283 教えるはマナの一端
学園生活が始まってそろそろ3ヶ月が経とうとしていた。
この国、ジルベガンは少しだけフォーランよりも気候が高く。今やすっかり夏を感じている。来ている制服も半袖の夏服にフォーマルチェンジ。
一部の男性陣は少し開放的になった女性達に興奮しているとか何とか・・・。訂正、それは女性も例外ではないとのサポート談。
ジン達、初等部の者達は目下の練習である魔力の知覚と開放に勤しんでいる。
練習が始まって1月ほど経った現在、形も変化の現れ方もそれぞれだが、チラホラとそれを認識できる者が増えていた。今では知覚する事は誰でも出来るようになっていた。
問題はそれを意図的に解放に至るまでのコントロールになっている。
どうやら思った以上にこの壁は厚いようで、バッツとロロナがかなり先を進んでいるらしい。
そんなバッツとロロナは・・・。
「ふっ・・・!」「・・・んっ」「おっと・・・。ほっと・・・。やるようになったじゃないか・・・!」
もはやいつもの光景となった運動系の教師と、保険のチルミ先生と一緒にワープポータルの中で模擬戦を繰り広げていた。
当初は落ち着きなくハラハラしていたチルミ先生も、慣れた光景にゆっくりと見守るだけにしていた。一応、緊急時にはすぐに対応できるように備えてはいるが、最初の時ほどの緊張感は無いそうだ。
「・・・うん。バッツ君もロロナちゃんも、随分上達しました。先生も鼻が高いです~・・・」
身体強化された戦闘は一般のそれよりも幾分か速い高速戦闘になる。がチルミ先生は普通に見れていた。
これでも教師。コレぐらいなら平然と追いつけるという事だった。
「しかし・・・ジン君が見学とは珍しいですね・・・」「まあ・・・今はやる事はある程度決まってるし、学園長も見学するのも大事だって言ってましたので・・・」「はあ~・・・そうですか~・・・」
学園長になのか、それともジンになのか何とも難しい感心の仕方をするチルミ。とりあえず適当にそれっぽい事を言って誤魔化した手前、ジンにとってはこれ以上の追及がされないだけマシだと思っている。
(ふわああ~・・・。皆凄いね・・・!)〔まあ、あれぐらいなら普通になりますよ。ゼクもジンの戦いの時の参考程度に彼等の動きをしっかりと学んでおくといいですよ?〕(は~い・・・♪)
ゼクはサポートの教えに素直に従い、手を上げて返事をした。
今やゼクはジン達にしか見えないが、ワープポータルの外であろうと普通に姿を見る事が出来る様になっていた。一応、ゼクと出会った時の様に精神世界の中に入ろうとしたが、思ったよりも手応えがなく。ただマナの世界を感じるだけになっていた。
〔以前の様な精神世界は特別の要件や、必要性がなければ入れないのかもしれませんね〕というのがサポートが下した判断だった。
その為、従来通りのマナを操作する練習にあてがった。
その時にサポートが持って行ったマナはゼクに送られ。結果、今やゼクは普通にジン達に認識できるくらいにクッキリと姿を見せる事が出来たのだった。
と言っても、学園長の反応からして色々と面倒そうだとジンだけでなくサポートも理解した。
よってジン達にはハッキリと見えているが、他の者には一切見えていない。
これはサポートによる説明でゼクも納得した。
だからというわけではないだろうが・・・。
(いけー!そこだー!)「〔・・・〕」
結果、もはや戦闘に参加しているだろうというレベルの間近で応援するゼク。
「2人とも~頑張って~・・・」「ロロナ。バッツのフォローばかりに意識を向けるな。攻めてこないとバレてるぞ」
・・・。
当たり前の様にワープポータル内に入って応援する者が2人。
「(何で最近、授業の時にいるんだ?)」「今は期末で余裕があるのよ」「多少の事なら免除してもらえるんだ」「それも生徒会長としてのなんとやらですか?」
