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転と閃のアイデンティティー  作者: あさくら 正篤
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291 甘い誘い

 集会所での話を終え、重い空気のまま今晩泊まる宿へと入ったジン達。

 その夜は念のためとリエナとパミルの2人には女性護衛騎士が一緒になって同じ部屋で寝る事になった。ジンもその中に加えられそうになったが、何とかお断りした。


「・・・」


 そして現在。上手く誰にもバレない様にしながら宿の屋根裏で寝転びながら考え事をしていた。


「・・・どう?」〔昼間とそれほど変わりませんね。マナの性質的に多少の変化はありましたが・・・〕「これといって気になる点は無し・・・か」


 大きく息を吐き肩を落とすジン。


〔行方不明が発生して以来。子供達を早く寝かせているようですね〕「ま、この世界では娯楽も電気とかの発展して間もないからね。そこまでして夜遅くまで起きている理由も少ないんだろ。結果オーライだ」


 村の外には何人かの大人達が夜番をして巡回をしていた。


〔警備隊といえる人も少なかったですし・・・。元々ここに、モンスターが来ること自体珍しいのでしょうね〕「だとやっぱりモンスターの線は・・・」〔ゼロではありませんが〕「・・・」


 念のために警戒しつつもジンが再び肩の力を落としたのは言うまでもなかった。

 丁度そのタイミングで・・・。


(お~い・・・ジン~・・・!)


 手を振って戻ってくるゼクがいた。


〔どうでしたかゼク〕


 すぐに報告を求めるサポート。


(うん。君達の言ったとおりだよ。よくわかんないけど確かに湖から変な魔力が濃くなっていたんだ・・・)「城は見た?」(ううん、見てない。でも、確かに何か形になりそうな感じはあったかも・・・)


 ゼクは身振り手振りで何とか説明をしてくれた。


「どういう事だ?」〔ゼクは精霊です。もしかしたら私達とは違うモノを感じとっているのかもしれません〕「その可能性があるか・・・。ゼックン、他に何か感じた?例えばゼックンみたいに精霊とか・・・?」(え?・・・)


 聞かれたゼクは目を瞑り、必死に記憶の中を探ろうとしていた。・・・そして。


(・・・そんな気がしなくもない。でも、わからない・・・。何て言うか魔力が変なんだ)「マナが変?」


 最初にこの村に来た頃からジン達も気付いてはいたが・・・何となくゼクの言葉には、微妙にニュアンスの違いがあると感じたジンはゼクの方をしっかりと見つめ直した。

 ジンの表情に必死になってその時、感じた印象を答えようとするゼク。


(なんか・・・気持ち悪いんだ。ただの魔力じゃなくて・・・。う~ん・・・ああー、っ!そう!マナが混ざってたんだ!)〔混ざる・・・〕(うん!確かに精霊が持つマナとも似てるんだけど・・・そこに別の・・・何か変なマナがぐちゃぐちゃになってて・・・)


 ジンが体を起こした時、丁度巡回中の村人が視界に入った。慌てつつもすぐさま屋根から開けていた窓、自分にあてがわれた部屋へと降りる。そしてベットの中へ。


「元々、その可能性は考えてたけど・・・」〔はい。ゼクの言葉でかなり可能性は高くなりましたね。・・・人為的です〕(え?何か分かったの?)〔いえ、まだ確信までは・・・。ただゼクのおかげでかなり良い所まで進めましたよ。ありがとうございます〕(えへへへへ)


 嬉しくも恥ずかしいのか頭を掻いているゼク。


「さて今日中にとも思ったけど・・・」


 そう思った段階でつい欠伸が出てしまった。


〔ジン、今日はもう休みなさい。おそらく今夜は何も起きないでしょう。私が一応、警戒をしておきます〕「・・・お願い・・・」(ゼク、あなたもですよ?もし重要な場面で寝不足で力が出ないなんてのは困りますからね?〕(う、うん・・・。そうする)


 ちょっと残念そうなゼク。しかし幼く、また寝つきがいいのかすぐに寝てしまった。


「(ガジェット達はリエナ達の安全を最優先にしている。もしここに留まるとしても・・・)」〔おそらく明後日が限界でしょう。本人達も思う所はありますが・・・危険は避けたい〕「(だろうな・・・)」


