新発見のダンジョン探索
今朝も起きると・・・
重い・・・
またまた、サーニャが俺の上にいた。
夢遊病か・・・何故また俺の部屋に・・・
そんな何でもない??
朝を迎え・・・
いやいや
それより武闘大会まであともう少しだ。
俺は覚醒を狙いレベルアップに出かけようと計画していた。
早速準備をして玄関を出る。
すると・・・
俺達を待っていたのか門の方より・・・
人が近づいてきた。
「おはようございます。カティ様」
丁寧に頭を下げる男。
聴くとドナルデン王国学園よりの使者だという。
「今日は、これをお持ちしました。内容をご確認ください」
学園からのという書簡には、新しく発見されたダンジョンに挑戦してほしいと書かれていた。
しかも、今日から行って欲しい事と、待ち合わせの場所まで丁寧に書かれてあった。
更に、武術大会の学園代表ともなるファルテガも連れていって欲しい事も書かれていた。
サーニャ
「カティどうしたの?」
カティ
「新しいダンジョンだって。でも随分急だよね・・・」
使者
「武術大会前にとの事でした。これがファルテガ様との待ち合わせ場所で、
これがダンジョンの地図です」
「ダンジョン地図の赤の点は、宝箱など有用なアイテムの場所を示します。どうぞお気を付けて」
「待ち合わせ場所まで私が案内をいたします。よろしくお願い致します」
どうせレベルアップ予定だったし行ってみるか。
待ち合わせ場所に着くと既にファルテガがいた。
「やぁカティ。なんだろうね。急な依頼だったね。
直ぐに出かけて欲しいみたいな」
どうも怪しい感じもするが学園に確認しようにも今日は休園日だしな・・・
取敢えず行ってみるか・・・
こんなところにダンジョンが出来たんだ・・・
誰かの私邸がある私有地だろうか
ダンジョンに近づくと、思ったより賑わっていた。
出店も出ていた。
ファルテガ
「ここは中級ダンジョンらしいね。ただ発見されて間もない事と、もうすぐ武闘大会があり、
強者が出払っていて踏破されていないみたいだよ」
カティ
「もらった地図は3階層まで書かれているね」
サーニャ
「3階層よりは、まだ未知って事かしら」
カティ
「取り敢えず行ってみよう。
今日はリルも一緒だし何とかなると思うよ」
今回このダンジョンに来たのは俺と
ファテルガ、エアリーシャ、サーニャの4人に
リルだけだ。
エルカ、キリト、マニティは5神星達とレベルアップに励むそうだ。
ハーティは留守番し連絡係をたのんだ。
「よし行こう。先ずは1階層からだな」
出てくる魔物は C級という事だったので、特に連携も打合せもせずに前に進んでいた。
暗い中、ライト魔法をつけて歩く。
歩いて間もなくすると違和感を感じた。
魔物どころか・・・
ダンジョンらしい気配を感じない。
エアリーシャ
「魔物を見かけませんね・・」
カティ
「そう言えば、探索者も見ないね。あれだけ沢山いたのに何所に行ったのだろう」
サーニャ
「なんだか不気味ね」
ファルテガ
「この先が地図の赤マークじゃないかな」
赤いマークの場所には開けた空間があった。
また円形状になっており人工的な作りに見える。
サーニャ
「気を付けていきましょうか」
カティ
「ちょっと待って何か違和感がある」
リル
「周りを魔導士に囲まれています。倒しますか?」
カティ
「閃光」
目暗ましを咄嗟にだし、後退して様子を見る。
円形上の囲むような幾重の階層の柱や岩肌の陰に多数の人が見えた。
カティ
「罠だ!戻るよ」
すると
入ってきた扉が無くなっているのに気付いた。
戻れる扉がない・・・。
対応が遅れてしまった。
どうする。倒すしかないのか・・・
躊躇推している間に足元に巨大な魔法陣が出来上がる・・・
これは転移魔法か!!