そうジンが質問した瞬間。得意気な含み笑いをするユティ。そして・・・。
「こう見えても私達は優秀だから」「この程度では成績に響かん」
腕を組んで順番に顔をジンの方へ向ける2人。
妙に息の合った動きだった。キリッとドヤァと言わんばかりの自信を持って見てくる。
この瞬間、ジンが思った事は・・・。
「(ああ。こういう所で似た者同士だから・・・)」
親友関係なんだと納得した瞬間だった。
「バッツ君、焦っちゃダメよ~。ロロナちゃんも無理しないで・・・」
ジンへ片方の口角を上げて振り向いていたユティ達とは違い、チルミ先生は生徒達をちゃんと見守っていた。時折掛ける声援がとても誠実で優しかった。
「・・・」「バッツ君、頑張って~・・・」「ロロナも頑張るんだぞ・・・」
ジンの半目になりかけた視線に、慌てて顔を戻し声援を送りだす先輩方。
「はっはっはっは。まだまだーっ・・・。そうだろ?チビッ子ども・・・」「ぐっ・・・」「(届かない・・・)」
体育教師は何度もバッツ達と模擬戦を行っていく過程で少しずつそのレベルを上げていた。
それは本人が意識的にやっているのか無意識にバッツ達に触発されて押し上げられているのか分からない。・・・が、ジンが気付いた様にサポートは当然、体育教師が徐々に身体能力を強化している事には気付いていた。
それもジン達が見学し始めた頃よりも明らかに高めている。
サポート曰く、それは体育教師が戦線から離れてしまった結果、鈍っていた感覚を取り戻す為に錆を落としているのではないかという話。
おそらく無意識であろうとサポートは言う。
だが、考え方によってはそれだけバッツとロロナが急成長したという事だ。
対応しなければ簡単に足元を掬われる・・・。それが結果的に教師側にも感覚を取り戻すキッカケになったのかもしれなかった。
「ふふん・・・。このままで行けば今日も私の勝ちという事だな」「むう~・・・。頑張って。バッツ君、ロロナちゃんっ・・・!」
ジン達は瞬時に気付く。明らかに何かを賭けているなと・・・。
「はっはっは・・・。うむ、今日は調子がお互いに良いようだな。・・・だが、結果。このままでは今日も私の勝利の様だぞ?」
チラッとワープポータルの上空に出現させている時間を確認する体育教師。汗をダラダラと掻いているが、まるでスポーツで掻く様な、いい汗を流している感覚なのだろう。そこには爽やかさすら感じられる。
「はぁ・・・はぁ・・・」「ぜぇ・・・えぇ・・・」
それとは逆に、魔力を急激に消耗しすぎたロロナとバッツはそろそろ限界が近いようだった。肩で息をしている。マナの解放も不安定になり始め、所々の放出の流れのバランスが悪い。
「「っ・・・」」
悔しそうな2人。まだまだ体育教師との壁は厚く高い事を実感しているのだ。
更なる力を身に付け始め。それが負け続ける事でようやく、その実力差が分かり始めてきているのだろう。何となくではなく、明確に・・・。
「ふむ・・・。そろそろ限界の様だな」
腰に手を当てて、上がった息を整える教師。まだまだ彼には余力が十分にあった。
本来の力をまだ開放もしていない。だがバッツ達を侮っているわけでもない。
厳然たる事実として2人と自分には明らかにまだまだ覆せない差があると分かっていたからだった。
模擬用の刃の潰した剣を地面に突き刺し腰に手を当てる教師。
「・・・あと少ししかないんだ。何なら彼も加えて私に挑んできなさい」「「「・・・」」」
それは余裕を見せた教師のちょっとしたパフォーマンスだったのかもしれない。
しかしそれに対し、ジンとゼク・・・それと体育教師以外が急に真面目な顔になりだした。
