転職の神殿
こんにちはマニティです。
今回はたくさんカティと話せてよかった。
カティの可愛い所もたくさん発見できました。
――― 転職の神殿 ―――――
転職の神殿は各国に幾つかある。
この近くではイシュグランド王国のエクスワンの街中にあった。
明日そこへ出かけようってなったけど正直どれくらい職業レベルが上がっているかは期待できないと思ってる。
12歳になると皆この職業をつける転職の儀式をするのだが、これまでに最も数多くカンストし転職したという人でも5つの職業ときいた。
それを考えると、年齢というか、俺達は職業に着いてからの経験が浅すぎるのだ。
俺とサーニャが一番若く12歳。(もう一月程で2人とも13歳になるけどね。)
キリトとエルカが15歳で、他のメンバーは全員13歳で一つ上だ。
皆今は初級職が付いているはずだ。
職業はスキルとステータスの成長に関与する。
この為、付けた方がいいが実際には合ってない職業を選んでる人が多いときいた。
これも12歳だと、まだ自分への理解も経験も無いまま選ぶからだろう。
今回、転職の神殿に行くのは理由がある。
適性を調べる事が出来ないかと思っている。
どういう事かというと、初級職は適性があってなくてもジョブとしてつける事が出来る。
しかし、中級職以上は適性が芽生えないと選択肢に現れてくる事はないのだ。
もし芽生えていれば、選択肢に現れる事で自分の適性が判ると期待しているからだ。
以下に初級職と中級職を紹介する。
因みに盗賊などは選ぶこともできるが犯罪を犯しても付くので付ける人はいない。
また初級も中級もこれ以外にも沢山職業はあるらしい。
初級職
弓使い、剣士、魔法使い
モンク、僧侶、盗賊
冒険者、商人
中級職
大弓士、騎士、大剣士
大槍士、武術士、錬金術師士
鑑定士、魔法戦士、精霊戦士
狂戦士、魔導士、召喚術師士
重装歩兵、忍者、大商人
海賊、山賊、探検士
聖女、白魔術師、高僧
◇◇◇◇
明日、転職の神殿に行くという夜、マニティ―が話しかけてきた。
「カティ ちょっと聴いてもらっていい?」
「マニティどうしたの?いいよ」
風呂上りなのか薄着で少し俯き加減に来たマニティ。
マニティは所謂、巨乳というより爆乳なので目のやり場に困った。
「カティって、ここに来る前ってどんな感じだったの?」
「どんなって?」
「例えばね。どんな事に興味を持ったり、どんな暮らししていたのかなーーって」
「俺は、、、、うーーん。今と変わらないかな。忙しかったし、いろいろな人に助けられてきた」
「カティは思いやりがあるからかな。助けられる以上に助けて来たんだと思う」
・・・
「わたしね。ここに来た時に弱小国とか貧乏国って虐められてたけど、これは出身国を話すと、
どの国に行っても言われる事があるの。
ここに来たばかりの時、サーニャとカティーが真っ先にかばってくれたのは本当に嬉しかった」
「俺が言う前に、サーニャが全部言ってたけどね」ww
「でも、実際、、本当に貧乏だったのよ。伯爵である父は領民の為って頑張っていたけど、
領土は元々これといった産業もなく。
農業もね、土地がやせているというか不作も多く苦労ばっかりを見てきたの。
何時もぎりぎりの生活をしていたけど、領民に慕われる父を尊敬していたわ。
それで、私も家の為にと頑張ってみたんだけど何やってもだめだったの。
不器用でよく物を壊したり邪魔にしかなってなかった・・・
そんな事もあって、ずっと自分に自信が持てずにいたの・・・」
ずっと元気で明るいマニティの意外な言葉だった。
おとなしい時があったり、遠慮がちなところがあると思っていたけど・・・
「今は何でもできるマニティ―なのに苦労していたんだね」
「カティ・・」
マニティは少しほっとした笑顔を見せてきた、、、(めちゃ可愛い顔だ。)
「それでね。実は職業にも自信なくて職業を受ける転職の儀をまだ受けていないの・・・
皆は、職業を確かめたり将来を考えていくって言っているのに・・・
私はまだ受けてもいないって言いずらくって、、、。
明日なんだか怖くて、皆に言う前にカティに聞いて欲しかったの」
不安そうなマニティ―の手をそっと取って
「職業もまだ無いのに、あれだけ活躍してたんだから、大丈夫!マニティ。きっと大丈夫だよ」
「ありがとう・・・」
それから、少しいろんな事をマニティ―と話をした。
昔の出来事を聴いていると、実はマニティ―は、かなりの怪力のようだ。
壊したエピソードからそうとしか思えない。
あとマニティは結構な努力家だったみたい。
明日はじめて職業を決める事になると思うけど、確り基礎が有りそうに思った。
その後もマニティと沢山話した、、、
こんなにマニティと語ったのは初めてだった。
マニティが俺の手を握りながら・・・
「カティ、、、今日は隣で寝てもいい?」って聞いてきた。
もの凄く動揺して、また、、、オッパイをチラ見してしまった。駄目だ駄目だ!
