登場人物紹介(※事前の情報が不要な方はスルーされてください)
(※あらすじに書かれている以上の事柄は記載していないはずですが、ネタバレが気になる方はご注意下さいませ。m(_ _)m)
佐藤姫子=フェトナ(5→17歳):
銀髪に菫色の瞳の美少女。生まれは某異世界で、前大臣の息女。母は遠い北の国の高位貴族令嬢。故国の民は等しく褐色の肌に黒い瞳な為、フェトナは何処に行っても異質な存在である。十二年前の動乱の折に両親を失い、異界である双竜町の老魔術師ダンダーンのところに乳母及び許嫁と共に身を寄せていた。見た目だけファンタジーと親友の康代にからかわれている。メンタルはほぼ日本人。故国と許嫁に見捨てられたような気持ちで、今はただのカラオケ大好き女子高生。モテるが別次元過ぎる容姿で誰も声を掛けてこない。唯一の特技は騎竜。
佐藤王子=カーディル(7→19歳):
某異世界の王子。褐色の肌に黒っぽい瞳。五年に渡る戦いを制し、国を奪還した。当人も五年前までは双竜町に疎開していた。子供の頃は気ばかり焦って乱暴な振る舞いの多い問題児だったが、愛らしい許嫁を案ずるあまり、二歳年上なのに無理矢理双子設定にして同学年に居座った。戦に勝利した後、異界での幼馴染である智志を連れてくるようフェトナに命じた。戦の間も筆まめだったが、大本営発表しがち。最初と最後以外は回想の中でしか語られない(しかも子供)ので、大人になった姿が気になりましたら最後までお読み下さ(ry
村山智志(17歳):
老ダンダーン邸の隣家に住む少年。隣町の進学校(男子校)二年生。子供の頃は乱暴者の王子をよく制し、学校では完全に双子係にされていたもよう。隣家の不可思議な双子(という設定)の為に、何くれとなく面倒を見てくれていた。王子が帰郷した一件以来、姫子とは疎遠になってしまった。本人はモテないと言い張っているが、眼鏡君で姫子の気持ちを思いやる優しい子である。ちなみに、心を落ち着ける為にお天気豆知識を延々と披露した紳士でもある。とはいえ、さすがの眼鏡君も一矢報いずにはいられない状況が(ry だって男の子だもの。
老魔術師ダンダーン(70歳位?):
何をやらかしたのか、死ぬまで異界送りを命じられている元王宮魔術師の老人。『空の回廊』の異界側の出入り口を魔術的に『閉じて』いて、他者の侵入を防いでいた。姫子と王子が双子であるという設定は無理があると思っているが、君子危うきに近寄らず。異界に馴染みつつある姫子の良き理解者でもある。情報通だが黙っていることも多く食わせ者である。王族に振り回されて散々な人生を送ってきたようだが、ずっかり異界に順応して老人クラブで知り合った仲の良い未亡人がいるらしい。絶対に帰りたくないでござる派。
乳母のサビーハ(30~40代):
フェトナの乳母。動乱の折にフェトナを抱いて異界に逃れる。疎開中、老ダンダーン邸にてやんごとなき二人の面倒を見ていた。よく考えると大変な任務である。故国に家族がいるため、ことある毎に帰りたがっていた。王子が帰郷したあと、なし崩し的に異界へ傾倒していくフェトナに危惧を抱いている。ちなみに電化製品は基本的なもの(洗濯機・電子レンジ等)以外は全滅である。スマフォも無理。フェトナに詩作や楽器、舞踏などの教養を授けていた。隣近所に遠慮しながら、たまにウード(故国の弦楽器と近縁種)をつま弾いている。大臣だった父方の縁者。フェトナと乳姉妹になる予定だった娘がいるらしい。
野木康代(17歳):
姫子の親友を自認している高二女子。読書家で特にファンタジーが好き。生けるファンタジー美麗挿絵風の姫子の見た目が好き過ぎて、弄りが過剰になりがちなのを密かに反省している。ルッキズムの権化を自称。他人が姫子を弄ると怒り出すと思われる。作中でも口が滑って姫子に所有権を主張してしまったもよう。喉を枯らしてもカラオケ好きな姫子に付き合ってくれる。のちに康代は双竜町の伝説を垣間見ることになるが、得てしてスマフォが間に合わないものである。基本的に寸暇を惜しんで小説を読んでいるが、なぜか目は悪くないらしい。
コカブ&マルカブ:
コカブは銀色の飛竜、マルカブは黄金の飛竜。二本足に翼がある、いわゆるワイバーンタイプ。本来、飛竜は砂色なので、この二頭は希少である。コカブは昔、前国王が前大臣であるフェトナの父に下賜した。両親亡き後、コカブはフェトナ所有の飛竜である。一方マルカブは最初から王家の飛竜で、王子が呼び戻されるまでは戦の旗頭だった王弟殿下が駆っていた。二頭とも、乗り手の気持ちを察する賢い子である。ちなみに、飛竜には『空の回廊』を行ったり来たり出来る特殊能力があるので、気まぐれに双竜町を訪れては都市伝説界隈を賑わせていた。恐らくマルカブ♂はコカブ♀のことが好きだが、本作では一切触れていない。頑張れマルカブ!




