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幻想異変録  作者: 凍曇
4章 地霊殿in温泉ツアー
43/151

43:ジャンケンぽん!

『それじゃあ最初のゲームは……ジャンケンだ!』


 その言葉に妹紅がおずおずと質問をした。


『あ、あの。なんでジャンケンなんですか?』

『よくぞ聞いてくれた童よ』


 勇儀は妹紅に向けて指を3つ立てた。


『いいか?強さには3つの秘訣があるのさ。その1つとして運があるのさ』


 霊華と萃香は頷いて霊華が言った。


『運も実力のうちって事だな』

『そこの姉さんの言う通りだ!いやぁ話が分かってくれて嬉しいねぇ』


 誰がジャンケンするんだい?と勇儀は問いかけてくる。

 霊夢はいち早く手をあげた。


『はい!私に任せてちょうだい!』

『お、可愛らしい嬢ちゃんが……ん?』

『何よ?私がどうかしたの?』

『げ、お前まさか……霊夢か?』

『よく気づいたわね』

『ぶははは!!お前、こんなに、小さくなっちゃって!あははは!!』


 勇儀は腹を抱えて笑っている。

 霊夢はムッとしながら不機嫌そうに言い返す。


『うるさいわね!小さいからって馬鹿にしてると痛い目に……』

『あははは!げっほ、げほげほ!お、怒るなって!』

『最後まで喋らせろー!!』


 そして遂に対決の時が来た。

 霊夢VS勇儀のジャンケン対決が今幕を開けた。


『最初はグー!』

『ジャンケン!』

『『ぽん!』』


 霊夢が出した手はチョキ。

 対する勇儀はグーであった。


『おや、一回勝ってしまったねぇ。後一回勝てば第一回戦は私の勝ちになりそうだ』

『ぬぬぬ…!』


 ここで霊夢が負けてしまえば相手に一点が入ってしまい不利な状態になってしまう。

 それだけは避けたいと霊夢は思っているのだった。


(私の勘はよく当たるからきっと私が勝つに違いないわ!)


『最初はグー!』

『ジャンケン!』

『『ぽん!』』


 霊夢の手はグー。

 対する勇儀の手はパー。

 つまり霊夢の負けである。


『ぎゃぁぁぁぁ!?』

『まず一勝だな〜♪』


 霊夢が涙目で震えてると萃香がだっこしてくれた。


『泣くなって。な?ほら、よしよし』

『な、お前そのお母さん的ポジションは一体……!』

『うちの子をよくも泣かせたわね!』

『うちの子だと……!?霊夢は萃香の子だったのか……!』

『んな訳ないでしょー』

『あいだっ!何すんだよーヤマメー』

『アンタが壮大な勘違いをしようとしてからでしょ』

『ぬ……そう言われると反論のしようがないな』

『それじゃ、次のゲームは私が決めていい?なんか楽しそうだから私も混ざりたいのよ』

『構わないよ』

『それじゃあ次のゲームは丁半博打なんてのはどうかしら?』

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