夢なら覚めないで
不意に届いたニュースは
僕らの仲さえ引き裂きそうで
右か左なんてちっぽけな
そんなデータでさえも吹き飛ばしていく
カオスに満ちたこの時代は
眠り続けること許さず
爆発物で溢れる街に
僕らを強引に連れ出して
そう 世界の終わりを感じさせたままで
夢なら覚めないで
あの遠く彼方で瞬いたまま
君を感じていたいのさ ずっと
このまま目を閉じて
あの宇宙の片隅で泣いている
赤子を抱き寄せてみせて
心の向くままに
この地球に抱かれていたいのさ
だから離れないで 生き続ける力を君にも
揺れる惑星を巡りいく
悲しみに満ちた彼らのカルマ
ジキルとハイドのその裏に
もう一つの暗い顔を隠したまま
仮面を被った世界を覆う
暗雲は僕らを眠らせずに
無慈悲に支配されたあの街に
僕らを目隠しで連れ出して
そう 世界の終わりを感じさせたままで
夢なら覚めないで
君を抱きしめたこの手触りを
忘れないでいたいだけさ ずっと
このまま目を閉じて
揺り椅子で揺られる心地よさを
赤子と感じていたいだけさ
心の向くままに
この地球と周り続けていたいのさ
だから離れないで 生き続ける力を僕にも
そう ヴェールに覆われた世界は今にも
夢なら覚めないで
あの遠い未来で瞬いたまま
君を見つめていたいのさ ずっと
このまま目を閉じて
あの宇宙の片隅で産まれた
赤子を抱き寄せてみせて
心の向くままに
この地球に抱かれていたいのさ
だから見つめていて 永遠に巡る力を僕にも
そう 今にも全てが破裂して 尽きそうなのさ