6ー1日目
頭から離れない……。
莉穂のあの言葉……。
私たちはただの幼馴染み……。
そうだと僕は思ってた。
それ以外に特別な感情は抱いていなかった。
なのに、なぜこんなにもつっかかるのだろう。
僕にはその感情があった……?
だけど……。
認める勇気がない。
「どうした?」
唐突に部長の声が聞こえた。
「え?」
「なんか魂抜けてる感じだぜ?」
「ごめん、ボーとしてたよ」
「だろうな」
「なんか悩み事?」
「恋の悩み事か?」
桜子や達也も話に入ってくる。
「その悩み事でしたら、私でよければ相談に乗りますよ?」
香織まで入ってくる。
「いいって!」
「ん? 恋の悩み事に関しては拒否しねえの?」
やば、部長が僕に鋭いことを言い放つ。
「こ、恋の悩み事でもないから!」
「顔があか~くなってきてるよ?」
桜子が茶化してくる。
「ほんとですわ!」
「マジか! 遵!」
香織と達也も便乗。
……四面楚歌だ。
「勘弁して……」
僕の必死の嘆き……。
「はは、もうやめてやろうぜ」
「仕方ねえな、今日は勘弁してやろう」
哲の投げかけに、達也も答える。助かったのかな?
でも……、
これは恋の悩みなのだろうか。
確かに熱ってるというのは、自分でも感じた。
恋の悩みと自覚しているということなのだろうか……。
でも……、でも……。
「いくぞ、本当に上の空だな」
達也が腰をつついてくる。
「あ、ごめん、行こう」
「よし、みんな集まったな。始めるぞ。香織、アレを」
「はい、部長」
と言うと、例のくじ引きが始まる。
「今日のGMは……星彩だ」
「了解です! パパッとやっちゃいましょう!」
「なんかこのGMやる気満々だぞ」
信治が微かに笑う。
星彩「遵さんの役職は村人です」
遵「了解」
きっと、素村率1番高いのは僕だろうね。
まあ、のんびりやっていこうかな。




