表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

新世紀の殉教者

夢なら覚めないで

作者: keisei1

不意に届いたニュースは

僕らの仲さえ引き裂きそうで

右か左なんてちっぽけな

そんなデータでさえも吹き飛ばしていく


カオスに満ちたこの時代は

眠り続けること許さず

爆発物で溢れる街に

僕らを強引に連れ出して


そう 世界の終わりを感じさせたままで


夢なら覚めないで

あの遠く彼方で瞬いたまま

君を感じていたいのさ ずっと


このまま目を閉じて

あの宇宙の片隅で泣いている

赤子を抱き寄せてみせて


心の向くままに

この地球(ほし)に抱かれていたいのさ

だから離れないで 生き続ける力を君にも


揺れる惑星を巡りいく

悲しみに満ちた彼らのカルマ

ジキルとハイドのその裏に

もう一つの暗い顔を隠したまま


仮面を被った世界を覆う

暗雲は僕らを眠らせずに

無慈悲に支配されたあの街に

僕らを目隠しで連れ出して


そう 世界の終わりを感じさせたままで


夢なら覚めないで

君を抱きしめたこの手触りを

忘れないでいたいだけさ ずっと


このまま目を閉じて

揺り椅子で揺られる心地よさを

赤子と感じていたいだけさ


心の向くままに

この地球(ほし)と周り続けていたいのさ

だから離れないで 生き続ける力を僕にも


そう ヴェールに覆われた世界は今にも


夢なら覚めないで

あの遠い未来で瞬いたまま

君を見つめていたいのさ  ずっと


このまま目を閉じて

あの宇宙の片隅で産まれた

赤子を抱き寄せてみせて


心の向くままに

この地球(ほし)に抱かれていたいのさ

だから見つめていて 永遠に巡る力を僕にも


そう 今にも全てが破裂して 尽きそうなのさ



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