 その言葉を最後に靴を脱いで、ジンは布団の中へと潜り、就寝に入った。



 翌朝。

 買い足し等を理由にもう1日だけ滞在する事になった。実質、今日が期限である。


「ジン君、今日はどうする?」「本でも読んで過ごす?」


 そう言うや否や、何処からか数冊の本を取り出したパミル・・・いや、リエナもだった。


「やっぱりおすすめはこのベーゼの誕生から」「報酬は・・・悲しみを背負う所からが良い」


 目をキラキラさせて推奨してくる2人。思わず苦笑しつつ、護衛騎士に目線で救助を頼む。


「リ、リエナ様?それはまた馬車の中でも・・・。目的地まではまだまだ時間が掛かりますので」「そうですよ~パミル様。折角ですし、少し村を見て回りませんか~?」


 どうやら、すぐに意図を汲んでくれたようですぐさま2人をジンから引き離してくれた女性騎士達。


「・・・確かに、昨日は外にあまり出てなかったし」「・・・行ってみる」


 そう言うとジンの方を見たリエナとパミル。


「俺はちょっと出掛けて来るよ」「え?どこかに行くの?」「うん。といっても散歩だよ。少し1人で歩いて行こうかと」「・・・・・・残念、分かった」


 ジッとジンを見ていたパミルが諦めた事でリエナも潔く引いた。

 そのタイミングを見計らい、護衛騎士によって2人は外へと連れ出されていくのであった。


〔それではジン、我々も〕「(ああ。行こうゼックン)」(分かった)


 スッと立ち上がると、ガジェットとベラール達が丁度いないこの機を逃すはずもなく。ジンはすぐさま体内マナを活性化させ、誰の目にも気付かせぬように村の外へと出掛けるのであった。



「ふっふっふ・・・って、私が潔く引くと思ったかな!」「逃がさない」「・・・って、あれっ!?」「・・・素早い」「ちょっとお嬢様っ・・・!」「いきなり走り出さないでくださいよ~」


 慌てて追いかけてくる護衛騎士達を置き去りに2人は捜索に入ろうとしていた。




 ゼクの案内で訪れた湖は思った以上に広大で綺麗だった。


「・・・湖って、水が流れないから濁って腐るはずなのに・・・」〔この世界がマナで満ちている影響でしょう。本来、透き通り過ぎてるのもダメと地球では言ってましたね〕(ふわ~・・・変なマナが少ないから、とても綺麗だよ~・・・。すごいね~)


 ゼクは気に入ったのは周囲をグルグルと見て回っている。ジンもそれに続き少し湖の方へと歩いて行く。

 草木はそれほど伸びておらずジンの足首を隠すか隠さないか程度。また百合の白とピンクの花があちらこちらに咲いていた。

 安直だと言われても、その景色はとても幻想的で、一枚の絵になりそうな印象だった。


「・・・ここに城が・・・」〔視た感じですと・・・それほど巨大な形になる様な気配はありませんが・・・〕「・・・昨日の口ぶりからすると、居なくなった子供達は必ずそれを目撃している。という事は何か条件があるはず・・・」〔子供というのは間違いないでしょう。ここを知っている大人には何も影響が無い事を考えますと〕「・・・でも、他にも限定的な・・・」


 周囲を探るジン達。


 草木にそれほど不思議なモノは無い・・・と思う。マナの気配からは不審なモノは感じられないとスルー。

 湖をチェック。詳しくは知らないがいくつもの種類の魚達が泳ぎ回っている。


〔きっと長い年月が経っているのでしょうね。いつから生息しているのか・・・〕


 気付いたサポートがちょっとした補足をする。

 それ以外に気になる様な部分があまりにも少なかった。


「あれって・・・確か睡蓮かな?」〔この世界で同じ名称かは知りませんが・・・似た様なモノでは?〕


 フと湖に浮かぶ花に目がいってそんな言葉がつい出た時だった。


「こら。子供がこんな所に来ちゃダメだろ」


 突然、森の中から男性の声が聞こえてきた。手には斧を持ち、少し慌ててこちらに駆けつけてくる。


「ここは危ないから・・・って、坊主誰だ?ここの者じゃないだろ」「あ、旅行の途中で・・・ちょっとだけ近くの村に宿泊してるんです」「そうか・・・。(ボソ)それじゃあ、まだここが危険ってのも分からないのか・・・。坊主、ここは危ない、おれと一緒に村に戻ろう」


