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光 六
「ああ~きれいだったね、花火!」
「そうだね!」
僕たちは、そのまま手をつなぎながら、帰り道を歩く。
今日という日は本当に楽しくて、今まで嫌いだった人ごみも、楽しい1日の思い出の一部として、残ってしまいそうだ。
そんな僕であったが…少し、気がかりなことができてしまった。
「美玲…何か手、冷たいような気がするけど大丈夫?」
「私?大丈夫だよ!
ただちょっと疲れちゃったかな。
今日はこの後家に帰って休むね。」
「分かった。大丈夫なら何よりだよ。」
そう言って、僕は安心する。
そして、その日僕たちはそれぞれの家に帰った。