「どこに飛ばす気だ!」
転移が始まってしまったようだ
瞬移を使おうとしたがかき消された・・・
「これは・・・」
周りを見ると確かに多くの魔導士に囲まれている。
ふと彼らの顔を確認すると何人か見たことがある。
この魔導士たちは、先ほどダンジョンの外にいた
屋台の人や冒険者達だ・・・
この人数で罠をかけるってどういう規模だよ。
転移の光が完全に俺達をのみこんでしまった。
転移された場所は、鬱蒼とした暗い森だった。
遠くでバキバキと音を立てながら何かが迫ってくる・・・
やばい。
これはどうにかなるとかいう性質のものではない。
そういう感じを真っ先に受けた。
それに・・・
何故かこの場所は息もしにくい。
ゴホッゴホッ・・・
くっ・・・
。
カティ
「みんな大丈夫か?」
サーニャ
「みんないるみたい。でも暗くて見えにくい」
カティ
「転移するよ。俺に全員捕まって」
・・・・・!!
転移ができない。
「出来ない何故っ・・・魔力も・・・力が抜けるようだ」
便利な棒も全く反応がなかった。
ほんの少し戸惑っていただけなのに苦しさが増してくるのが判った。
直ぐ近くで・・・
何か広大な範囲で闇が全てをのみこんでいるイメージが伝わってきた。
「やばい」
「逃げるよ」
エアリーシャ
「身体強化できない」
サーニャ
「魔法が全て使えない。
しかも身体がどんどん重くなります・・・」
ファテルガは、ガタガタ震えたままだった。
直ぐに森を走り抜けて移動しないといけない事が判ったが・・・
どうする!?
「リル 3人を背中に乗せて」
「全力であの闇から逃げる!」
俺は自分の脚で
リルは、また少し成長したので3人を軽々のせて走る。
リルの速度は、この環境でない3人よりはるかに速い。
それでも息が上がっているのが伝わってきた。
リル
「全力で走ります。皆さん確りつながってください」
俺は発勁の力も使い全力で、駆け抜けていく。
全てを飲み込んでいく闇は止まる事なく迫る。
やはりフライでも飛べない。
やばいこのままでは。
黒い闇は魔物も気も全てのみ込んで
こちらに迫ってくる。
そうだアイテムボックスに確か・・・
俺はアイテムボックスに、魔石を幾つか入れていた。
その魔石には攻撃魔法が封印してあった。
取り出した、直ぐだと活かせないか。
「ドン」・・・・
なんだ!!
ファテルガがリルから落ちた!
「リル停まるな。任せて!」
すぐ後方で逃げていた魔物が闇に飲まれ砕けていくのが見えた。
「バキバキバキ・・・」
その闇は、もうファルテガを飲み込む・・・
俺は咄嗟に聖魔法の魔石を放った。
ドン!ドン!ドン!
闇の一部が霧散した。
その霧散した機を逃さず・・・
瞬間、ファルテガをつかみ取り、魔力は使えないので
全力で発勁の縮地を使う。身体が軋む、、
その後は、気を保つのも大変な中で走り続けた。
どれだけ走ったろうか・・・
体中・・全ての感覚は無い・・
僅かに魔力が戻った感じがする。
「リル・・・身体強化できる・・・」
リルは瞬時に察し、身体強化し速度を速める。
周りの魔素も感じられるようになり・・・
闇の淵からは遠のいたのが判った。
だが・・・
体力が底をつきかかっている
闇は止まる気配がない・・・
必死で抱えて走る
もう意識も朦朧としてきた・・・
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ドナルデンの王城の中で・・・
薄暗い所に3人が
また集まっていた。
1人位は魔族。1人は高位そうな役職の人間。
1人は学園の教師。
「計画は問題なく実行されました。
留学生の一部は残ったようですが、
中心人物のカティーと、第二王子の排除が出来ました」
「北の大地。無の真只中に放り込まれたのなら・・・もう即死だな」
「神の使徒かの確認も出来なかったが問題ないだろう。芽は早めに摘むに限る。」
「第一王子の暗殺の方はどうなっている?」
「長年、第一王子の信頼を得てきたので問題なく」
「さすがだ、、、
第一王子もまさか宰相様が魔族と繋がっていると思わなかったでしょうな」
「おい・・・
どこで漏れるか、誰に聞かれているか判らないのだぞ」
「ドナルデン王国も終わりですな・・・」
「後継者2人が一気に居なくなったのですからな」
ワハハハハハハハ・・・・
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