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闇 四

 そして、そんな状況は、中学、高校生になっても、対して変わらなかった。

 ここからは、僕が高校時代の話である。

 ある朝僕が高校に登校すると、そこには本来茶色であるはずの机が、墨汁か何かで真っ黒に塗られていた。

 これでは本に墨汁がついてしまうので、机は使えないな、僕が冷静にそう考えていると、

(この頃僕は、中学時代も含め今まで散々いじめられてきたので、少しイレギュラーなことが起こっても動じないようになっていた。)

 「あれ~、和男君、机は使わないのかな~?」

そんな声が聞こえてきた。

 ちなみに声の主は、足立あだちという。足立はクラスの中でも運動が得意な男子で、明るく活発、そして目立つタイプの存在だ。

 また、その足立は身長も高く、180cmを軽く超える高さから僕を見下ろす。

 そしてそんな爽やかに見える足立も、こんなことをするのかとまた冷静に考えていると、

 「おい和男!無視すんのか!?」

彼の口から怒鳴り声が出て来た。

 それで僕は仕方なく、

「でも、墨汁がつくから使えないじゃん。」

というと、

 「何言ってんの?闇属性の和男の本が黒くなるなんて、ピッタリじゃね?」

 そうおどけた足立はクラスの一部の人間から笑いをとる。(残りの人間は、ただこの状況を傍観している…これは中学時代も含め、今まで何度も経験して来た図式だ。)

 それを僕がまた無視していると、

「また無視かよ!」

やっぱり怒号がとんでくる。

 仕方ないので僕は、

「あの…僕は闇属性だから、足立君を不幸にできなくはない…と思うけど。」

 そういうと足立の顔は少し怯えるような表情になり、

 「ま、俺には関係ねえけど。」

と引き下がり、その場は終えた。

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