「(ボソ)・・・ロロナ」「(コクン)・・・。(ボソ)悔しいけど今は勝てない事はバッツも分かったでしょ?」「(ボソ)ああ・・・。イヤってくらいにな」「(ボソ)先輩達も言ってた。次回があるなら勝負ではなく試合で勝ちなさいって・・・」「(ボソ)・・・俺達とではまだ差があるって事だな・・・」「(ボソ)うん・・・(コクン)。でもそれは今だけ・・・」
不満顔をしていたバッツだったが、ロロナの説得もあって何か吹っ切れた様子。
「いいんですね?先生・・・?」「ああ。もちろんだとも・・・」「だってさっ・・・?ジン、悪いけど少し手伝ってくれ」「・・・」〔よろしいんではないでしょうか?それに・・・〕
少し考えて辞退しようしていた所、サポートからゼクの方を見てくれと言う風な気配を感じ取った。
(・・・)
やる気を見せ、ジンの答えを待っているゼク。
「・・・(コクン)」(・・・!)「よっしゃ・・・」「よし・・・」
一気にテンションが上がっていくゼク達。
それに対し、いよいよコソコソと話始める面々。
「ジ、ジン君が参戦して大丈夫なのでしょうか・・・?」「大丈夫ですよ、チルミ先生。ああ見えても彼は強いですから・・・」「ほお~う・・・」
アワアワしているチルミ先生を落ち着かせるユティ。その彼女の発言に興味を持つナルシャ。
なんだかんだでジンの力の一端を知っているのはユティが一番だからだ。
ナルシャは当然知らないし、チルミ先生も見学はするけどしっかりとジンの実力を見極めた事は無かった。
「・・・」
それは体育教師も一緒だった。魔力チェックはしたことがあったが、本当の実力を知らない。
幼い事から何らかの事情、実力を持っている可能性はあると踏んではいたが学園長が見ていた手前、詳しく聞くことは憚られていた。
「(・・・私が直々に、見極めよう・・・)」
バッツ達との模擬戦で知らず知らずに、テンションが高くなっていた教師。その顔はとても楽しそうにワクワクしていた。
(ねえねえ、ジン?ボクも戦っていいの?)「(ああ。但し、今回の主役はバッツとロロナの2人だから、俺達はサポートに回ろう・・・ゼックン)」(サポート?)〔私達が本当に参加したら、おそらく勝ててしまいます。もし、そこにプライドが邪魔し教師が全力で挑んできた場合。どちらかに怪我人を出しかねません。ですから我々は魔法を使って2人のフォローに回りましょう。それならゼク。あなたも参加しても問題ないでしょう〕(・・・(コクン)うん、分かった・・・!)
少しだけ間があったが、とにかく2人に対し助けてあげればいいんだと納得したゼク。
「俺は、あくまで2人のフォローに回りますけど・・・。それでいいですか?」「構わんよ。どうしたいかは君達の好きなように・・・」「では・・・」
体育教師からの許可も下りた事で、2人の下へと歩いて行くジン。
「ふふん♪・・・ちょっと、これってもう確定したもんじゃない?」「?どういう意味だ?」「最近、負け越しだったけど・・・。今日のケーキはナルシャの奢りって事で・・・よろしく~♪」「いや待て。まだ決まったわけじゃ・・・」「そうですよ。それにあの子達で賭け事は止めてください。一応あなた達は生徒会長と風紀員でしょ?」
チルミ先生は窘めるつもりで耳に入って来た2人の会話に加わる。
「先生・・・?」
それに対し、少しだけ生徒会長の雰囲気を纏った、落ち着いた感じでユティが話しかける。
「私達も当然、その辺りは弁えております。これはあくまでも私とナッちゃんの間の事。それを周りにまで広める気はありませんので、ご安心を」「・・・まあ、彼女の誘いに参加している身で何だが・・・。その当たりは一応気を付けています。これは友達間のちょっとしたお遊びだと考えてください」「・・・・・・本当ですね?」「ええ、もちろん・・・」「我々の役職を持ってますので・・・」「・・・・・・はぁ」
