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幻想異変録  作者: 凍曇
8章 孤城落日
93/151

93:ゲーム宣言

『マジで全部吹き飛ばしやがった……』

『ほーら、これでもう迷うこともないだろ?』

『力で何でも解決するタイプだろお前……』


 正邪はもはや草原と化した場所から上を見上げる。

 そこには逆さまの城が浮いていた。


(待ってろよ姫……。絶対助けてやるからな……)




-輝針城・本丸-


『さっきから外での音がうるさいわね……』

『姉さん、外の鎧武者が全員やられたみたいだよ』

『うっそ、侵入者ってこと?』

『倒されてから結構時間がかかってるのにまだ城に入ってないみたいだけどね』

『……もしかしてお姫様の仲間かなー?』


 アリッサがテーブルに置かれている鳥籠を見る。

 その中には小さな小人が入っていた。

 輝針城の主である針妙丸と呼ばれる小人族だ。


(……もしかして正邪?アイツ……指名手配されて姿を消してたくせに私を助けるために……?)


『どうする?姉さん』

『さて、相手の対応しだい……って普段なら言うところだけど現人神様の命令もあるしね』

『それじゃあ撤退する?』

『うんにゃ、殺せる奴はここで殺しておこう。現人神様の邪魔をするようなら今のうちに殺しておいた方がいいでしょ?』

『俺は姉さんの意見に賛成。それならここで待つ?』

『そうね。私の魔法でこの城改造するから、ここで一国vs反乱者って形はどうかしら?』

『いいね。楽しそうだ』

『さて、反乱者達はこの城を崩せるかしら……?』






『…………ぶっは!!ゲホゲホ!!』

『おぇ……。土が口の中に入ったんだけど!』

『ゼェゼェ……。土の中に避難して直撃避けたから全然マシでしょう……』


 一条と天子は土の中から這い出てきた。

 台風が直撃する前に天子が剣……もとい緋想の剣で地面に穴を開け急いで2人でその穴に潜り込んだ訳である。


『うわぉ……。森が全部吹っ飛ばされてる……』

『こりゃまた派手にやったわねぇ……』

『あんなんするの魅魔さんぐらいですね……』

『あー、噂の魔法使い?』

『俺が言っただけで噂になるんですか……』


 一条は疲れた様に尻餅をつく。


『ふー、疲れた……』


 天子が一条に何か言おうとした時ある事に気づく。

 城にモニターがいつのまにか映し出されている事に。


『一条、あれ』

『はい?……あれ魔法ですよ。何か映し出す魔法みたいですね』

『はーん。これから何か映し出すのかしらね?』


 するとモニターからアリッサの顔が映し出された。


『やぁやぁ、反乱者の皆様。ようこそ輝針城へ』

『今回はとあるゲームをしたいと思います』

『今回確認しうる反乱者の数は5人!この5人は強制参加となります!』

『ルールは簡単!私はこの城を改造して大量の兵士を生み出しております!』

『反乱者達はこの兵士達をけちらしながら私達を倒せばゲームクリア!』

『途中で死んじゃった人達はゲームオーバー!』

『一国vs5人の反乱者!』

『ゲーム……スタート!!』


 その映像を見て反乱者達の反応は様々だった。


『俺、天子さん、魅魔さん、正邪さん……。ん?5人?』


『ほー、大きく出たものね。いいわ、全部蹴散らしてあげるわ!』


『あの野郎……。勝手に制圧しておいてからゲームだと?ふざけやがって……』


『私好みの戦いになってきたなぁ』


『あら、私までバレちゃってたのね』


 ———ゲームスタート

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