超ショートショート「月と星と時計と私」No78
わたし 朝早く起きると、決まって日の出を見に行こと思うが、日の出が何時なのか分からずに結局家で住ごす。
電波時計 寡黙な人。怒られても涼しげに黙っている。
私が綿あめみたいに柔らかな布団の上気持ちよく、すーすーとやっていると突然、枕元の時計がやかましく鳴り響く。
「え…?もう朝なの!?」
私がカーテンを引っ張ると、外は真っ暗。月が眠たげに横たわっている。
「またか~!」
時刻は4時。私は時間を間違えた時計を、憎らしげに睨んだ。
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すっかり目が覚めてしまった。私は夜空より真っ黒なコーヒーをいれると、ベッドに戻り、時間を「間違えた」両手サイズの電波時計を再び睨む。
こいつは最近買ってきた電波時計だ。つまり時間を間違えるはずはないということ。
…そりゃ、私は時計が鳴っていてもすぐ止めて、二度寝して寝坊することも多い。だから電波時計が私を舐めるのも無理はない。
でも、だからってこんなに早く起こすのは非常識だ。
イタズラ好きなのがこの時計の個性だとは思うけど、個性だって常識があってこそでしょう?
と、いう話を私は夜の星々が皆して呆れるくらい何度も訴えたはずだ。
…まぁでも、早起きして朝早くから仕事をするととても集中できるので、そこはとてもありがたいのだけれど…。それにイタズラに振り回されるのも、サプライズみたいでなかなか楽しい。
という言葉を胸に秘めて、私は今日も時計を説教する。
私達は何だかんだでいいコンビなのかもしれない。
多分時計のアラームセットを間違えていると思います。
お恥ずかしながら文章の仕事を目指しています。先はまだまだまだ遠いですが、一生懸命1歩ずつ頑張りたいと思います。アドバイス等をどしどし下さると助かります。
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最近リハビリテーションでゆっくり実況のやり方を学びました、なみのりです。
あれ、なんのリハビリだっけ?
ちょっとパソコンを自由に使いすぎたかもしれないですね…。
でもなかなか面白い動画が出来そう。
今から上映日まで楽しみで、テンションが上がってます。
あ、もちろんリハビリはちゃんとやってますよ?