2人の悠然した様に、諦めてため息を吐くチルミ先生だった。
そして彼女は1人、受け持った生徒達の身を気に掛けるのだった。
「(ボソ)・・・で?どうしてそう思うんだ?」
チルミ先生がジン達の方へと少しだけ前に行った事で2人きりになった瞬間、先ほどまでも空気から一変して話しかける風紀員。
「(ボソ)う~ん・・・♪私も、あの子の本当の力は知らないって話はしたよね?」「(コクリ)」「(ボソ)でも、ナッちゃんも分かってると思うけど・・・。あの鉱山で平然と動けていたのよ?そんな子がただ魔力を解放するだけでもとんでもない事は簡単に想像が付くじゃない・・・♪」「(ボソ)・・・確かに・・・」
ナルシャも鉱山内で怪しい殺人者達と出会い、短期決戦とはいえ換装状態で戦った経験がある。その時に阻害され、ごっそり消費していた魔力量から考えれば。深層に潜っていくのは、容易な事ではないと想像に難くなかった。
「(ボソ)しかし・・・それで勝てるのかな?あの教師に・・・」「(ボソ)さあ~♪」
自分達が入った頃にも、同じくマナ解放の授業をしてくれていた教師。数年が経ち、自分達が力を付けてきたからこそ分かる教師の底力。それは簡単に覆せるものではないとナルシャは思っている。
いくらジンが異様な強さでも、子供である事に変わりはない。これまでの知識と経験値の差が大きな壁として立ちはだかるとナルシャの中では結論付けていた。
しかし、親友はそんな事などお構いなしに、全力でジンを応援する様な考えのようだった。
「(私の読み間違い・・・?)(ボソ)・・・是非ともお手並み拝見させてもらおうじゃないか・・・」「(ボソ)どうぞ~♪・・・あ、でもケーキはよろしく~♪」
あと10分ほどで授業が終わる。それを待ち遠しそうに、楽しそうにするユティだった。
「ジン・・・すまん。手を貸してくれ・・・」「お願い」
ジンが傍に来た矢先に頼み込む2人。
「うん。そのつもり。と、その前に・・・」「「?」」「(サポート)」〔了解です〕
手の平を上に向けて、スッと2人の前に差し出したジン。よく分かってはいないがバッツとロロナはそれぞれ片方の手をジンの上に乗せた。
「「っ・・・!」」「(ボソ)落ち着いて、表情に出ちゃうと先生にバレるから・・・。今、2人の減った分を補充させているだけだから」
そう言いながら魔力の一部を2人に譲渡する。但し、サポートによる魔力の緻密操作。またジンの体による壁のもあって周りには何が行われているのか分からないようにしていた。
「(ボソ)まずバッツ、ロロナ。解放は出来るのは分かったけど・・・先ずはその状態から落ち着く様にイメージしてみて」「落ち着く?」「どういう・・・?」「(ボソ)2人のマナの解放は外へとずっと消費させる方法なんだよ。身体能力は強化されるけど、その分の消費も早い勢いで外へ向かって出し続けている感じ・・・。先ずは体の周囲に膜を張るイメージをしてみて。水が円を描く様に流れる感じで。そうして魔力の流れを知覚するだけじゃなく、自分で動かすんだ」「「・・・」」
矢継ぎ早に言われた様な話に少しだけ困惑するバッツとロロナ。
「(ボソ)いま、俺が2人に流しているマナから流れを感じ取ったら、そこから動いている方向を知るんだ。そしたら今度はソレを身体の中で回転させる」「「・・・」」
お互いの顔を見合うバッツとロロナ。しかしすぐに目を閉じて、鉱山で初めて教えてもらった時の様に先ずは体に入ってくるマナを知覚する所からスタートさせた。
「・・・何をしているんでしょう、あの子達は・・・?」「・・・まさか・・・」「・・・ほらね♪?」
ジンの前では見せていない。マナを知覚させるための方法。それをレクチャーしているのではないかと勘付いたナルシャ。それはユティも同じようで、彼女に向かって得意げな表情でウインクしていた。