 そう言うとジンを急かそうと手振りで来させようとする。


「・・・ここってそんなに危ないんですか?」「?・・・ああ、もちろんだ。なんせここにはたくさんの・・・」「たくさんの?」


 一瞬、ジンが視界に入り、止まってしまうおじさん。


「あ、いや・・・」


 どう答えたらよいのか困惑している時・・・。


「ああーっ・・・!!居た!!」「・・・見つけた」


 大きな声と同時に指を指して掛けて来る見知った少女達。


「もう。勝手に探検なんてズルいわよ♪」「行くなら一緒♪」


 掛けてきた2人にいきなり抱き着かれるジン。


「はぁ・・・はぁ・・・。お嬢様達っ・・・。どうして、そんな体力が・・・」「私達も鍛えてる、はず・・・なのに・・・」「「はぁ・・・あぁ・・・はぁ・・・」」


 森から草木を掻き分け出てくる女性騎士と村人達。

 彼女達は、湖の開けた空間に出る頃には既に疲労困憊といった様子だった。


「ふふん。普段から食べ歩きばっかりしてるからじゃない?」「ど、どうしてそれをっ!・・・はっ!」


 疲れている為、十分に酸素が頭に行き渡らず墓穴を掘る騎士。


「はぁ・・・はぁ・・・ゲルノースさん。こんな所に居たんだ」「おや?どうした・・・って、まあーそうだよな」「はぁ・・・はぁ・・・えほっ。・・・しんど」


 限界だった村人の1人が座る込むと次々と追いかけてきた者達がその場で座ってしまった。

 ゲルノースと呼ばれたおじさんは頭を掻きつつ・・・状況を判断。


「とりあえず、落ち着いたらみんなでここを離れようや」


 それに対して村人は無言で頷くしかなかった。



「へ~・・・って事はあそこでいなくなった子供達は城を見たって言ってたのね」「そうさ嬢ちゃん。だからおれは早く坊主達を避難させなきゃと思ってな」「・・・申し訳」「ああ。いいんだ、分かってくれれば」


 村に帰るべく移動を開始。森を下り始めるジン達。


「リエナ様、パミル様。急に駆け出したら危ないので勝手は慎んでくださいね」「そうですよ~?そうなったらガジェット様とベラール様に報告──」「わ、分かってるわよ」


 釘を刺されたリエナとパミルは大人しく護衛騎士達の傍を歩いていた。


「・・・?この花・・・さっきも見たけど・・・」「ああ~その花か・・・。マーテルといって祝いに使われる花なんだ」


 ジンが気になって見ていた百合っぽい花をゲルノースが答えてくれた。


「湖周辺に咲いていてな、浮かんでいる花はサイリョっていう・・・。初めて見るな、マーテルって淡く光るもんなんだな」


 ジンだけなくおじさんも初めて知ったのか木の下に咲いていたマーテルの花を優しく手で触れる。


「ああ、それね。理由は分かんないけどマナの色濃い場所だとたまに淡く光るんだと。少し経つと普通の花になるから学者も分かんないって・・・村に来た冒険者が言ってたよ」「光るだけでそれ以上の効果もないし・・・流石に灯りにはそこまで期待も出来ないしな」「・・・なるほどな」


 納得したゲルノースは興味が失せ、立ち上がるとサッサと下るのを再開した。ジン達もそれに続く。


〔・・・ジン〕「(分かってる。少なくともあそこには大量に花が咲いていた。淡く光るという事。マナの濃さ・・・確実にある・・・)」〔はい・・・。それに彼等は気付いていませんが・・・〕


 談笑しながら下りていく村人達。


「・・・ねえ、さっきもそうだけど何か甘い香りよね?」「うん。・・・おやつが食べたい」「おやつ・・・いいですね~♪」「こ~ら。(・・・にしても、そんな匂いかな?)」


 護衛騎士達は各々反応は違うようだが、よく分かっていない様子だった。


〔子供だからという線も捨てきれませんが・・・〕「(ゼックン。ここやあの湖以外に似た様な花が無いか探してみてくれる?)」(分かった)


 元気よく返事をすると同時に、ゼクは花を探しに上空へと飛んで行った。


〔とりあえず、あの子が帰って来るまでは村で大人しく待っていましょう〕


 ジン達は村へと向けて寄り道せずに山を下るのだった。


 少しして村を抜け出した事がバレたリエナとパミルがガジェット達に怒られたのは言うまでのなかった。ジンに対しては、やんわりと勘弁してくれという非難めいた視線を送られるだけだった。



「美味しい~♪何これ・・・?!」「はむ・・・はむ、はむ・・・美味しい♪」「ホントですね~」「ちょっと私の分も取らないでよ」「はっはっは。気に入っていただけたようで何よりです」


 村長の言葉を聞く耳持っているのか疑いそうなほど、目の前に出されたお菓子やケーキ類を食べてご満悦の女性陣達。苦笑して仕方なく礼を代わりに述べるガジェット。


「おまえふぁ・・・。がっ・・・!もう、ひょっと・・・ひぇいを、ふぉって・・・」「そんな事言うならアンタが食べるのを控えなさいよ」


 訂正、女性陣だけでなく甘味にがっつく男が1人。


「それにしても・・・これは優しい味わいの甘さが良いですね」「ああ。それはマーテルの花の蜜を少しだけ混ぜたものですな」「マーテル?・・・ああ!リエナ達が言っていたお花ですね」「ええ。その蜜はまろやかな甘さに仕立てるための下拵えに使われたりするのです。そちらの一見、小さな木の実も味付けに使われることで、ほのかな甘さが大人にも受けが良いんですよ?」「・・・なるほど」


