ロマニカへ
今回のエスワンさんの話はすごく重要に思えました。
でも、、、何ができるのか・・・
――― ロマニカへ ―――――
デスビナ魔王国
魔王の宮殿内の王の間
「魔王様。ロマニカの公国の副騎士団長に成り代わって忍び込んでいたガイグルですが、
騎士団長に正体がばれたものの、公王も含め殺害に成功したようです。」
魔王は向き直り、笑みをこぼして・・・
「なんと。それは大きい功績だな。ガイグルはどうなった」
「連絡では、街の中に隠れているようです」
「そうか近くにいる者がいれば送り込んで助けてやるがよい」
◇◇◇◇
便利な棒連絡が・・・最近使用度高いな。
かなりの人とつながるようになり、バージョンアップも考えている。
『カティか、ロックデモナイヤーだ!』
『ロックさん 元気ですか』 ^^;
『カティ至急戻れるか?力を貸して欲しい。今何処にいる』
『緊急の様であれば戻れますよ。今は学院寮の自分の部屋にいます』
『そうか自分の部屋か、ミッポがまだラルクアに居る途中寄って連れてロマニカの王都迄きてほしい。
転送できるって事だったよな。全くすごい大魔法を・・・ごく簡単に・・・
そのなんだ。転移魔法とやらは、何人まで行ける?』
『えっとラシルもできるので30人くらいは行けますよ』
『後だな陛下のお嬢様を知っているか?連絡を取りたいのだ』
・・・・
「エアリーシャさんは・・・ここに居ますけど』
・・・・
『なっ・・・・馬鹿野郎!!お姫様を部屋に連れ込むとは・・』
ガタガタッ こけたのかな・・・
『いくら女に見えるとはいえ付いてるんだろうお前は!』
ハァハァ なんてこった
『いかんいかん。今はそれ処ではない!極秘だ騎士団長と公王が撃たれた。
犯人は副騎士団長カーゴルアだ!
直ぐに来てくれ。ことが終わったら姫様の件も話せ!!!』
◇◇◇◇
漫遊の空のメンバーに今あった連絡の件を話した・・・
「エアリーシャ・・・皆で戻ろうと思う。
俺が思うにここに居るメンバーは、皆俺と同じ想いかと思っている」
エアリーシャ 涙を流しながら・・・
「はい・・・いて欲しい・・・」
全員
「何ができるか判らないけど、一緒にいきたい!」
「俺も行きたい」「私だって」
全員が頷いていた、サーニャ、マニティは目を赤くしていた。
俺はエスワンさんに今日の中止を伝えようと思ったら、向こうから連絡が来た。
『カティ。内容については言えないが緊急の用事で、ロマニカの王都に行く事になった。
今日の魔法訓練は申し訳ないが中止させてくれ。』
『なっ ・・・ ガウェンさんたちの流れですか?』
『そうだ では切るぞ』
『まって 俺もいくのです。転送で今から向かいます』
『転送だと・・そんな精霊が使うような大魔法ができるのか・・・
俺も一緒に行けるのか?』
その後エスワンさんはまだ近くにいる事が判り合流した。
先ずはラルクアのギルドだ、いつもは門の外だが今回は直接行く!
ギルドに俺達が着くと、突然現れたからだろう周りはどよめいていたが気にしていられない。
「ミッポさんいますか!」
ランディ
「カティ。こっちに来てくれ準備は出来ている。
ギルドの再立ち上げをずっと手伝っていたんだ。
まさか王都で・・
ひっ姫様・・・」
ランディさんが俺の連れてきたエアリーシャを見つけ言葉が詰まる。
ミッポリ
「カティちゃ、、カティありがとう。早速いきましょう。
今の情報を共有するわね。
兵士も含め5名が亡くなったらしい。
副騎士団長カーゴルアは魔族だった!化けて成り代わっていたという事でした。
少し前より不審に思っていた騎士団長グレンゴ様が突き止めたところで・・・
カティ!! 魔族!! 」
ミッポリさんがエスワンさんを見つけたようだ。
ミッポリさんが殴り掛かる。
「違うんですエスワンさんは」
ミッポリさんを抑え込んだが、ミッポリさんは涙を流しながら憤っていた。
「お前たちが、お前たちが・・・ジンスをーーー!! 」
「奥の部屋で説明します。」
ミッポリさんは、説明で判った様で謝罪もしたが、割り切れないのだろう・・・
ずっと涙を流していた。
エスワンさんは今いる全員に立って話し始めた。
「私はカティーが紹介した通り魔族の戦士です。
名前はエスワンと言います。
この後、ロマニカに行った事を考え私の目的と背景を説明します。
私は魔族でも人間と交流したいマガドラ魔王国に属しています。
今回私が呼ばれたのは、ガウェン騎士隊長と協働でずっと仕事をしていた為です。
元々我が国はデスビナ魔国と意見が対立し、ずっと交戦してきました。
しかし今は停戦状態です。
この停戦は、今から話す理由につながりますが、お互いに歩み寄れたわけではありません。
この停戦をしたことで、デスビナ魔国の戦力は人間に向こうとしています。
まだ水面下での動きですが次第に激しくなると考えています。
彼らの目的は、領土を広げ基盤強化をしたいのです。
その為に彼らは、最も多くの領土を占有している人間国への侵略を
開始しようとしています。
今魔国の領土は、3国合わせても、人間の領土に比べると1/20位です。
実は彼らが人間国へ侵攻し基盤強化を考えるのは理由があります。
過去に人間族が呼出した邪神ロキと邪教徒についてご存知でしょうか?
これが今まさに復活しようとしています。
邪神が復活すれば、多くの人間族や魔族も死に導かれるでしょう。
これを魔族は皆考え、阻止しようとしていますが人間族には動きがありません。
自分達の中から生み出したのに何もしようとしない人間族への苛立ち。
何もしようとしないなら、配下にし駒にしたいのが彼らの侵略の理由です。
ですが我々としては、殆どの人はこの事を知らない事を理解しています。
罪もない人を巻き込む事はいけない事とも考えています。
この為私達マガドラ魔王国側は、人間族の中にも同志を増やし邪神に備えたいと考えています。
この為には、魔族と人間の戦争も阻止しないといけないのです。
人間族からの信頼を得る事も重要です。
なので、今の水面下の動きのついては、我々は同じ魔人を殺してでも阻止したいと考えています。
ただ、我々はデスビナ魔国にも、いい魔人が多い事も知っています。
魔人と人間族の戦争自体も阻止したいのが我々の狙いと目的です。
エスワンさんの説明・・・多分同盟国の中でも上層部は知っているのだろう・・・
実際に旅に出てから、起こったことが、少しずつ繋がり複雑な思いになった。
マガドラ魔王国の魔王に会ってみたい・・・
お読みいただいた方、本当にありがとうございます。
少しでも面白かった。続を読みたい。こう思っていただけたらブックマークや評価いただけると嬉しいです。評価はこの下の方にある星です。☆☆☆☆☆ 引き続きよろしくお願いいたします。




