2:そして異変は起きる
そこには雪が降ってる中赤い球体が浮かんでいたただその場にふよふよと漂ってるようだ。
霊夢達は訝しげにその球体を見ていた。
『なにあの球体……』
『何か妖精の一種かしらね?』
『ちょっと見に行ってくるわ』
『待って霊夢私も行くわ。だってあんな珍しいもの興味があるじゃない?』
そうして赤い球体に近づいていく霊夢達はまだ気づく事はいなかったその赤い球体こそが【異変の原因だった】ということを……。
-紅魔館付近-
メイドエプロンの上に防寒着を着た女性が雪降る中ザクッザクッと音を立てて歩いていた。
彼女は買い物袋を片手に下げながら紅い館に歩を進めていき門の近くまでくると、門の近くで立っている防寒着を着た女性がこちらに駆け足で近寄ってきた。
『咲夜さーん!お買い物お疲れ様です!荷物持ちますよー!』
『ん、ありがと美鈴』
そうして美鈴が咲夜の荷物を持ちながら二人で会話を続けながら歩いていた。
『それにしても雪が強くなってきましたね~』
『そうね、美鈴今日はもう門番の仕事は終わって良いわよ。吹雪になってきたしね』
『え? 良いんですか? まだ真っ昼間ですよ?』
『良いのよ。お嬢様には私から説明しておくわ』
『ありがとうございます! じゃあありがた……く? ん?』
『どうしたの? 美鈴?』
不思議な顔をしてずっと咲夜の後ろを凝視しているので疑問に思った咲夜が後ろを振り返ると赤い球体がふよふよと浮かんでいた。
『え?』
同時刻に様々な場所で赤い球体を見た者がいた。
とある森で白黒の衣装に身を包んだ人間や、竹林で白髪の少女、水干を思わせる白装束を着た少女など様々な者がその赤い球体を見たという……。
-博麗神社-
『何かしらこれ……紫分かる?』
『ちょっと分かんないわね……』
二人が赤い球体を間近で見ながら話をしているとシャボン玉のように突如赤い球体が弾けた。
『! 赤い球体から邪気の煙が!?』
『霊夢! 急いで結界を!』
『くっ...!』
赤い球体が弾けたらそこから邪気をはらんだ煙が撒き散らされた。
その煙にいち早く反応した霊夢と紫は霊夢の張った結界に身を守ったが……。
『何なのよ……あれ? 紫、あんた何か小さくなってない?』
『あら、霊夢こそ小さいじゃない』
『『え?』』
二人が同じ言葉を発しまじまじと自分の姿を確認すると二人の体が幼くなっていた。
『な、』
『何よ!これぇぇぇぇ!!』
紫の放った悲痛の叫びが雪にそっとかき消された……。