 試食したガジェットも納得のご様子。周りにいる男性騎士達も、その表情からその豆のような小さなおやつの受けが良い事はすぐに分かった。


(これ・・・ふぉいひいよ♪)


 物に内包されたマナをいただいているのか、おやつを食べているゼクも幸せそうだった。


「(あれは・・・直接食ってるの?)」〔疑似的な形になって、それを見よう見まねで食べているのではないかと。私はジンを介して味は分かりますので問題なく〕「(あ・・・そう)」


 こっちはこっちでどうやってるのか気にならなくはないがスルーする事に決めたジンだった。



 そうこうして今日も1日を終えて・・・夜、就寝の時間となった。


「(進展はしたが・・・解決には至らず・・・)」〔そうですね。ゼクが持ち帰った情報では、湖の周囲以外ではほとんど花らしい花が咲いていない様子。正直、お手上げかもしれませんね〕「・・・」


 思わず息を吐いてしまうジン。


(?・・・ジン。美味しいよ?食べる?)「(あー、いや)」


 軽く手を振って断るジン。

 部屋にはおやつに提供されたマーテルの花の密で味付けされた木のみの豆がザルで置かれていた。


「・・・」〔ジン?〕


 ふと寝そべっていたジンは振り返り1つ豆を摘む。そして・・・。


「(・・・光ったな)」〔味付けて使われた物にも反応を・・・?いえ、この場合はジンのマナが濃いという事では・・・?〕


 何の気なしにやってみただけで特に深い意味は無い。だけど気になったからしてみた。それが何かに使えるとは期待してはいなかったジン。


 その時だった。

 深夜も差し掛かる時刻。僅かに部屋にあった明かりが急に暗くなった。

 いち早く気付いたのは周囲を警戒していたサポートだった。


〔・・・ジン〕「(分かってる・・・。?)」


 僅かに遅れてジンも異変に気付いたが・・・同時に微かに体に違和感を覚えた。


「(この匂い・・・あの花の・・・)」


 そう思って視界の端、ざるに積まれた木の実を掴んで中まで見るとほんのりと淡く豆が全て光っていた。


〔これは・・・。ジン、どうします・・・、っ!〕


 サポートが最後まで言い切る前にジンはスッと立ち上がり、ゆっくりと玄関へ向けて歩き始めた。


(え?ジン、どうしたの?もう寝る時間じゃ・・・)


 何かを本能で察知したのかおろおろし始めるゼク。


「(大丈夫・・・。意識はあるし、問題ないよ・・・けど)」〔・・・誰かが操っている、と〕(ええっ。ど、どど、どうするのっ・・・!)


 ますます不安になり1人?おろおろするゼク。


〔・・・なるほど。あの木の実・・・いえ、蜜ですか。今のジンに掛けている波長と感応しているようです〕「(催眠みたいなもんか)」〔ええ。・・・どうしますか?〕「(・・・解除するよりこのまま従って行こう)」〔城から招待を受けると〕「(そういう事。・・・待てよ?蜜って事は・・・ゼックン?)」(?)


 落ち着きのなかったゼクはジンに名を呼ばれて立ち止まった。


「(可能性としてたぶん、リエナとパミルも催眠に掛かっている可能性が高い。急いで2人を助けてあげて)」(え?で、でもどうすれば・・・)〔私があなたを介して、ちょっとだけマナをぶつけます。おそらくそれで2人の催眠は解除されるでしょう。急いでください。おそらく騎士達や住民も何らかの形で動けない可能性があります〕(わ、分かったっ)


 すぐさまゼクはリエナ達がいるであろう部屋へ向けて飛んで行った。

 しかし、ジンはそれを見送る事も出来ず宿の外へと出てくることになった。


 村には何人もの子供が同じように外へと出てくる所だった。その目は虚ろで意識がハッキリしていないのが分かる。


「(っと、俺の目は大丈夫か?)」〔問題ありません。外に漏れないよう調整しました〕


 マナコントロール様々とジンはこの時思った。

 普段の努力した結果による副産物だとしても今はありがたかった。


「(それじゃあ・・・歓待を受けに行きますか)」〔何時でも戦闘の準備はしておきます〕


 そう思いつつ、大量に持ってしまっていた木の実を持った手を少しだししっかりと握ったのだった。






 【ジン・フォーブライト(純、クリス)】8才 (真化体)


 身体値 50

 魔法値 50

 潜在値 50


 総合存在値 100


 スキル(魔法):干渉、棒術 1、マナ零子 1

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