表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幻想異変録  作者: 凍曇
1章 謎の異変
13/151

13:クリスマス! 前編

『そろそろクリスマスだねぇ…』


 そう呟いたのは包帯だらけの菫子だった。

 菫子は怪我をしていたのだが華扇が介抱してくれたおかげである程度動けるようになり妹紅と一緒に博麗神社にお世話になっている状態である。


『くりすます…?なんの事?』


 妹紅は菫子の足の上に乗っかり一緒にコタツに入っている。


『外の世界の行事の事ね』

『そうですけど…よく分かりましたね紫さん』


 コタツムリと化している紫が幸せそうに暖まりながら返答する。


『まぁこれでも外の世界の事は詳しいつもりだからねぇ』

『ねぇねぇそれで結局くりすますって…?』


 妹紅は足をバタバタしながら上を向いて菫子の顔を覗きながら疑問を問いかける


『そうねぇ…偉い人が生まれた日でそれをお祝いする日なのよ』

『んー偉い人の誕生日なの?』

『そうだけど今じゃどこもクリスマスはただのイベントだからね〜。誕生祭って意識している人は日本にはあまりいないんじゃないかしら?』

『ふーん』


 きっとあまり理解はしていないのだろう。

 妹紅は大きな欠伸をした。

 そこに萃香が台所から出てくる。


『さ、朝餉の準備が出来たからそこで寝ている霊夢を起こしてくれ』

『わざわざすいません…私達までお世話になってしまいまして…』


 菫子がぺこりと頭を下げ、妹紅も頭を下げる。


『あっははは!気にしない気にしない!それに大人数の方が賑やかで楽しいだろう?』


 笑いながら味噌汁などをテーブルに置いていく。

 いい匂いで思わず妹紅のお腹が鳴ってしまった。


『霊夢〜朝よ起きて起きて』

『う…あと5時間…』

『いや、いつまで寝てるつもりよ』


 起きて。と紫は霊夢をゆっさゆっさと揺さぶる。

 遂に霊夢は観念してもぞもぞとコタツから這い出てくる。


『ふわぁ…眠いわ…』

『さ、準備は出来たから食べてくれ』


 皆でいただきま〜す。と言い食事をする。


 紫が漬物をボリボリ食べながら霊夢に箸を向けて喋る。


『さっき話しをしていたんだけどもう少しで外の世界はクリスマスよ』

『クリスマス?何よそれ』


 霊夢は味噌汁を啜る。

 あら美味しい。と呟く霊夢。


『いわゆる祝い事よどうせならクリスマスの日に合わせて宴会でもしないかしら?』

『お!それは良いわね』


 2人で盛り上がっていたが菫子には1つ、疑問があった。


『宴会をするぶんには構わないんだけど霊夢さん達その体でお酒を飲んでも大丈夫なの?』


 明らかに子供の体では酒を摂取すれば悪影響しか出ないような気がすると思う菫子。

 それ以前の問題で子供が酒を飲む事自体が法律に引っかかりそうな気がするのだがしかしここは幻想郷。

 幻想郷に未成年がお酒を飲んではいけないという法律はないのだ。


『ぐぬぬ…』


 さすがに2人は躊躇っているようだ。

 菫子はあぁ良かった、この2人にも常識はまだあったんだな。と思うのだった。


『ここはお酒は我慢して他の飲み物で我慢して宴会をしましょ?ね?』

『…そうね口惜しいけどそこは妥協するしかないわ…!』


 そこで皆は朝食を済ませ、萃香は台所で洗い物をしており、霊夢達はコタツで子供会議をしていた。


『それじゃあ決まりね!クリスマスとやらに備えて宴会の準備をするわよ!』


 霊夢がやる気まんまんで言う。

 妹紅は先程からウキウキしている。

 クリスマスなるものがどんなものなのか楽しみなのであろう。


『それじゃ各自で準備をしましょう。菫子は怪我をしているから買い出しとかは私に任せて萃香と一緒に神社で準備しておいて』

『わ、私も手伝う!』


 妹紅は菫子にピッタリとくっついて言う。


『分かったわ、それじゃ買い出しに行ってくるから留守お願いね』

 紫はコタツからでると防寒着を着て里に向かって歩いていった。

『さーて、これはクリスマスが楽しみだわ…!』

全部で3編あるのでお楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