「・・・もういいかい?そろそろ時間も迫ってきているんだが・・・?」「あと少しだけ待ってください。もうすぐ終わりますので」「・・・???」
作戦会議にしては何をしているのか分からない体育教師。しかしすぐにジンから返事が返ってきた事でもう少しだけ待つことにした。
「・・・そう。その調子・・・。慣れないと、放出に意識が向いて力み過ぎてしまうけど。2人共それで合ってるよ・・・」
徐々に体に中でうねる魔力を回転させて自分の周囲にだけ留めようとするバッツとロロナ。
〔もう大丈夫でしょう・・・〕
サポートの合図と共にスッと手が離すジン。必要なマナは十分に補充させ、またコントロールさせる手助けも出来たという事だった。
その言葉通り、どんどんと2人の中のマナが安定し始めていく。
そしてゆっくりと開かれる瞼・・・。
「「・・・」」
バッツとロロナは不思議な感覚の中にいる様子だった。
マナを解放している。しかし、そのマナが外へと迸るだけのモノではなく、非常に安定して自分の体の周囲に留まっている感覚があった。水の中にいる感覚に近いとも思う2人。
「・・・」「・・・やっぱりね・・・」「す・・・凄いですね2人共・・・」「・・・・・・」
ナルシャは驚いていた。自分が教えた時よりも明らかに魔力の流れがスムーズな2人に。
ユティは薄々分かっていた。自分よりもその手の扱いが上であるだろうと。
チルミは素直に驚き、感心していた。ほんの少し前までマナに付いて全く知識も経験も無かった子供達が見違える様な進化を遂げている事を。
そして・・・体育教師はあまりの状況に驚き、その口を塞けずにいた。
先ほどまで余裕を見せていた顔が、そこには無かった。
「・・・なんだコレ?」「・・・出してるのに・・・。出て行かない・・・?」
「それが留める。本来、マナを解放しつつも戦闘形体時に取る状態なんだ。もしかしたら外へと開放していた時よりも全体的に少し弱くなったかもしれないけど・・・。長期戦闘に備えた消費量の軽減で考えるとかなり楽なんだよ。後はそこからどういう風に使いたいか。例えば攻撃にマナを乗せたいなら意識してそこに練る、あるいは少し多めに流し込んであげれば、威力は自然と上がる。後はそこからの使い方次第なんだよ」
自分の体に流れるマナをフヨフヨと膨らませたり、小さくしたりと移動させて操作するバッツとロロナ。
目覚めて間もない2人だから、その操作はとてもゆっくりとしている。しかし間違いなく自分の意思で操作出来ていた。
「初等部はどこまでが基準になるのか知らないけど・・・。たぶんコントロールと言ってた意味はそこまでやる事なんじゃないかな?」
2人のゆっくりと体内マナを動かしている状態を確認しながら話すジン。
それを聞きつつ1つ頷いたバッツとロロナ。
「ああ。たぶん、そんな感じなんじゃねえか?」「私も・・・たぶん先生の仰った事はそう言う意味だと思う。ナルシャ先輩達も練習次第って言ってたし・・・。うん。こういう事なんだ・・・」
手の平に薄っすらと張られている膜をまじまじと見つめつつ納得するロロナだった。
「さ~て・・・♪本当にどうなるか分からなくなったね?・・・ナッちゃん・・・♪」「・・・もう一度決め直すという──」「ダメで~す。ジン君達を最初から信じていたのは私で~す♪」「・・・ズルいぞ・・・」「今日は諦めて・・・♪」「・・・」
少しだけ大きく吸ってから吐く。そして、やれやれと首を振って諦めたナルシャ。
ここまで来ると、どう転ぶか彼女も分かるはずもなく。潔く、事の成り行きを見守る事にしたのだった。
【ジン・フォーブライト(純、クリス)】8才 (真化体)
身体値 50
魔法値 50
潜在値 50
総合存在値 100
スキル(魔法):干渉、棒術 1、マナ零子 1




