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いつもが普通すぎて
「おはよう!」
「おはよう!」
今日も周りのクラスメイト達が挨拶を交わしている
私は静かに席について携帯をいじる。
これがいつもの光景
誰かと言葉を交わすわけでもなくただただ時間が過ぎて行く。
学校に来て、勉強をして、帰って寝る。
これが私のいつも。
居場所を感じるわけでもなく、ただただ過ぎて行くだけ
わたしの居場所なんてどこにもないんだ。
そう感じることが多くなった。
笑うことさえ苦しい、泣くことさえ辛い
何をするにも苦しい。
今ではそんな感情も慣れた。