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幻想異変録  作者: 凍曇
1章 謎の異変
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5:紅魔館での会議

-紅魔館ミーティングルーム-


 小悪魔は小さくなった二人をベッドに寝かせ終わってミーティングルームに来ると、レミリアとパチュリーがすでに席に座って待っていた。

 どうやら小悪魔を待っていたらしい。

 小悪魔は慌てて謝罪の言葉を口にする。


『遅れて申し訳ありません!』

『大丈夫よ、二人は寝てるの?』


 レミリアが優しく小悪魔に問いかけると、


『はい、ぐっすりと眠っているので当分は起きないかと……』

『なら大丈夫ね、小悪魔も話し合いに参加してちょうだい』

『え? 良いんですか?』

『ええ。事情を知っている貴女なら大丈夫よ』


 レミリアに言われ小悪魔は席に座る。

 それを確認したレミリアは立ち上がり説明を始めた。


『まず情報整理という事で現段階で貴女が知っている情報を何でも良いわ、教えてちょうだい小悪魔』

『は、はい!』


 小悪魔は緊張した様に返事をすると自分が知ってる事を説明した。


『まず私が数時間前に雪が強くなってきたのを確認したので美鈴さんに差し入れを届けにに行こうとしたんです』

『ふぅん……、それで?』

『それでテラスから見た時咲夜さんが買い出しから帰ってくるのを見たんですよ、それで丁度いいから咲夜さんにも差し入れを差し上げようかと思いまして……』

『咲夜が? ああ、買い出しに行ってたのね昼間いなかったのはそうゆうこと……』

『それで外に行ったら二人の姿が見えなくてですね……』


 小悪魔は数時間前の出来事を思い出しながら説明を続ける。


『それであれ? と思って周りを見渡したら買い物袋が落ちててその近くに小さい子供が倒れてて……』

『なるほど……。それが咲夜と美鈴だったって事ね』


 得心がいったように頷くレミリア。


『はい、しかも服もダボダボでどう考えても子供が着るような服ではないと思い、顔を確認したら小さい頃の咲夜さんにそっくりで私も驚きました……』

『……ん、あれ? 小悪魔は美鈴の小さい頃は知らないんだっけ?』

『私がパチュリー様に召喚された時にはすでに大人でしたから……』

『なるほどね、大体の話は分かったわその二人を見つけた後は私達も知っての通り小悪魔に呼ばれて……って感じね』


 レミリアは少し思案した素振りを見せると次の話題に話を進めた。


『それじゃあ今後の予定だけど……』


 レミリアは一旦言葉を区切り次にハッキリとした口調で語った。


『パチェはあの子達を元の体に戻せるかどうか調べて欲しいの、出来ればどうしてこうなったのかも調べて欲しいわ』

『分かったわ』


 パチュリーはレミリアの言葉に頷く。


『小悪魔は咲夜達の面倒を見てやって欲しいの』

『はあ……。私が、ですか?』


 小悪魔は戸惑った様子で頷く。


『ええ、そうよ。パチェはきっと調べもので忙しくなるし私は私で用事があるからね』

『……分かりました!』

『多分フランはまたあの子達と遊んでいると思うからフランの世話はいらないわ。妖精メイドにでも任せておきなさい』


 レミリアがここで言った"あの子達"とはフランの数少ない友達である。

 フラン曰くかけがえのない大切な友達だそうだ。


『それじゃあお願いね! これで解散!』

『レミィはこれからどうするのかしら?』

『私はこれから出かけるわ。博麗神社まで』

『博麗神社ですか? 霊夢さんに何か用事でも?』


 小悪魔の質問に対しレミリアは難しい顔をしながら、


『これは明らかに異変だわ、異変解決はあの巫女の仕事でしょ? だから相談に行こうと思うの』

『分かりました! ではお留守番はお任せ下さい!』

『お願いね小悪魔』


 そう言うとレミリアは出かける準備をする為部屋から出ていった。

 パチュリーも椅子から立ち上がり部屋を出ようとしていた。


『さ、こあ行くわよ』

『あ、はい!』


 二人はそのまま部屋を出ていき図書館へと戻った。


-ヴワル図書館-


『こあ、もしもあの二人が起きたら図書館に連れてきなさい』

『え、良いんですか?』

『構わないわ、こあも部屋を往復するのも面倒でしょ?』

『分かりました! では私は咲夜さんのお部屋にいるので何かあったらお呼びください!』

『分かったわ』


 そうして紅魔館の住人達は慌ただしくも異変解決に乗り出した。

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