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幻想異変録  作者: 凍曇
1章 謎の異変
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6:記憶を無くした二人の少女

-咲夜の寝室-


『ん……』


 寝ていた咲夜がゆっくりとした動作で起き上がる。

 それに気づいた小悪魔は笑顔で話しかけてみる。


『おはようございます、良く眠れましたか?』

『……お姉ちゃんだあれ?』


 咲夜は起きたばかりなのでまだボーッとした調子で小悪魔を見つめている。


(パチュリー様の予想通り記憶がやはりないんですね……)


 小悪魔は数時間前のパチュリーとの会話を思いだす。



-数時間前:図書館-


『調べていてある可能性が浮上したわ』


 パチュリーは様々な本を読みあさりながら喋る。


『ある可能性、ですか?』

『そう、私が考えている可能性としては悪い可能性だけどね』

『それはどうゆう事ですか……?』

『そうね。私が考えうる可能性は2つあるわ』

『そ、それは……?』


 小悪魔が恐る恐る問いかけるとパチュリーは本をあさるのをやめて答える。


『まず一つ、あの二人は記憶が消失している可能性があるわ』

『え!?な、なんでですか!?』

『話は最後まで聞きなさい。ちゃんと説明はするから』


 パチュリーは座っていた椅子から立ち上がり説明を続ける。


『次に2つめの可能性は能力の低下ね』

『能力の低下ですか...』

『まず、どうして記憶を失っている可能性があるかというとこれは「体が縮んだのではなく体が戻っている事」に起因しているわ。』

『……つまり咲夜さん達は体が縮んだのではなく若返ったって事ですか……』

『そうゆう事。この場合は記憶が保存されている脳にも影響があるって事よ』

『……』


 小悪魔は黙ったままパチュリーの説明を真剣に聞いている。


『その場合脳は昔の状態つまり過去の記憶しか残ってないって事になるわね』

『けどあそこまで幼いと記憶はほとんど無いんじゃ……!』

『その通りよ。だから記憶が消失している可能性がある訳』



-現在:咲夜の寝室-


 小悪魔はパチュリーとの会話を思い出しながら咲夜の質問に答えた。


『私の名前は小悪魔です。呼ぶのが大変だったらこあって呼んでも構いませんよ?』


 微笑みながら自分の名前を答える小悪魔に咲夜は質問する。


『えっとねじゃあ「こあお姉ちゃん」って呼ぶね?』

『ええ、大丈夫ですよ』

『こあお姉ちゃんに聞きたい事があるの』

『何でしょう?』

『ここはどこ?』


 小悪魔は少し複雑な表情をしたがすぐに微笑みながら答える。


『ここは咲夜さんのお家ですよ』

『ここが私のお家なのかー』


 二人が会話してる声に反応したのか眠っていた美鈴もゆっくりと起き上がり周りを見渡す。


『……ここどこ?』

『おはようございます。ここは美鈴さんのお家ですよ』

『……私のお家?』

『そうですよーここは皆のお家なんです』


 優しい口調で会話を続ける小悪魔に咲夜が話かける。


『こあお姉ちゃんこの子だあれ?』

『私はめいりんっていうんだよー!』

『二人とも家族なんですから仲良くしてくださいね?』


 小悪魔がそう言うと二人は声を揃えて。


『ハーイ!!』


 と、元気な挨拶を返してきた。



-博麗神社-


 レミリアが吹雪の中博麗神社に到着し声をあげる。


『霊夢ー!いるかしらー?』


 すると襖から声が返ってきた。


『居るわよー寒いから中に入って良いわよー』

『それじゃあお言葉に甘えて失礼するわね~』


 そうして襖を開けて中に入るとそこには小さくなった霊夢と同じく小さくなった紫が居た。

 そしてそれを見たレミリアは驚いた様な表情をして、


『な、な、ななな』

『……言いたい事は分かってるけど私だって好きでこんな体になった訳じゃないからね』

『なんで! あなたも! 小さくなってるの!?』

『『……は?』』


 チビ紫とチビ霊夢が二人で同時に疑問の言葉を発した。

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