていた。直接間近で見てはいないけど、中心部分はその強大な魔力を操っている為か昔の状態を維持しているようだが・・・それでも老朽化した所があるのは否めない」「それに対してコレか・・・」「新品同様よね」「だから言っただろう?こんなのいつ建ったかなんてわかるわけねえって」
周囲に割れた滝の様な海水に含まれる魔力、メリリカやロクサーヌの光で照らされた神殿は、光沢具合も相まって完成したばかりといった状態でその姿を見せている。外側を縦14,5メートルはありそうな太い柱が等間隔で石作りの厚い屋根を支えており、囲う様な巨大な壁に扉が1つだけ閉じられたまま、ドレッド達の目の前に存在していた。所々に波打つ生き物の様な紋様が描かれている。
「どうしてこんな所へ?」「僕はたまたまだよ。実験テストも兼ねてユークリッド王やコートルさんに報告しようかなと思ってたら、急にオメロスさんが何か気になる気配がするとか行って、ここまで来ちゃったんだよ」「そんな理由でっ?!」
驚いてしまうメリリカに他のメンバー達も驚きを隠せないようだった。いや、どこか呆れているとも言えるかもしれなかった。
「危険な事はないって知ったシャノンノさんが興味を持っちゃって・・・」「心配で付いて来たら、ここにいたってわけか・・・。というかそんな簡単に来れる距離じゃねえだろ?」「戦争が始まるって事で、匿ってくれていた場所も念のために畳んで、より安全な場所に移動してたんだよ。その流れで付いてきちゃったのは僕自身の問題だけど・・・。オメロスさんって本当に召喚獣だったんだね」「えっ!実物見たのっ?」「うん(コクリ)。凄く巨大な生物だったよ。おまけに魔力を使ってなのか物凄い速さで海を泳いで僕とシャノンノさんを連れてここまで来たんだよ。あの速度と安全性。今の技術じゃ到底真似は出来ないよ」「えー・・・気になるー・・・」
何を想像したのかメリリカがいたく気になってしまい、仲間に同意を求める様な顔をする。それにはついついレックスもグロッグも乗ってしまうが、ジルクトが難色を示す。
「タコって言う軟体生物何だっけか?いや、それにしたって一体どんな姿だったんだ?」「後で見せてもらおうぜ?」「うーん、気になるし・・・見せてくれるかな?」「この星での魔力の使い方には慣れてきたって言ってたけど、まだまだ消費量が多くて、もしもの為に使いたくないんだって。最悪、異界に強制的に帰されるかもしれないそうだよ?」「あー・・・じゃあ頼めないな」「そうだな。仲間達の事を守ってもらってるんだ。贅沢は言えねえ」「えー・・・でも、気にならない?」「諦めろメリリカ。・・・その時が来たら見られるだろう」「・・・。そう考えると、起きない方がマシね」
冷静に今の状況を理解したメリリカ達もここは大人しく下がった。女の子に興味を持たれた絶好の機会を失うオメロスだった。そんなタイミングを見計らってドレッドが話しかける。
「わざわざ本来の姿になってまで、ココに来たという事は何かしら関係があるという事だな?」「うん。でも本人達もハッキリとは分からないみたい。何となく自分達と似たモノを感じたんだって」「という事は・・・これも召喚獣関連・・・」「でも、どうしてわざわざ召喚獣がこの世界に?異界なんでしょ?」「おいおいメリリカ。それはお前の分野だろう?」「エ、エルフが皆、博識ってわけじゃないんだからね」「お~?したり顔だったメリリカさんが、随分と弱気でw」「グロッグ。後で覚えておきなさい」「おー、こわ」
からかいつつも逃げる様に彼女の下から少しだけ離れた仲間を睨みつけた後、ゆっくりと1つ深呼吸してから、魔力を通してジッと建物を観察してみる。
「異界に関しては本当に分からない事が多いの。こっちとは全く違う時間や常識で流れていると考えていた方がいいと思う。自然界の精霊に関しては、似た存在であったとしても異界とはやっぱりどこか違う。前にオメロスが言ってた事で考えるとしたら魔力が違うのが大きいと思う。私達の種族と似た様な・・・いえ、もっと根本的な所の創りが違うのかもしれない」「その全く違う存在がわざわざ、こんな見えない所に神殿、と言えばいいのかを建てた」「(コクン)。しかも見た感じだと、こっちの精霊の力を一部かな?を使っているみたい。防護目的のようだったけど、相当強力よ?」「彼女の一族はいったい何と交流していたんだろうな」
ドレッドがワイワイと騒いでいる姦しいグループの中の1人・・・ユティに顔を向ける。レックス達も同じように旧交を温めるかのように話し込んでいる方へと振り向く。
「・・・ここでジッとしていても前には進まないな。そろそろ本殿に入ろう」
ドレッドの言葉に同意したレックス達が声を掛けながら歩いて行く。その後に続き、ドレッドも向かっていると、少し後ろを歩いていたジルクトが歩きながら話しかける。
「兄さん」「?」「何が、あるかは僕も気になるけど・・・」「・・・分かった。お前は後ろで待機していてくれ。場合によってはオレも残ろう」「いや」「?」「兄さん達は、進んだ方が良い。そんな・・・気が、するんだ」「・・・分かった」
自分でも分からず迷っている様子だが先ほどよりもハッキリとした言葉にドレッドは、弟の言葉を信じて短く答えるのだった。
【ジン・フォーブライト(純、クリス)】8才 (真化体)
身体値 301
魔法値 314
潜在値 355
総合存在値 708
スキル(魔法):干渉、棒術 8、マナ零子 8、感応 MAX




