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小さな少女と女性な少年  プロローグ



初投稿ですので、あまり上手くないですが、よろしくです。

ストーリーは、キャラ視点で進みます。

誰の視点かは、タイトルでわかるかと思います。

――天崎さんって、ちっちゃいよねぇ。


そんな言葉を、小学生の頃からずっと言われ続けてきた。



他の子達よりも身体の成長が遅かった私は、いつも同級生達を見上げていた。




そんな、只でさえ小さな私は、小学六年生の秋頃、学校の階段を転げ落ちるという事故に遭って、134cmで身長が止まった。



…134cm。大体、9〜10歳の女の子の平均身長くらい。



高校の制服を着てても、小学生と間違われてしまう。




好きな人も、いつまでも私の事を妹扱い。






――天崎さんって、ちっちゃいよなあ。


…そんなこと言われても、全然嬉しくない。


低い身長を気にしている私にとって、この言葉は棘になるばかりだし。


…でも、多分。私はこの言葉を、一生言われ続けていくんだと思う――。







* * * * * * * * * * * *





――白金って、見た目は完璧に女だよな。


普通、こんなこと言われて腹の立たない男はいないと思う。





白金の家系の男子は大体女顔らしいが、中でも俺はずば抜けて女顔だ。



女だ、と間違われるのが嫌で、男っぽい髪型にしても仕上がりは『ボーイッシュな美少女』。


…男であることを全否定。逆効果だった。




高一の時には、男なのに、学園内での美女コンで二位だった。(一位は近所に住む二学年上の夏美さんだった。)



――白金くんって、女っぽくて羨ましい。



…俺的には悲しいよ。




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