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幻想異変録  作者: 凍曇
6章 秘封倶楽部
74/151

74:いざ幻想郷へ

 紅茶を運んで来る美人なメイドがいた。

 透き通るような綺麗な白銀の髪だ。

 時折笑う彼女の笑顔はとても可愛い。

 また、何も聞こえない。

 彼女はお辞儀すると目の前から消えてしまう。

 手元には美味しそうな紅茶が———




-病室-


『……ここは』

『お、やっと起きたな。おーい!目覚ましたぞ!』


 近くから女性の声が響く。

 一条はバッと起き上がる。


『……!?八尺様は!?』

『貴方のお陰で封印されてるわ』


 病室のドアから声が聞こえてきた。

 声の主を見た時一条は目を見開く。


『岡崎……教授……?』

『あら、私の名前を知ってるのね』

『そうだ!教授に聞きたい事があって……!』

『落ち着きなさい。私も貴方に話があるの。取り敢えずここは私達以外誰もいない特別治療室よ。ゆっくりと話は出来るわ』


 その言葉に一条は冷静さを取り戻し夢美の言う通りにする。




-数時間後-


『話は大体理解したわ。そして、あなたの話にも大変私は興味があるわ』

『じゃあ……!!』

『ええ、幻想郷に行くことは手伝えるわ』

『あ、そういえば俺ってどれくらい寝込んでたんですか……?』

『今日で4日目ね。文字通り三日三晩寝ていたのよ。傷は治ってたんだけど目を覚ましてくれなかったからヒヤヒヤしたわよ』


(3日もロスしたのか……。会長はもう着いてるだろうし絶対怒られるだろうなぁ……)


『どうしたどうした!へこんだ顔してるぜ!』

『元気ですね……』

『それはいつもだから気にしなくていいわ。さ、研究所まで行きましょ』

『病衣のままなんですが……』

『研究所で代わりの服を支給するからそれまで我慢してちょうだい』

『はぁ……』





-岡崎研究所-


『おお、おおー!』

『気に入ってもらえたかしら?』

『ええ!とっても良い服ですね!』


 一条は夢美から支給された服を着て喜んでいた。

 基本は夢美が着ている服と大差ないがスカートではなくズボンである。

 ついでにちゃんとマントもついてるのだが一条はそれを今は外している。


『いやー!そこまで喜ばれると私も嬉しいわぁ』


(こいつ以外にあのファションセンスが通じてる奴がいるとは驚きだぜ……)


『それじゃあ幻想郷に向かうわよ!』

『ん?どうやってですか?』

『こうやって』


 夢美が近くにあったキーボードで何かを打ち込むと地響きが突如鳴り響く。


『地震!?』

『違うぜ。こいつは起動音だ』

『それってもしかして……』

『物分かりのいい奴は大好きだぜ。急いで何かにつかまらないと大変な事になるぜ?』


 ちゆりがニッコリと笑う。

 一条は急いで何かにつかまろうとしたが時は既に遅し。


『むぎゃ!』


 部屋が傾いて壁まで一条は叩きつけられる。


『それじゃ出発ー!』


 夢美が意気揚々と叫ぶと窓から見える外の景色が突如として不思議な空間へと切り替わる。

 さながらドラえもんがタイムマシンに乗っている時の背景である。


『一条』

『?』


 一条は呼ばれたような気がして周りを見渡すが誰もいない。


『もしかしてノーレッジさんですか……?』


 一条は声を低くして喋る。

 するとまたどこからともなく声が聞こえてくる。


『そうよ。あなたの頭に直接話しかけてるわ』

『テレパシーみたいな感じですか』

『魔法を使ったせいでちょっと実体化出来なくてね。少し回復するまであなたの中にいさせてもらうわ』

『俺は構いませんけど……』

『それじゃあ幻想郷に着いたら教えてね。それまで私は寝てるから』

『はい、お休みなさい』


 一条は幻想郷はどんな所なんだろう、と想像しながら夢美達と時空間旅行を楽しむ事にした。

これにてこの章は終了です!

次章から舞台は幻想郷へ移ります。

他にも皆様からご応募いただいたオリキャラも続々と登場予定なのでお楽しみにしていてください!

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