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1:異変はすぐそこに
これは寒さの厳しいとある冬に起きた異変だった……。
-博麗神社-
『ねぇなんであなたがここで煎餅食べてるの?』
巫女服らしき格好をした少女が近くで煎餅をバリボリ食べている女性に話かけると煎餅を食べている女性は食べるのをやめて、
『あら、私はただここで霊夢と仲良くここにいるだけじゃない』
『仲良くねぇ……というかあなたこの時期冬眠してるんじゃなかったの? 紫』
『なんでもかんでも寝ているわけにもいかないのよ』
そう言うと紫と呼ばれる女性はまたバリボリ煎餅を食べ始めた。
霊夢と呼ばれた少女は一面銀世界で雪が降ってる外の景色を見てうんざりしたように呟いた。
『はぁ……今年の冬は厳しそうね……雪とか積もったりしてる雪かきが面倒なんだけど……』
『あら、相変わらずやる気のない巫女ね』
『仕方ないでしょ。ないものはないんだから』
『……ねえ霊夢?』
『なに? 煎餅ならもうないわよ?』
『そうじゃなくてあれ何かしら?』
『あれ? ……本当だ、なんだろ?』