俺の横は何時もハーティーとラシルだった。
それでさえ慣れるのに時間がかかったのに・・・・
「う、、、うん えっとね・・・」
何だかこの今の雰囲気や、マニティ―を安心させてあげたくって断れないでいると・・・
ハーティーがやってきた。
「マニティ。丁度良かったお願いがあるの。今日の寝る場所を変わって欲しいのよ。
私は今日ご主人様に怒っているので一緒に居たくないの!」
なんだ、、、突然、、、もしかして
「ご主人様!こっちを見ないでくれますか!今日は絶対に許しません」
『安心させてあげてくださいね。ご主人様』
マニティは嬉しそうに頷いていた。
「ハーティ。ありがとう。」
◇◇◇◇
昨日は緊張して寝れなかったよ。
マニティが隣で寝てたからだけどね・・・
俺達は転職の神殿にやってきた。
何人か居るのかと思ったが、そんなにも転職しないのかな・・・
誰もいなかった。
神官が一人で対応をしていた。
「皆さま職業をつけに来たのですか?希望の職業を書いていただけますか?」
俺はそのまま伝えてみた。
「ひとりは職業をつけにきました。他のメンバーはすでに職は持っていて転職が可能な職業と、今の職業レベルを知りたいのです」
神官は、曇った顔になっていた。
「失礼ですが、職業レベルは簡単に上がるものではありません。また無償ではありませんよ。銀貨5枚でレベル鑑定、更に5枚追加で転職できる職業紹介。転職は金貨3枚です」
結構高いな
「では先ず俺からお願いします。その後彼女に職業をつけて欲しいのですが、、、
念のため彼女も転職できる職業紹介をお願いします」
更に神官は曇った顔というか、明らかに不機嫌そうな顔になり
「彼女は初めてなのですよね。それであれば転職可能鑑定しても初級職しか出ませんよ。
初級職であればすべて出来るので意味がありませんよ」
「いえ彼女は基礎鍛錬を欠かさずやってきたのを知っているのです。
それもあり、仰るような残念な結果になるとしても試してみたいのです。お願いします」
神官は、納得はしていないようだが助手を読んで準備を始めてくれた。
先ずは俺からみたいだ。
「これより職業レベルを鑑定します。あなたの職業は?」
「剣士です」
「剣士%&#<+$*」何を言っているか判らないが決まった言葉の様だ・・・
転職の神殿の祭壇は中央に大きな柱があり、女神さまの像があった。
そこから大きな丸い円盤のようなものが出ており、その先端に置いたボードを神官が見ていた。
神官が持っているボードこちらからでもわかる数字が出た・・・
「こ・・・これは何かの間違いですね。あなたは本当に剣士ですか?」
どうもレベル5でカンストしていることが判った・・・
「すいません、、、続いて彼女の転職可能な・・・・」
俺の目の前が真白になった。
何処かに吸い込まれるような感覚があった・・・
真っ白な空間に薄っすらと覚えがある人が立っていた・・・
運命神モイラ
「久しぶりですね。美月さん。今は・・・・カティさんですか。運命神モイラです。
職業は私が与える事が出来る力です。
カティさんには私の加護があるためレベルアップが速いのです。
初級職だったので直ぐにレベルが上がっていましたよ」
「モイラ様、、魂が消えかかった時に助けていただいたと聴きました。
ありがとうございます。武神アレス様にもお伝えください」
「いえ、、、こちらこそ本当に申し訳なかったです。
不安を与えてしまい深くお詫びいたします」
運命神様は、、、本当にいい神様だ・・・
「カティ、、、転職ですが、あなたが自分でできるようにします。ギフトの職業操作を与えます。
ステータスボード上で簡単に選択し転職できるようになるでしょう。
もちろん職業レベルも見る事が可能です。更に他の人の職業も変える事が可能です。
職業は例え初級職であっても、自分に合わないとレベルが上がらないので気を付けるよう伝えていってください。私の加護を今日来ている、カティさんの仲間のうち何人かに付けました。
その方たちは今後もあなたを助ける事でしょう。
・・・
もう直ぐ時間の様ですね。
最後に、いま転職できる職業の鑑定をしているマニティ―の結果が出ると大騒ぎになるわ。
貴方達はまだ名前もっ伝えていないし、全員で早めにここを去った方もいいわ。
ではまた会いましょう。カティ。あなたに最大限の祝福を・・・」
元の世界に戻った?
「カティ、、、どうしたの」
『みんな、実はここを去った方がいいらしい。マニティーも逃げるよ』
気付くと神官がボードを見て震えていた・・・・
「じょ、、、、上級職・・・ばかな、、、、在りえない。君たちは何者なんだ」
マニティ―の手をつかみ
「貴女は、、、選ばれし人に思います、、、」
「誰か、誰かいるか手を貸してくれ。君たちも、、、少し話をしましょう」
『 にげろーーーー 』
マニティーは無事に手を振りほどく事が出来たようだ。
マニティ―を庇いながら俺も逃げ出す。
「ありがとうございました。ここにお金置いていきますね。 失礼しまーーす」
奥から何人か出てきて、こちらに走ってきた。
俺達は全員で走って逃げた。
鍛えておいてよかった、、、
誰も追いつけないスピードで俺達は駆けて逃げきった。
お読みいただいた方、本当にありがとうございます。
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